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本編
668話
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『ふぁ……』
俺はルスに抱っこをされながらも眠くて仕方無い。
「ルス、ママはおねむみたいだからな……それと、ピクニック予定だったが……」
『んー……俺は大丈夫だよ、子供たちを見ているしかやることは出来ないかもしれないけれど、それでいいなら』
脇の下に手を入れられてだらんと抱っこされているのを、レヴィが抱き上げてくれた。
「ルス、その抱き方はリクトに負担がかかる」
「はぁい」
レヴィに抱き上げられると視線の高さが変わるが、不思議と怖いと言うことはない。
高い場所が怖くないのは猫になったからだろうか。
無意識のうちに、すりすりと頭をレヴィの身体に擦り付けると、レヴィの手が頭を撫でてくれた。
「リクト……」
『ん?』
「そんなにマーキングしなくても大丈夫なんだが」
『えっ、あっ!』
無意識のうちの行動に、俺はぽかんと口を開けた。
「俺にはマーキングしてくれねぇのか?」
リルにそう言われて、差し出された手を俺は慌ててペロリと舐めた。
自分ではわからないが恐らくザラリとした感触だろう。
「あぁ、なんだろうなぁ。 めっちゃ幸せだなー」
リルにそう言われながら撫でてもらえるのがとても嬉しかった。
「とりあえず、リクトの食事とどこかで眠れるように……」
レヴィが俺を気遣ってそう言ってくれた。
「おぅ、でもこんなにちっちぇーのにどうすんだ」
『その辺のソファーにでも置いておいて』
俺の言葉に伴侶たちがオロオロしているが、俺はどうも眠くて眠くてレヴィの腕の中で目を閉じた。
だが、耳はしっかりと音を捉えていて、無意識に耳が動く気配がした。
「とりあえずおふくろたちに相談すっか」
「そうだな、それとラディットもな……シャーラにも話はつけておかなきゃならないかもな」
「あぁ、リクトの事だから大丈夫だと思うが、獣体になると欲望が強くなる……リクトは獣化なんかした事がねぇからやっぱりどうなるかはわからねぇよな」
ソファーにでも放置してと言ったのに、まだレヴィの腕の中にいる感触を感じていたが、ふと違う匂いを感じて目を開けた。
『お母さん……』
「リクトちゃんなの?あらあら。可愛いわねぇ。これを見るとリクトちゃん似かしらねぇ……リエラは」
優しい指先に喉が鳴った。
もっと撫でて欲しい。
無意識に手がグーパーを繰り返す。
「あらあら、可愛いわぁ。にゃんこなのねー……リクトちゃん、初めての獣化でしょ?お祝いしなきゃ。ねぇラディット」
「もちろんです、ミトさま」
『ラディットさんも……』
「はい、リクトさま。ネイが今食事を作っておりますので少しお待ちくださいね」
ラディットさんにも撫でられて、俺はご満悦なのだが……リルとレヴィは少しだけ複雑そうな顔をしていた。
俺はルスに抱っこをされながらも眠くて仕方無い。
「ルス、ママはおねむみたいだからな……それと、ピクニック予定だったが……」
『んー……俺は大丈夫だよ、子供たちを見ているしかやることは出来ないかもしれないけれど、それでいいなら』
脇の下に手を入れられてだらんと抱っこされているのを、レヴィが抱き上げてくれた。
「ルス、その抱き方はリクトに負担がかかる」
「はぁい」
レヴィに抱き上げられると視線の高さが変わるが、不思議と怖いと言うことはない。
高い場所が怖くないのは猫になったからだろうか。
無意識のうちに、すりすりと頭をレヴィの身体に擦り付けると、レヴィの手が頭を撫でてくれた。
「リクト……」
『ん?』
「そんなにマーキングしなくても大丈夫なんだが」
『えっ、あっ!』
無意識のうちの行動に、俺はぽかんと口を開けた。
「俺にはマーキングしてくれねぇのか?」
リルにそう言われて、差し出された手を俺は慌ててペロリと舐めた。
自分ではわからないが恐らくザラリとした感触だろう。
「あぁ、なんだろうなぁ。 めっちゃ幸せだなー」
リルにそう言われながら撫でてもらえるのがとても嬉しかった。
「とりあえず、リクトの食事とどこかで眠れるように……」
レヴィが俺を気遣ってそう言ってくれた。
「おぅ、でもこんなにちっちぇーのにどうすんだ」
『その辺のソファーにでも置いておいて』
俺の言葉に伴侶たちがオロオロしているが、俺はどうも眠くて眠くてレヴィの腕の中で目を閉じた。
だが、耳はしっかりと音を捉えていて、無意識に耳が動く気配がした。
「とりあえずおふくろたちに相談すっか」
「そうだな、それとラディットもな……シャーラにも話はつけておかなきゃならないかもな」
「あぁ、リクトの事だから大丈夫だと思うが、獣体になると欲望が強くなる……リクトは獣化なんかした事がねぇからやっぱりどうなるかはわからねぇよな」
ソファーにでも放置してと言ったのに、まだレヴィの腕の中にいる感触を感じていたが、ふと違う匂いを感じて目を開けた。
『お母さん……』
「リクトちゃんなの?あらあら。可愛いわねぇ。これを見るとリクトちゃん似かしらねぇ……リエラは」
優しい指先に喉が鳴った。
もっと撫でて欲しい。
無意識に手がグーパーを繰り返す。
「あらあら、可愛いわぁ。にゃんこなのねー……リクトちゃん、初めての獣化でしょ?お祝いしなきゃ。ねぇラディット」
「もちろんです、ミトさま」
『ラディットさんも……』
「はい、リクトさま。ネイが今食事を作っておりますので少しお待ちくださいね」
ラディットさんにも撫でられて、俺はご満悦なのだが……リルとレヴィは少しだけ複雑そうな顔をしていた。
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