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閑話7.給食-4-
しおりを挟む「スープは味噌汁にしようと思うのだが、問題は具材を何にするか・・・」
野菜を使う事は決まっているが、何の野菜がいいだろうか?
「私はカボチャかジャガイモの味噌汁がいいと思うわ」
「それは紗雪の好きな味噌汁の具材だよな?今回はグスタフ兄上とアルベリッヒ義兄上の依頼だから・・・」
カボチャとジャガイモを使った味噌汁は後日に自分が作るとレイモンドが苦笑を浮かべながら、改めて何の具材にするのかと聞き直す。
「夏の野菜と言えば茄子?とうもろこし?ズッキーニ?レタス?或いは豆腐と組み合わせる?」
とうもろこしとズッキーニって味噌汁の具材になるのかしら?
「トマトと豆腐を具材にしようと思っている。それに・・・定番だけではなく、バターを入れた味噌汁と牛乳を入れた味噌汁を用意するつもりだ」
「具材がトマト!?バターと牛乳を入れた味噌汁!?」
トマトが具材の、バターと牛乳を入れた味噌汁を食べた事がない紗雪は思わず驚きを隠せない声を上げる。
「トマトと味噌汁って合うの?バターは・・・味噌バターラーメンがあるから味噌汁にバターを入れるのは分かるけど、味噌と牛乳って合うの?」
「俺自身、食べた事はないが味噌と牛乳の相性がいいのは確かだろうな」
「え?」
「それを教えてくれたのは紗雪だ」
「私が教えた?」
レイモンドにその事を教えた記憶がない紗雪は首を傾げる。
「物は試しだ。夕食はバターを入れたトマトの味噌汁、明日の朝食は緑茶で炊いた茶飯と牛乳を入れたトマトの味噌汁を食べて欲しい」
「わ、分かったわ」
(トマト・・・牛乳・・・どんな感じになるのかしら?)
紗雪にとって未知の領域だが作り手がレイモンドなので不安はない。
「レオルくん。今日の夕食はレイモンド・・・パパの新作の料理よ」
「ぱぁぱ!?ぱぁぱのごはん、おいしいの~」
楽しみねと声を掛ける紗雪に応えるかのように、レオルナードがレイモンドに向けて嬉しそうな声を上げながら抱き着く。
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