【BL】転生したら獣人の世界で何故か肉食獣に愛されています。

梅花

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本編

26話

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「あー…熱い」

俺はパタパタと手で顔を扇いでいた。
試飲でたくさん口にした酒が効いてきたらしく、身体が熱い。
こんなにお酒が弱くはなかった筈なのに。
もしかして、これってかなりアルコール度数高いの?

「大丈夫か」

レヴィが心配してくれる。

「ん、大丈夫…けど、ちょっと休みたい…」
「ほら、水」
「ありがと、リル」

リルが差し出してきたグラスに口をつけた。
おいし。
くっくっと飲み干すと少しだけ身体が冷えた気がした。

「こんなに、弱くないんだけどなぁ…?」
「リクト、可愛いなぁ…」

リルの大きな手が頭を撫でている。

「そ?へへ、そんなこと言われたの久し振りだな」

隣に座っているレヴィにこてんと身体を預けた。
しっかりした骨格で、俺が凭れてもびくともしない。

「レヴィもリルもイケメンだよね。いいなぁ…」

もにょもにょとしか喋ることができなくなっている。
上手く口がまわらないし、頭もまわっていない。
普段なら口にしないようなことを口走っている。

「いけめん?」
「んー…かっこいい…みためも、中身も…ふたりとももてるだろうと思うのに…俺なんかに優しいしさ…甘えちゃうよ…駄目なのに」

レヴィの手が頬を撫でるのが気持ち良くてすりすりと頬を寄せながら、ついいらないことまで喋ってしまう。

「俺さ…かっこいい人、好きなんだよね…ふたりみたく筋肉質の人とかさ…羨ましくなるんだよね…それに肌触りいいし」

ついついレヴィを撫で回してしまうと、リルが俺もとばかりに近寄ってくるのを俺はぎゅうと抱き締めた。
ふたりとも大好き。
そう思いながらふわふわした気持ちで目を閉じる。
眠いような眠くないような不思議な感じ。
そんな俺を見ながらリルとレヴィがリクトには酒が飲ませられねぇなって言っている。
聞こえてますよ?おふたりさん…
飲ませてくれなきゃ飲ませてあげないもんねー…
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