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85話
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翌日、サハルは伯爵と出掛ける。
馬車に揺られてお買い物だ。
欲しいものは無かったが、折角だから伯爵とマーサに何か付与したものを贈ろうかと思った。
大切な人には長く健康であって欲しい……。
馬車が停まると、それは4階建ての大きな建物の前で色々な店が入っている。
「ほら、サハル行くぞ?」
先に降りた伯爵様が俺を振り替える。
慌ててその後を追って馬車を降りると、伯爵様はしっかりとした足取りで店に向かう。
俺はこんな店は初めてな為、少しだけ戸惑ってしまった。
「サハルや、手を」
繋いで入ろうかのと、笑いながら差し出された伯爵の手をそっと掴むと、本当に嬉しそうに笑っていた。
お祖父様と呼べることが光栄なくらい優しくも強い人で、足を悪くした時は本当に落ち込んでいたのが今は元気に動き回っているのだ。
「ありがとうございます……こんな場所に来たことがないので」
「そうか、気になるものがあれば買ってやるからな?」
「でも」
「ん?ワシは誰じゃ?」
「……お祖父様……」
「そうじゃ、可愛い孫には何でも買ってやりたいのよ」
はっはっと豪快に笑いながら店に入ると、店員達が頭を下げる。
ジュエリー、テーラー、様々な店舗。
目移りしてしまいながらも伯爵に手を引かれて歩いていく。
その店の一画に置いてあった原石に目が留まる。
俺が立ち止まってしまったことで、伯爵も足を止めた。
「なんじゃ、石が欲しいのか?ならば磨いてある綺麗なのを買ってやるぞ?」
「いえ、お祖父様……あれで充分なのです」
「どのくらい欲しい?」
「騎士団員に配るのにできたら全部……」
「そうか、ならそうしよう」
「えっ、お祖父様……大丈夫です、自分で……」
「よいよい、全部貰おうか」
店員が慌てて近寄ってくる。
お祖父様の暴挙を俺は止めることが出来なかった。
馬車に揺られてお買い物だ。
欲しいものは無かったが、折角だから伯爵とマーサに何か付与したものを贈ろうかと思った。
大切な人には長く健康であって欲しい……。
馬車が停まると、それは4階建ての大きな建物の前で色々な店が入っている。
「ほら、サハル行くぞ?」
先に降りた伯爵様が俺を振り替える。
慌ててその後を追って馬車を降りると、伯爵様はしっかりとした足取りで店に向かう。
俺はこんな店は初めてな為、少しだけ戸惑ってしまった。
「サハルや、手を」
繋いで入ろうかのと、笑いながら差し出された伯爵の手をそっと掴むと、本当に嬉しそうに笑っていた。
お祖父様と呼べることが光栄なくらい優しくも強い人で、足を悪くした時は本当に落ち込んでいたのが今は元気に動き回っているのだ。
「ありがとうございます……こんな場所に来たことがないので」
「そうか、気になるものがあれば買ってやるからな?」
「でも」
「ん?ワシは誰じゃ?」
「……お祖父様……」
「そうじゃ、可愛い孫には何でも買ってやりたいのよ」
はっはっと豪快に笑いながら店に入ると、店員達が頭を下げる。
ジュエリー、テーラー、様々な店舗。
目移りしてしまいながらも伯爵に手を引かれて歩いていく。
その店の一画に置いてあった原石に目が留まる。
俺が立ち止まってしまったことで、伯爵も足を止めた。
「なんじゃ、石が欲しいのか?ならば磨いてある綺麗なのを買ってやるぞ?」
「いえ、お祖父様……あれで充分なのです」
「どのくらい欲しい?」
「騎士団員に配るのにできたら全部……」
「そうか、ならそうしよう」
「えっ、お祖父様……大丈夫です、自分で……」
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店員が慌てて近寄ってくる。
お祖父様の暴挙を俺は止めることが出来なかった。
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