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本編
657話
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ひとしきりルカさんやルイくんと話をして、今夜はルカさんは此処に泊まり明日の早朝に此処を出発するらしい。
レオン陛下とまだ会談があり、今日取りやめた分を後倒しにする約束で来たとの事だった。
その言葉に、ルイくんは申し訳なさそうに項垂れるが、俺は笑いかける。
「それだけルイくんを愛しているし心配もしているんだよ。俺もルス、ライ、リエラがいなくなったら心配するし必死に探すから。ルカさんもルイくんが大切なんだよ」
俺の言葉にルイくんはルカさんにギュッと抱きついた。
「リクトさん、この国の聖樹を見させていただいてもよろしいでしょうか……レオン陛下に根付いたばかりの聖樹が此処にあると聞いたので」
ルカさんがルイくんの頭をそっと撫でながらお願いしますと頭を下げる。
「シャーラですね、大丈夫ですよ。まだ若すぎて一般公開はしていませんが、一組の実が成っているので触れたりしないとお約束いただければ」
俺はそれだけお願いをすると、ルカさんは頷いた。
「行ってみますか?」
「はい」
ルカさんが立ち上がり、俺とリル、レヴィも立ち上がった。
ルイくんはどうしようとルカさんを見上げた。
「ルイ、来るなら来なさい。それとも……ルスくんとライくんの所に行くか?」
「とうさまといる」
キュッとルカさんの服の裾を握るルイくんの手にルカさんは手を重ねて離させると、そっとその手を握った。
「こちらです」
俺が先に立つと皆が後をついてくる。
応接室を出て玄関から外へ。
静かに俺たちの後をラディットさんがついてきた。
「ラディットさん、ルイくんは少しの間うちでお預かりするので、今使っている部屋をお願いできますか?ルカさんは今夜泊まって明日王都に向かうそうです」
「かしこまりました、セイはどうされますか?」
ここで初めて知らない名前が出てきた。
「セイ……?」
「あぁ、ルカ様と一緒に来ました獣人でございます」
「……悪かった、リクト殿。紹介していなかったようだなセイは、うちの従者だ」
ルカさんが慌てて俺に説明する。
俺は、ルカさんと一緒に知らない男性が湖から上がってきたのを思い出していた。
「セイをルイを迎えに来るまで此処に置いてくれないだろうか。従者のため何をさせてもいい」
そう言うルカさんに俺は頭を横に振った。
「いえ、ルイくんは俺たち家族がしっかりとお預かりしますので心配かもしれませんが、俺たちを信用していただけないでしょうか。ルカさんはシャチの獣人かと思いますが大切なお身体ですから、おひとりで王都までは危険ですので」
俺はそう言い、伴侶たちを見上げた。
レオン陛下とまだ会談があり、今日取りやめた分を後倒しにする約束で来たとの事だった。
その言葉に、ルイくんは申し訳なさそうに項垂れるが、俺は笑いかける。
「それだけルイくんを愛しているし心配もしているんだよ。俺もルス、ライ、リエラがいなくなったら心配するし必死に探すから。ルカさんもルイくんが大切なんだよ」
俺の言葉にルイくんはルカさんにギュッと抱きついた。
「リクトさん、この国の聖樹を見させていただいてもよろしいでしょうか……レオン陛下に根付いたばかりの聖樹が此処にあると聞いたので」
ルカさんがルイくんの頭をそっと撫でながらお願いしますと頭を下げる。
「シャーラですね、大丈夫ですよ。まだ若すぎて一般公開はしていませんが、一組の実が成っているので触れたりしないとお約束いただければ」
俺はそれだけお願いをすると、ルカさんは頷いた。
「行ってみますか?」
「はい」
ルカさんが立ち上がり、俺とリル、レヴィも立ち上がった。
ルイくんはどうしようとルカさんを見上げた。
「ルイ、来るなら来なさい。それとも……ルスくんとライくんの所に行くか?」
「とうさまといる」
キュッとルカさんの服の裾を握るルイくんの手にルカさんは手を重ねて離させると、そっとその手を握った。
「こちらです」
俺が先に立つと皆が後をついてくる。
応接室を出て玄関から外へ。
静かに俺たちの後をラディットさんがついてきた。
「ラディットさん、ルイくんは少しの間うちでお預かりするので、今使っている部屋をお願いできますか?ルカさんは今夜泊まって明日王都に向かうそうです」
「かしこまりました、セイはどうされますか?」
ここで初めて知らない名前が出てきた。
「セイ……?」
「あぁ、ルカ様と一緒に来ました獣人でございます」
「……悪かった、リクト殿。紹介していなかったようだなセイは、うちの従者だ」
ルカさんが慌てて俺に説明する。
俺は、ルカさんと一緒に知らない男性が湖から上がってきたのを思い出していた。
「セイをルイを迎えに来るまで此処に置いてくれないだろうか。従者のため何をさせてもいい」
そう言うルカさんに俺は頭を横に振った。
「いえ、ルイくんは俺たち家族がしっかりとお預かりしますので心配かもしれませんが、俺たちを信用していただけないでしょうか。ルカさんはシャチの獣人かと思いますが大切なお身体ですから、おひとりで王都までは危険ですので」
俺はそう言い、伴侶たちを見上げた。
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