カフェ・ユグドラシル

白雪の雫

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閑話6・夏のバイト-2-

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 澄んだ空気

 自然豊かな避暑地

 源泉かけ流しの温泉

 新鮮な野菜に搾りたての牛乳

 その土地でしか味わえない料理





 旅館のバイトは朝が早いが、休憩時間になれば観光地まで観光に行ったり出来るので大変だけど楽しいと感じるのは確かだ。

 「紗雪、涼香。次はどこに行く?」

 ガイドブックを開いている真由美が二人に尋ねる。

 「・・・・・・あたし、牧場でしか食べられないソフトクリームを食べに行きたい!」

 「紗雪もそれでいい?」

 「ええ。興味があるもの」

 「今からソフトクリームを食べに牧場まで行きましょう~♡」

 三人は牧場に向かって歩き出す。










◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆










 「何て言えばいいのかな~?牛乳の甘さとコクを感じるのにさっぱりしているから幾らでも入る!」

 「山羊乳で作ったソフトクリームってどんな味がするのか興味を持ったから頼んでみたけど、牛乳とは違った風味なのね」

 「これはこれで食べ易くて美味しい」
紗雪達は牧場でしか食べる事が出来ないソフトクリームを無言で堪能する。

 「紗雪と真由美ってどんな男性がタイプなの?結婚するとしたらどういう男性がいい?就職するならどんな会社がいい?」

 付き合っている彼氏が居ないからなのか、やはり将来設計に興味があるからなのか、涼香がソフトクリームを食べながら二人に尋ねる。

 「完全週休二日で残業なし、サロンのようにお洒落でホワイトな会社で働きたいわね。スパダリ前提で年収五千万以上。家賃から生活費全般は当然相手負担。それとは別にあたしのお小遣いは最低でも月三十万。家事全般と子育ては家事代行サービスとシッターさんに頼む事が前提であたしを専業主婦にしてくれる人!!!」

 「それ、どこの〇区女子(笑)。年収五千万って言うけど、経営者かサラリーマンで生活レベルが違ってくると思う。それに年収の半分くらいは税金として取られるのではなかったかしら?」

 「真由美が言っていた条件の当て嵌まる男の方が寧ろ相手を選ぶ立場になるって(笑)。紗雪はどんな会社に就職して、どんな男性を捕まえたいの?」

 「深く考えた事はないけど・・・私の事を受け入れてくれる包容力があって、夫婦共働きが前提だから家事と育児に協力的な男性がいいわね。就職するならゲーム会社かな?」

 「紗雪って男に対して夢見がちなのね(笑)」

 「それは真由美でしょ。そういう涼香はどんな会社に就職して、どんな男性を捕まえたい?」

 「あたし食べ歩きするのが好きだから、休日には一緒に食べに行ったりしてくれる人がいいかな~。勿論、年収は

 数千万であたしを専業主婦にしてくれるのが前提のイケメンだよ」

 「二人共、専業主婦に夢を見すぎ」

 そんな会話をしている内に時間が過ぎていく。

 「ねぇ、もうすぐで午後からのバイトの時間じゃない?」

 「嘘っ!?・・・一時間もしない内にバイトの時間になっちゃうわ!紗雪、涼香、早く帰るわよ!」

 午後からのバイトに間に合うように三人は旅館へと戻るのだった。
















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