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本編
500話
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「ありがとう、座って食べよう?」
船の揺れに立って食べるのは無理だと、ルスとライを座らせる。
「あっ!きっと航海士さん食べてない?」
船の操舵をしている獣人さんはもしかしたら食べられないかもしれないと腰を浮かした所でリルたちが戻ってきた。
「美味そうだな……あ、今は湾を出たから自動操舵に切り替えてあるらしいぜ?これから河口に向かうけどそれに近くなったらまた操舵を手動にするんだと。便利になったよなぁ」
リルが持ってきてくれたのは包丁で、俺はそれを受け取ると新しい皿の上でバゲットを切り分ける。
「そうなんだ。良かった……食事が無くなっちゃうかわからなかったけど、その分は確保しておいてあげなきゃと思っただけなんだ。
大丈夫そうなら、良かったよ」
俺は座り直すとインベントリーから唐揚げとお握りを取り出した。
「ルスもライも好きなの食べなさいね?でも零さないように気をつけて」
零したら後で甲板の清掃をすればいいかなと思いながら、ルスとライを優先に選ばせてやる。
「リクトちゃん、アタシもお握り食べたいわぁ?」
ミトさんがひょっこりと顔を出した。
「お母さん、どうぞ。海苔の巻き方が違うのが七味の入ったツナマヨなので」
「じゃあそれ!ダーリンの分も貰っていい?」
「どうぞ、唐揚げはいかがですか?たくさんありますし、一人一つくらいなら余裕で……」
「ありがと。唐揚げはアタシたちの分だけでいいわよ?愚息たちに睨まれるもの」
ミトさんはクスクス笑いながら自分たちの分だと、おにぎりと唐揚げを持って行った。
「帰りの時は卵焼きとかも焼きたいなぁ……」
「いいな、甘いのが食べたい」
「じゃあ、そうしようか」
そんな会話をしていると、ふとチリっとした視線を感じて振り向くとリオさんたち自警団組が食事をしている。
俺は立ち上がると皿に人数分のおにぎりと唐揚げを取り分けて運んだ。俺の分だと思えば大丈夫だろうと。
「リオさんたち、俺が作ったのですが食べてみませんか?」
皿を差し出すと、リオさんはそれを受け取る。
「悪いな」
「いえ、味見くらいになりますけど。シャーラをもし見守ってくれるならお昼も用意するので、王宮お抱えのシェフには到底及ばないですが、俺もたまに作るので」
「おぅ、前回のサンドイッチも美味かったしな」
「良かった。今回のバゲットとスープも俺とミラで作ったので口に合えば良いのですが。では」
そう言って俺はリルたちの所に戻ると、食事を続ける。
それから楽しく食事をしながら、俺は空を見上げた。
船の揺れに立って食べるのは無理だと、ルスとライを座らせる。
「あっ!きっと航海士さん食べてない?」
船の操舵をしている獣人さんはもしかしたら食べられないかもしれないと腰を浮かした所でリルたちが戻ってきた。
「美味そうだな……あ、今は湾を出たから自動操舵に切り替えてあるらしいぜ?これから河口に向かうけどそれに近くなったらまた操舵を手動にするんだと。便利になったよなぁ」
リルが持ってきてくれたのは包丁で、俺はそれを受け取ると新しい皿の上でバゲットを切り分ける。
「そうなんだ。良かった……食事が無くなっちゃうかわからなかったけど、その分は確保しておいてあげなきゃと思っただけなんだ。
大丈夫そうなら、良かったよ」
俺は座り直すとインベントリーから唐揚げとお握りを取り出した。
「ルスもライも好きなの食べなさいね?でも零さないように気をつけて」
零したら後で甲板の清掃をすればいいかなと思いながら、ルスとライを優先に選ばせてやる。
「リクトちゃん、アタシもお握り食べたいわぁ?」
ミトさんがひょっこりと顔を出した。
「お母さん、どうぞ。海苔の巻き方が違うのが七味の入ったツナマヨなので」
「じゃあそれ!ダーリンの分も貰っていい?」
「どうぞ、唐揚げはいかがですか?たくさんありますし、一人一つくらいなら余裕で……」
「ありがと。唐揚げはアタシたちの分だけでいいわよ?愚息たちに睨まれるもの」
ミトさんはクスクス笑いながら自分たちの分だと、おにぎりと唐揚げを持って行った。
「帰りの時は卵焼きとかも焼きたいなぁ……」
「いいな、甘いのが食べたい」
「じゃあ、そうしようか」
そんな会話をしていると、ふとチリっとした視線を感じて振り向くとリオさんたち自警団組が食事をしている。
俺は立ち上がると皿に人数分のおにぎりと唐揚げを取り分けて運んだ。俺の分だと思えば大丈夫だろうと。
「リオさんたち、俺が作ったのですが食べてみませんか?」
皿を差し出すと、リオさんはそれを受け取る。
「悪いな」
「いえ、味見くらいになりますけど。シャーラをもし見守ってくれるならお昼も用意するので、王宮お抱えのシェフには到底及ばないですが、俺もたまに作るので」
「おぅ、前回のサンドイッチも美味かったしな」
「良かった。今回のバゲットとスープも俺とミラで作ったので口に合えば良いのですが。では」
そう言って俺はリルたちの所に戻ると、食事を続ける。
それから楽しく食事をしながら、俺は空を見上げた。
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