【BL】転生したら獣人の世界で何故か肉食獣に愛されています。

梅花

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本編

23話

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あれからリルとレヴィに1足ずつ靴を買って貰った。
ちょっとだけ、ふたりの間に火花が見えそう。
流石に靴屋でどっちが買うか喧嘩になりそうになったのは焦った。
靴を両手に持って、ぶらぶらと店先を見ながら歩いていくと、リルが足を止めた。

「喉、渇かねぇ?」

そう言われると、渇いたかもと頷いた。
たぶん、お昼ご飯の時間に近いのかもしれない。
リルは、屋台のようなのを指差して、軽食がてら休憩をしようと提案してきた。
俺はちらりとレヴィを見上げると、優しい視線が降ってきて、レヴィはこくりと頷いた。

「決まりな?レヴィ席を取っておいてくれ、リクトは飲みたいものとか見たいだろ?来いよ」

リルに呼ばれると、俺はレヴィにお願いと頭を下げると、リルの方に行った。
小さな溜め息が聞こえたような気がして振り返ったが、レヴィは空いているテーブルを陣取りに行ってしまった。

「昼間から酒も美味いけど、リクトはジュースだろ?
果物のジュースとか、冷たい果実水、珍しいのだと、果実酢を割ったのとかもあるぜ?」

リルが説明してくれる。
きっとリルの方がレヴィより色々と教えてくれる。
レヴィはきっと俺が悩むのをゆっくり待ってくれるタイプだろう。
本当に正反対のふたりだなとおかしくなった。

俺は、リルと一緒に果実酢の水割りを頼む。
リルはレヴィと軽いお酒に、焼いた肉をパンに挟んだケバブみたいなものと、串焼き、じゃがいもを揚げたフライドポテトなどを大量に頼む。
あれ、お昼ご飯は食べないんだよね?
リルに聞いたらこれは軽食だから、しっかりした食事じゃないらしい。

なんだと…?

食べる内容は仕方ないとして、その量は軽食じゃない!
絶対におかしい。
断固抗議する!
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