【BL】転生したら獣人の世界で何故か肉食獣に愛されています。

梅花

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本編

206話

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ミトさんが取り出した服をミラに着せていく。
獣化しても、身体が締まらず服が脱げるようなスナップに似たボタンが使われている。
「リクトちゃん、慣れてるわねぇ」
「そうですか?このボタンは慣れているので取り外しは出来ると思いますが、ミラはまた獣化したりするのでしょうか」
「自分の意思でできるようになるまではひょんなことで変化を繰り返すから、服だけはいつも持ち歩かないといけないわね」
女の子だからねと笑うミトさんに、気を付けなきゃと思う。
女の子が周囲にいなかったし、恋愛対象も男性だったから何処を気を付けたらいいかがわからないため、ミトさんに教わろうと思う。
女性の気持ちがわからない。
リルとレヴィとの子供はどちらでも愛せるけれど、女の子だったら難しいかもと少しだけ不安になるが、ミトさんもいるし教えてもらう事はいっぱいあるだろう。
そもそも。子育てすら初めてなのだから。
「ミラ、服が良く似合うね」
ピンク色のタオル地で作ったワンピースのような服は色白のミラには良く似合う。
尻尾を穴から通してやるとミラはキャッキャッと嬉しそうだ。
「お母さん、あの……もし、子供ができたとしたら、何を用意してあげたらいいですか?」
「まずは名前、そしてタグ。リクトちゃんとリルたちから貰ったでしょ?登録タグよ。直ぐにはつけられないけど、少ししてからミラにも、渡さなきゃ。それと服かしら……食事は軟らかいものなら大人と同じように食べられるし……ミラは大人しいけれど、夜泣きとかする子もいるから子供部屋もあった方がいいかしらね?」
ミラはミトさんたちと同じ部屋にベビーベッドを入れていたりする。
でも、獣化しているとベッド柵など簡単に飛び越えて走り回るからあまり意味が無いという。
「他には……その時に考えればいいわよ。相談にものるし……皆違うからその時によって必要なものは違うものよ。だってリルとレヴィじゃ同じものは使えなかったもの」
「ふふ、そうですね。リルはやんちゃだろうし、レヴィはマイペースだろうなぁ」
そんな姿も見てみたかったと思いながらミラを膝に乗せる。
「そうね、だからあまり悩んでは駄目よ?」
「はい!」
優しい母親が此処にいるから、少しずつ学んで行こうと思う。
「りぅ、けぇき」
もっと食べたいとミラがねだる。
「ミラ、お散歩してきたらにしようかね?」
「あら、そうしましょ。ミラ皆に可愛い姿を見て貰いましょう?」
ミトさんの言葉にミラもこくりと頷いた。
「ほら、息子たち出かける支度をしなさい、あんたら荷物持ちよ」
行くわよとミトさんの号令に、リルがげんなりしながら立ち上がった。
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