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第一魔法;私は今、あの高校の前に立っている
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私は今、あの高校の前に立っている。といっても、偏差値は平均で運動レベルも普通。(そもそも私は運動学校には行かない)でも、”魔力”は平均をぶっちぎって高い。え?魔力なんて科目があるのかだって?。君は人間界の常識を学びすぎだよ。少し頭を休めてみて。すると、思い出すはずだよ。ここは”魔法界”だってことをね。思い出したかな?そんな君にもう一度言っておこう。私は今、”クリナミロン高校”の前に立っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
クリナミロン高校の体育館に私たち新一年生は入場する。人間界の常識がまだ抜けきっていない君には分かりにくいと思うけど、私は魔工学部だ。…ほら、もう君の頭にクエスチョンマークがついてる。説明しよう!高校といっているが、人間界の大学と魔法界の高校はほとんど変わらない。だから、授業は受けたいのを受けれるし、学部ごとに受験の仕方が分かれる。でも、”魔力”テストは全ての学部において受験しないといけない。わかったかな?まぁ、魔法界を思い出したらすべて理解できると思うわ。
「校長のクリス・モンティールから、お祝いのお言葉です」
おっと、あなたに説明してたら大事な入学式が楽しめなくなるわ。ってことで、分からないことがあっても、後で聞いてね。
「みなさん、いえ、第62期生の新入生たち、まずは本校への合格おめでとうございます。」
顔は笑ってるんだけど、目が笑ってない校長。少し寒気がする。
「我々はみなさんが入学するこの日をとても待ちわびてました。」
入学式の言葉って、ありきたりのものが多いけど、どこかでマニュアルでも売ってるのかな?そう考えてると、特別感あるムードが崩壊するので、すぐに頭の思考パネルを「集中」の一文字に戻した。
「さて、本校に入ったからといって、勝手に魔力がつくわけではありません。努力や才能、ときには失敗した経験からついていくものです。」
おぉ~、いいこと言うじゃないですか!でも、ふとこの言葉はマニュアルに載っているのではと考えてしまう。ダメだダメだ!頭をブンブン揺らす。ダメだダメ…ゴツン!…oh no…、と頭の中で響く。隣の誰かにぶつかった。
「だ…大丈夫ですか?」
うずくまっている子に声をかける。(大丈夫だったらうずくまってないよね…)
「う…大丈ッ…夫」
そう言って起き上がった。その瞬間私の眼はぶつかった子の瞳に留まる。綺麗なブルーの色…いや、少し緑がかっている。こんな色があったんだ。今度、魔法陣を描くためのインクにこの色を使おうかな?
「あのー…」
あ、…青い瞳に眼が奪われたせいで、ぶつかった子に今気づく。(しまった~…)
「ごめんね。アハハ…のハ…」
漫画のキャラみたいに頭をかく。頭に、布製の何かが触れた。その瞬間、また
「しまった~」が頭に響く。”帽子”がとれる!いや、訂正する。”帽子”がとれた!。帽子に隠していた髪が滝のように流れ出る。その時、ぶつかった子の綺麗な瞳が私の髪に留まる。まぁ、そうですよね~。だって、私の髪は”黒色”だもん。人間界では黒髪でもあまり目立たないだろう。しかし、魔法界では目立つ。ものすごくね。そうだな…大量の白いオセロのうち、一つが裏返って黒になった…ぐらい目立つよ。黒髪の子は今はあまりいないし、魔法界では昔悪い印象がもたれていたからね。
「アハハ…まぁまぁ」
そういいながら帽子に髪をもどす。綺麗な瞳の子も夢からいきなり覚めたような表情をしてからフツーの顔に戻った。そして記念すべき第二声を発する。
「ずっと上の空だったけど…あなたこそ大丈夫なの?」
まさかのぶつかってしまった子に心配されるとは…トホホ。また頭をかこうとした手に急いでブレーキをかける。と、同時にぶつかってしまった子を改めて見る。金髪で、金色の筒状の…髪留めかな?みたいなのを耳の前の髪につけている、女の子だ。いや、一言絶対足したほうがいい。めっちゃ可愛い女の子だ。綺麗なブルーの瞳に金髪。可愛さ以外にも嫉妬したいところがある。強い魔力を感じる。可愛くて魔学も優秀って、どこの小説の主人公よ!
「大丈夫、大丈夫…ホントごめんね。」
気のせいか脳内で言ったセリフに息切れした。
「別にいいよ。修復魔法を応用したら痛みもひいたしね。」
この言葉に心の中で拍手喝采をする。
「へぇー。さっきからすごい魔力を感じてたけど、魔検は何級なの?」
「えぇーっと…確か…五級じゃないかな?」
あれ?予想とまったくちがうじゃないの。一級とか、えげつないのを想像してたのに。
「五級までしかないの?」
聞いたあとで、すごく失礼なことを聞いてしまったと後悔する。(しまった!~)
「というか…途中から飽きちゃったの」
これが昔の漫画だったら、背景に「てへぺろ」って書かれてるんだろうな。それぐらい、彼女は魔検を重視していない。魔検は受験にも大きく関わってくるのに。この時、私は直感的に感じた。こやつ、秀才ではなくて天才肌タイプか、と。
「あなたの名前はチャミス、だったかしら?」
なッ!私が読者に名乗る前に名前を言われた?!
「驚いた?私、記憶だけを武器にして魔力を磨いてきたの」
な~るほど!分かったわ!だからあんなに魔力が強かったのね。教科書に載ってる呪文、魔法陣の種類を短期間で覚えられるのなら、他の人よりも練習する時間がとれる。経験を積み上げた彼女は魔力が強くなったのね。じゃあ、やっぱり彼女は秀才なのか?まぁ、どっちでもいいか。(想像におまかせする!)
「ほぇ~!。すごいね。ところで、あなたの名前は?」
「私の名前はリズミール。魔生物学部よ。よろしくね、チャミス。」
ぶつかった子から、リズミールに名前を変更する。名前まで綺麗な子だな~。
「私は魔工学部よ。よろしく、リズミール!。」
こんな会話をしてたら、校長の話どころか入学式はもう終わっていた。先生たちはクラス写真のための準備をしている。早速立ち上がって私の学部、魔工学部のところへ行く。最近設置された、魔法と工学の両方が学べる学部だ!多分君はここでツッコむだろう。”魔法と工学は別物ダろ!”っと。フフフッ。それがね、工学と魔法を混合させたらより良いものが出来ると予想されているんだよ。(詳しくは知らん!すまない。)
「ハイ、チーズ!」
映写保存型魔法のポンッ、という音が響く。
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クリナミロン高校の体育館に私たち新一年生は入場する。人間界の常識がまだ抜けきっていない君には分かりにくいと思うけど、私は魔工学部だ。…ほら、もう君の頭にクエスチョンマークがついてる。説明しよう!高校といっているが、人間界の大学と魔法界の高校はほとんど変わらない。だから、授業は受けたいのを受けれるし、学部ごとに受験の仕方が分かれる。でも、”魔力”テストは全ての学部において受験しないといけない。わかったかな?まぁ、魔法界を思い出したらすべて理解できると思うわ。
「校長のクリス・モンティールから、お祝いのお言葉です」
おっと、あなたに説明してたら大事な入学式が楽しめなくなるわ。ってことで、分からないことがあっても、後で聞いてね。
「みなさん、いえ、第62期生の新入生たち、まずは本校への合格おめでとうございます。」
顔は笑ってるんだけど、目が笑ってない校長。少し寒気がする。
「我々はみなさんが入学するこの日をとても待ちわびてました。」
入学式の言葉って、ありきたりのものが多いけど、どこかでマニュアルでも売ってるのかな?そう考えてると、特別感あるムードが崩壊するので、すぐに頭の思考パネルを「集中」の一文字に戻した。
「さて、本校に入ったからといって、勝手に魔力がつくわけではありません。努力や才能、ときには失敗した経験からついていくものです。」
おぉ~、いいこと言うじゃないですか!でも、ふとこの言葉はマニュアルに載っているのではと考えてしまう。ダメだダメだ!頭をブンブン揺らす。ダメだダメ…ゴツン!…oh no…、と頭の中で響く。隣の誰かにぶつかった。
「だ…大丈夫ですか?」
うずくまっている子に声をかける。(大丈夫だったらうずくまってないよね…)
「う…大丈ッ…夫」
そう言って起き上がった。その瞬間私の眼はぶつかった子の瞳に留まる。綺麗なブルーの色…いや、少し緑がかっている。こんな色があったんだ。今度、魔法陣を描くためのインクにこの色を使おうかな?
「あのー…」
あ、…青い瞳に眼が奪われたせいで、ぶつかった子に今気づく。(しまった~…)
「ごめんね。アハハ…のハ…」
漫画のキャラみたいに頭をかく。頭に、布製の何かが触れた。その瞬間、また
「しまった~」が頭に響く。”帽子”がとれる!いや、訂正する。”帽子”がとれた!。帽子に隠していた髪が滝のように流れ出る。その時、ぶつかった子の綺麗な瞳が私の髪に留まる。まぁ、そうですよね~。だって、私の髪は”黒色”だもん。人間界では黒髪でもあまり目立たないだろう。しかし、魔法界では目立つ。ものすごくね。そうだな…大量の白いオセロのうち、一つが裏返って黒になった…ぐらい目立つよ。黒髪の子は今はあまりいないし、魔法界では昔悪い印象がもたれていたからね。
「アハハ…まぁまぁ」
そういいながら帽子に髪をもどす。綺麗な瞳の子も夢からいきなり覚めたような表情をしてからフツーの顔に戻った。そして記念すべき第二声を発する。
「ずっと上の空だったけど…あなたこそ大丈夫なの?」
まさかのぶつかってしまった子に心配されるとは…トホホ。また頭をかこうとした手に急いでブレーキをかける。と、同時にぶつかってしまった子を改めて見る。金髪で、金色の筒状の…髪留めかな?みたいなのを耳の前の髪につけている、女の子だ。いや、一言絶対足したほうがいい。めっちゃ可愛い女の子だ。綺麗なブルーの瞳に金髪。可愛さ以外にも嫉妬したいところがある。強い魔力を感じる。可愛くて魔学も優秀って、どこの小説の主人公よ!
「大丈夫、大丈夫…ホントごめんね。」
気のせいか脳内で言ったセリフに息切れした。
「別にいいよ。修復魔法を応用したら痛みもひいたしね。」
この言葉に心の中で拍手喝采をする。
「へぇー。さっきからすごい魔力を感じてたけど、魔検は何級なの?」
「えぇーっと…確か…五級じゃないかな?」
あれ?予想とまったくちがうじゃないの。一級とか、えげつないのを想像してたのに。
「五級までしかないの?」
聞いたあとで、すごく失礼なことを聞いてしまったと後悔する。(しまった!~)
「というか…途中から飽きちゃったの」
これが昔の漫画だったら、背景に「てへぺろ」って書かれてるんだろうな。それぐらい、彼女は魔検を重視していない。魔検は受験にも大きく関わってくるのに。この時、私は直感的に感じた。こやつ、秀才ではなくて天才肌タイプか、と。
「あなたの名前はチャミス、だったかしら?」
なッ!私が読者に名乗る前に名前を言われた?!
「驚いた?私、記憶だけを武器にして魔力を磨いてきたの」
な~るほど!分かったわ!だからあんなに魔力が強かったのね。教科書に載ってる呪文、魔法陣の種類を短期間で覚えられるのなら、他の人よりも練習する時間がとれる。経験を積み上げた彼女は魔力が強くなったのね。じゃあ、やっぱり彼女は秀才なのか?まぁ、どっちでもいいか。(想像におまかせする!)
「ほぇ~!。すごいね。ところで、あなたの名前は?」
「私の名前はリズミール。魔生物学部よ。よろしくね、チャミス。」
ぶつかった子から、リズミールに名前を変更する。名前まで綺麗な子だな~。
「私は魔工学部よ。よろしく、リズミール!。」
こんな会話をしてたら、校長の話どころか入学式はもう終わっていた。先生たちはクラス写真のための準備をしている。早速立ち上がって私の学部、魔工学部のところへ行く。最近設置された、魔法と工学の両方が学べる学部だ!多分君はここでツッコむだろう。”魔法と工学は別物ダろ!”っと。フフフッ。それがね、工学と魔法を混合させたらより良いものが出来ると予想されているんだよ。(詳しくは知らん!すまない。)
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