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82話
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「ふふ、これで大体の殿方は集まったかしら」
シルヴィアが椅子から立ち上がった。
ちらほらと花を持って集まってくる紳士たち。
「先ずは私達のカードの花の色ごとに集まりましょう?」
シルヴィアは手を挙げて淑女たちでカードを見せ合う。
そして、赤、ピンク、白など、色事にテーブルへと着き直した。
テーブルの椅子は六脚。
その数を越えないようにカードの花はしっかりと色分けがされていた。
美南のカードは赤。
「失礼します」
頭を下げて空いた椅子に座ると、隣に来たのはブルーベル。
「あ……」
つい知った顔に安堵した美南に、ブルーベルはひらひらと手を振った。
「シルヴィアが悪いな」
「いえ、こんなことをやるなんて知らなくて」
美南は困ったようにブルーベルを見る。
「普通の誕生日会ならこんなことはやらないが、シルヴィアの事だからな」
その一言で美南も納得してしまう。
「ブルーベル、ミナミ。このテーブルのカラーは?」
笑みを浮かべ近寄ってきたベルゴッド。
「赤です」
ブルーベルが立ち上がり、それにつられて美南も立ち上がる。
「座っていていいが……この花のカードを持つ女性はいるだろうか」
ベルゴッドが取り出したハンカチの中に包まれた花は、美南のカードに描かれていた花だった。
「え」
「おや、ミナミどうした?」
「あの……」
美南は伏せてあったカードをひっくり返すと、わっとその場が湧いた。
「じゃあ、ミナミを借りよう。行こうか……」
差し出された手。
ベルゴッドの手に手を重ね、その手はベルゴッドに肘を掴まされた。
「お先に」
そう爽やかに微笑んだベルゴッドは、ブルーベルと視線を合わせたのに気付いて美南はちらりとベルゴッドを見上げた。
ちらほらとペアが出来上がり庭を出て行く。
「温室はさっき行ったから、噴水の方まで行くか」
「はい」
家の敷地内に噴水がある事が、現代人の美南にとってはとても不思議なことだがこの世界では普通にある事で、美南が属する騎士団にも門をくぐった先に噴水がある。
水を汲み上げる技術があるのだと、少し驚いた。
「わ、綺麗ですね」
吹き上がる水に、美南はつい近寄ってしまう。
「濡れるぞミナミ」
後ろから抱きしめ引き寄せられた。
シルヴィアが椅子から立ち上がった。
ちらほらと花を持って集まってくる紳士たち。
「先ずは私達のカードの花の色ごとに集まりましょう?」
シルヴィアは手を挙げて淑女たちでカードを見せ合う。
そして、赤、ピンク、白など、色事にテーブルへと着き直した。
テーブルの椅子は六脚。
その数を越えないようにカードの花はしっかりと色分けがされていた。
美南のカードは赤。
「失礼します」
頭を下げて空いた椅子に座ると、隣に来たのはブルーベル。
「あ……」
つい知った顔に安堵した美南に、ブルーベルはひらひらと手を振った。
「シルヴィアが悪いな」
「いえ、こんなことをやるなんて知らなくて」
美南は困ったようにブルーベルを見る。
「普通の誕生日会ならこんなことはやらないが、シルヴィアの事だからな」
その一言で美南も納得してしまう。
「ブルーベル、ミナミ。このテーブルのカラーは?」
笑みを浮かべ近寄ってきたベルゴッド。
「赤です」
ブルーベルが立ち上がり、それにつられて美南も立ち上がる。
「座っていていいが……この花のカードを持つ女性はいるだろうか」
ベルゴッドが取り出したハンカチの中に包まれた花は、美南のカードに描かれていた花だった。
「え」
「おや、ミナミどうした?」
「あの……」
美南は伏せてあったカードをひっくり返すと、わっとその場が湧いた。
「じゃあ、ミナミを借りよう。行こうか……」
差し出された手。
ベルゴッドの手に手を重ね、その手はベルゴッドに肘を掴まされた。
「お先に」
そう爽やかに微笑んだベルゴッドは、ブルーベルと視線を合わせたのに気付いて美南はちらりとベルゴッドを見上げた。
ちらほらとペアが出来上がり庭を出て行く。
「温室はさっき行ったから、噴水の方まで行くか」
「はい」
家の敷地内に噴水がある事が、現代人の美南にとってはとても不思議なことだがこの世界では普通にある事で、美南が属する騎士団にも門をくぐった先に噴水がある。
水を汲み上げる技術があるのだと、少し驚いた。
「わ、綺麗ですね」
吹き上がる水に、美南はつい近寄ってしまう。
「濡れるぞミナミ」
後ろから抱きしめ引き寄せられた。
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