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本編
40話
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リルの双剣を受け取って鞘ごと背中に担ぐと俺たちは帰路につく。
途中、リルがクレープに似た甘いスイーツを買ってくれた。
「美味しい」
食べることが好きだから嬉しいと、もぐもぐしているとすれ違う人達がリルを見て時折話しかけていく。
有名人?
「リクト、どうした?」
「ううん?何でもないよ」
ぺろりと平らげると、また歩き出す。
美味しかったからまた来たいなと思うと、あの店はレヴィが好きなんだと教えてくれた。
レヴィ甘いの好きなんだ?
今度クレープ作ってあげようかな。
「リルは甘いの好き?」
「あー…食わなくはないけど甘いよりは塩っ気がある方が好きだな」
「そっか、じゃあ…リルにはあまくないもの」
何か作ってくれるのか?と、何か期待しているようでお楽しみと濁した。
リル達の家に着くと、リルにありがとうと言ってから、レヴィに戻ったよと挨拶をしてから部屋に向かう。
バッグの中からスマホと簡易充電器を取り出した。
簡易充電器は、ソーラーバッテリーと手回しの充電器が付いている山岳用のもので、某震災を経験しているため常に持ち歩いているのだ。
くるくると窓辺に充電器を置きながら手動でも発電をしてからスマホに付けると、スマホはまだバッテリーが残っていた。
うん…通信はできないね。
入っていたアプリを見ると、流石に動画は無かったがメモは残っていてちょっと安心した。
「リル?あのさ…」
リビングに向かうと。
ふたりが何かを話していた。
リルが俺に気付くと顔を上げて立ち上がった。
「ごめんね…忙しいならいいんだ…鍛冶屋には行けるよってだけ…夕飯の支度しちゃうね?」
笑みを向けてから不自然にならないようにとキッチンに入る。
大丈夫かな。
でも、聞こえちゃったんだ…俺の存在がヤバいって。
迷惑…かけてるんだね。
ごめん。
途中、リルがクレープに似た甘いスイーツを買ってくれた。
「美味しい」
食べることが好きだから嬉しいと、もぐもぐしているとすれ違う人達がリルを見て時折話しかけていく。
有名人?
「リクト、どうした?」
「ううん?何でもないよ」
ぺろりと平らげると、また歩き出す。
美味しかったからまた来たいなと思うと、あの店はレヴィが好きなんだと教えてくれた。
レヴィ甘いの好きなんだ?
今度クレープ作ってあげようかな。
「リルは甘いの好き?」
「あー…食わなくはないけど甘いよりは塩っ気がある方が好きだな」
「そっか、じゃあ…リルにはあまくないもの」
何か作ってくれるのか?と、何か期待しているようでお楽しみと濁した。
リル達の家に着くと、リルにありがとうと言ってから、レヴィに戻ったよと挨拶をしてから部屋に向かう。
バッグの中からスマホと簡易充電器を取り出した。
簡易充電器は、ソーラーバッテリーと手回しの充電器が付いている山岳用のもので、某震災を経験しているため常に持ち歩いているのだ。
くるくると窓辺に充電器を置きながら手動でも発電をしてからスマホに付けると、スマホはまだバッテリーが残っていた。
うん…通信はできないね。
入っていたアプリを見ると、流石に動画は無かったがメモは残っていてちょっと安心した。
「リル?あのさ…」
リビングに向かうと。
ふたりが何かを話していた。
リルが俺に気付くと顔を上げて立ち上がった。
「ごめんね…忙しいならいいんだ…鍛冶屋には行けるよってだけ…夕飯の支度しちゃうね?」
笑みを向けてから不自然にならないようにとキッチンに入る。
大丈夫かな。
でも、聞こえちゃったんだ…俺の存在がヤバいって。
迷惑…かけてるんだね。
ごめん。
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