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本編
303話
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「先にお湯いただいたわよー」
ミトさんが髪を拭きながら上がってくる。
しっとりと濡れた風貌が艶かしい。
「お母さん、よかったらブラッシングしますよ?」
ルスとライはそれぞれリルとレヴィが相手をしてくれている。
「あら!リクトちゃんがやってくれると、翌日艶々なのよだからお願いしていいかしら?」
「もちろんです。喜んで」
俺は壁に掛かるブラシを取り、タオルを広げているうちにミトさんは獣化してくれている。
こう見るとやはりリルにそっくりなのだ。
『悪いわね』
いそいそと、ラグの上に伏せたミトさん。
「お母さん、嫌だったら言って戴きたいのですが少しマッサージしませんか?」
『マッサージ?いいわね、お願い』
了承を得た俺は、ブラッシングをする前に、そっとミトさんに寄り添いながら猫が喜ぶところに触れていく。
耳の回りから頬、顎の下、額や背中。
普段自分では触れない、舌の届かない場所。『』
尻尾の付け根は触れないように。
『ほぅ』
掌でゆっくりと撫でて行くと、気持ち良さそうな声がミトさんから漏れた。
『やだわ、凄く気持ちいいわぁ』
「良かったです何処が一番いいですか?触れたくない場所がありますか?」
『ないわよぉ……力が抜けちゃうわ』
ぺったりと伏せの体制になり、うとうとしているような甘い声になりゴロゴロと喉が鳴っている。
「力加減は痛くありませんか?」
『うん、気持ちいい』
暫く撫でていたが、片手にブラシを持ち両手を動かしていく。
ミトさんのブラシは軟らかい毛の大きめなブラシだ。
虎柄と言うと笑われるかもしれないが、ミトさんもリルも虎なのだ。
ルスは少し違うオレンジ色を主にした色、ミラはホワイトタイガーなのだが。
少し白い割合が違うかなぁなんてブラシを入れていると、ミトさんがごろんとお腹を上にしてきた。
お腹もブラッシングしていいのだろう。
パタリパタリと長く太い尻尾がラグの上で揺れている。
リラックスをしている証拠なのだが……。
可愛いと言ったら怒られてしまいそうで、俺は無言でブラッシングをしていく。
『リクトちゃん、もういいわよありがとう……後ろがつかえているからね』
ミトさんが前足をちょいちょいと振る方向を見ると、小さなミラが虎型で静かに鎮座していた。
『ミラが来たらダーリンも来るわねぇ。ダーリンはアタシがブラッシングしようかしら』
むくりと起き上がったミトさんが獣化を解くのを見ないようにしながら、ミラを抱き寄せる。
最初からお腹を出したミラ。
可愛いその姿は少し大きなにゃんこなのだ。
「ミラ可愛いねぇ」
こちょこちょとお腹を撫でてやると、服を着たミトさんがミラのブラシを取ってくれた。
「ありがとうございます」
「いいえ、ミラも美人さんにしてもらいなさい」
ミトさんの言葉にガウッとミラが吠えた。
ミトさんが髪を拭きながら上がってくる。
しっとりと濡れた風貌が艶かしい。
「お母さん、よかったらブラッシングしますよ?」
ルスとライはそれぞれリルとレヴィが相手をしてくれている。
「あら!リクトちゃんがやってくれると、翌日艶々なのよだからお願いしていいかしら?」
「もちろんです。喜んで」
俺は壁に掛かるブラシを取り、タオルを広げているうちにミトさんは獣化してくれている。
こう見るとやはりリルにそっくりなのだ。
『悪いわね』
いそいそと、ラグの上に伏せたミトさん。
「お母さん、嫌だったら言って戴きたいのですが少しマッサージしませんか?」
『マッサージ?いいわね、お願い』
了承を得た俺は、ブラッシングをする前に、そっとミトさんに寄り添いながら猫が喜ぶところに触れていく。
耳の回りから頬、顎の下、額や背中。
普段自分では触れない、舌の届かない場所。『』
尻尾の付け根は触れないように。
『ほぅ』
掌でゆっくりと撫でて行くと、気持ち良さそうな声がミトさんから漏れた。
『やだわ、凄く気持ちいいわぁ』
「良かったです何処が一番いいですか?触れたくない場所がありますか?」
『ないわよぉ……力が抜けちゃうわ』
ぺったりと伏せの体制になり、うとうとしているような甘い声になりゴロゴロと喉が鳴っている。
「力加減は痛くありませんか?」
『うん、気持ちいい』
暫く撫でていたが、片手にブラシを持ち両手を動かしていく。
ミトさんのブラシは軟らかい毛の大きめなブラシだ。
虎柄と言うと笑われるかもしれないが、ミトさんもリルも虎なのだ。
ルスは少し違うオレンジ色を主にした色、ミラはホワイトタイガーなのだが。
少し白い割合が違うかなぁなんてブラシを入れていると、ミトさんがごろんとお腹を上にしてきた。
お腹もブラッシングしていいのだろう。
パタリパタリと長く太い尻尾がラグの上で揺れている。
リラックスをしている証拠なのだが……。
可愛いと言ったら怒られてしまいそうで、俺は無言でブラッシングをしていく。
『リクトちゃん、もういいわよありがとう……後ろがつかえているからね』
ミトさんが前足をちょいちょいと振る方向を見ると、小さなミラが虎型で静かに鎮座していた。
『ミラが来たらダーリンも来るわねぇ。ダーリンはアタシがブラッシングしようかしら』
むくりと起き上がったミトさんが獣化を解くのを見ないようにしながら、ミラを抱き寄せる。
最初からお腹を出したミラ。
可愛いその姿は少し大きなにゃんこなのだ。
「ミラ可愛いねぇ」
こちょこちょとお腹を撫でてやると、服を着たミトさんがミラのブラシを取ってくれた。
「ありがとうございます」
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ミトさんの言葉にガウッとミラが吠えた。
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