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本編
304話
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「満足~」
リルとレヴィにも先にお風呂に入ってきてとお願いをして、湯から上がった順番でブラッシングとマッサージをしていくと、ラグの上に蕩けた獣人が死屍累々。
『やべぇ、マジやべぇ……』
リルがそれしか言わない。
ルーファスさんのブラッシングをしていたミトさんは、2人でラブラブの世界を作っているし、ミラはもっとーとぐいぐい俺の袖を引っ張ってくる。
『リクト~撫でて』
ミラの可愛いおねだり。
『力が入らない……』
レヴィも座った状態で呆けていた。
「ゆっくりしててね、俺もお風呂に入ってきちゃうから」
ミラの頭を撫でてやり、俺は立ち上がる。
もっとモフモフしていたいが、そうもいかない。
名残惜しそうにミラが見上げてくると、やはり撫でてやりたくなってしまうが、リルが行けよとミラを抑えてくれ俺は浴室に向かう。
さっと上がろうと手早く服を脱ぐと、洗濯もついでに始めてしまう。
全裸で洗濯機を回す姿はかなりシュールなのだが、誰も見ていないだろうから気にしないと、タオルも巻かずに浴室に入る。
扉を開くと浴室からはまだ、リルたちが浸かった後の爽やかな香りが残っている。
同じ石鹸を使っているが、リルもレヴィも違う匂いになるのだ。
「ふたりの匂い……」
そう呟いてしまうと、トクンと心臓が跳ねた。
「早く出なきゃ」
ザッと肩からお湯を掛けて身体を洗う。
少しぬるめのお湯が気持ちいい。
全身を洗い終わると、湯に浸かる。
3人で入っても余裕な風呂は1人では広すぎて寂しくなる。
身体が温まるのもそこそこに、俺はお湯から上がった。
好きなはずの入浴が、寂しいと感じるのは重症かもしれないなと苦笑していると、扉の向こうでキュウと鳴く声がした。
「えっ!」
扉を開けると、其処にはルス。
眠っていた筈の子虎が鎮座している。
「ルス、俺を探してた?」
問いかけると、わかっているのかいないのか、それでもこくりと頷いているような気がする。
「お風呂……まだ早いかな」
猫科の動物は水が苦手だしグルーミングをするから、無理に怖い思いをさせてお風呂嫌いになるのも困ると辺りを見回し、洗面台の中にぬるいお湯を少しだけ溜めた。
「これならどうだろう」
ルスを抱き上げ、そっと俺が最初に手をいれると、どうやら興味を持ったようでそろりと同じように前足を入れる。 おっかなびっくりな様子に笑いそうになるが、ルスは至って真面目なのだ。
攻防を繰り返して大丈夫と判断したのか、ルスはそろりと洗面台の上に立った。
「すごいねルス、お風呂だよ?」
俺はルスの頭を撫でてやる。
褒めるとルスは満足げに尻尾を揺らしていた。
リルとレヴィにも先にお風呂に入ってきてとお願いをして、湯から上がった順番でブラッシングとマッサージをしていくと、ラグの上に蕩けた獣人が死屍累々。
『やべぇ、マジやべぇ……』
リルがそれしか言わない。
ルーファスさんのブラッシングをしていたミトさんは、2人でラブラブの世界を作っているし、ミラはもっとーとぐいぐい俺の袖を引っ張ってくる。
『リクト~撫でて』
ミラの可愛いおねだり。
『力が入らない……』
レヴィも座った状態で呆けていた。
「ゆっくりしててね、俺もお風呂に入ってきちゃうから」
ミラの頭を撫でてやり、俺は立ち上がる。
もっとモフモフしていたいが、そうもいかない。
名残惜しそうにミラが見上げてくると、やはり撫でてやりたくなってしまうが、リルが行けよとミラを抑えてくれ俺は浴室に向かう。
さっと上がろうと手早く服を脱ぐと、洗濯もついでに始めてしまう。
全裸で洗濯機を回す姿はかなりシュールなのだが、誰も見ていないだろうから気にしないと、タオルも巻かずに浴室に入る。
扉を開くと浴室からはまだ、リルたちが浸かった後の爽やかな香りが残っている。
同じ石鹸を使っているが、リルもレヴィも違う匂いになるのだ。
「ふたりの匂い……」
そう呟いてしまうと、トクンと心臓が跳ねた。
「早く出なきゃ」
ザッと肩からお湯を掛けて身体を洗う。
少しぬるめのお湯が気持ちいい。
全身を洗い終わると、湯に浸かる。
3人で入っても余裕な風呂は1人では広すぎて寂しくなる。
身体が温まるのもそこそこに、俺はお湯から上がった。
好きなはずの入浴が、寂しいと感じるのは重症かもしれないなと苦笑していると、扉の向こうでキュウと鳴く声がした。
「えっ!」
扉を開けると、其処にはルス。
眠っていた筈の子虎が鎮座している。
「ルス、俺を探してた?」
問いかけると、わかっているのかいないのか、それでもこくりと頷いているような気がする。
「お風呂……まだ早いかな」
猫科の動物は水が苦手だしグルーミングをするから、無理に怖い思いをさせてお風呂嫌いになるのも困ると辺りを見回し、洗面台の中にぬるいお湯を少しだけ溜めた。
「これならどうだろう」
ルスを抱き上げ、そっと俺が最初に手をいれると、どうやら興味を持ったようでそろりと同じように前足を入れる。 おっかなびっくりな様子に笑いそうになるが、ルスは至って真面目なのだ。
攻防を繰り返して大丈夫と判断したのか、ルスはそろりと洗面台の上に立った。
「すごいねルス、お風呂だよ?」
俺はルスの頭を撫でてやる。
褒めるとルスは満足げに尻尾を揺らしていた。
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