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閑話・お米のアイスクリーム-4-
しおりを挟むコンロの上に置いている鍋に牛乳を注ぐ。これは低温殺菌する為だ。
沸騰しないように様子を見ながら三十分後
粗熱を取った牛乳を容器に移したら冷蔵ボックスに入れる。
その間にレオルナードは料理人達が見守る中、お米のアイスクリーム作りに必要な食材と調理道具の用意をして分量を量っていた。
生米、冷蔵ボックスから取り出した低温殺菌済みの牛乳、砂糖を入れたら生米の芯がなくなるまで米で鍋を焦がさないように様子を見ながら木ヘラで混ぜながら煮込んでいく。
「白鳥処女の御子様って随分と手際がいいですね」
「俺は父のような料理人になりたいんだ」
「白鳥処女の御子様なのに?」
白鳥処女の子供は建国して王になるというのが鉄板だ。
「俺は神話や童話に出てくる息子のように王になろうという気等これっぽっちもないし。それに・・・俺が王になるという事は謀反を起こせと言っているようなものじゃないか」
そりゃそうだと料理人の一人がツッコミを入れる。
いやいやいや!
「どこかの国の王女の婿になるという手もありますよ?」
「俺は天女の血を引いているけど、王女や貴族令嬢と結婚できるような立場でない事はちゃんと弁えているよ」
それよりも何で皆は・・・というか人間以外の種族は俺の事を白鳥処女の御子様って呼ぶのかな~?
自分には【レオルナード】という名前があるのに呼んでくれないという事実にツッコミを入れるレオルナードに、料理人達は異世界とはいえ天界に住む者の血を引く人の名前を口にするのは畏れ多いと言葉を返す。
「そういうものなのかな~?」
「そういうものです!」
納得していないのは確かだが、コンロの火を止めたレオルナードは、生クリームとバニラビーンズを入れると様子を見ながら木ヘラで静かに混ぜていく。
「後はこれを冷凍ボックスで冷やすだけだ」
鍋に入っていた液体状のアイスクリームをバットに流し入れて粗熱が取れるまで待った後、それを冷凍ボックスに入れて凍らせる。
ある程度固まったら再びバットを取り出してフォークで混ぜるを何度か繰り返したら、お米のアイスクリームの出来上がりだ。
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