17 / 37
第17 ばってん
しおりを挟む
誰がひんじゃく君なのでしょうか。
男子全員に[オープンステータス]をかけるわけにはいきませんからね。
へたれ君と ももちゃんは口論中です。
きゅーと君は 動揺していて使い物になりません。
私は、ですよちゃんに尋ねることにしました。
「 ですよちゃん、ひんじゃく君は どこにいますか?」
「 でこちゃんは綺羅星と呼んでくださいですよ!
......ひんじゃく君は 私の隣の席ですよ」
「 ありがとうございます。 綺羅星ですよちゃん」
にっこり。
「 その呼び方は微妙ですよ!」
ですよちゃんが喚いてるけど、無視しましょう。緑色の髪の男子がいますね。
優しそうな笑顔をしています。
きっと、いい人なのでしょう。
それが証拠に、こものちゃんが 肩に止まって懐いていますからね。
って。
ちょっと待ってください!
「 どうしてここに、こものちゃんがいるんですか!?」
「 この子は君についてきたって言ってるよ」
私の疑問に、ひんじゃく君が答えてくれました。
[精霊の加護]があると精霊と会話ができるんですね。
私もおしゃべりしてみたいです。
じゃなくて。
大変なことになってしまいそうです。
私はきゅーと君と視線を合わせました。
( これってまずいですよね?)
( 精霊王がお怒りになって、二星の人間は滅ぼされるかもね)
( どうにかならないんですか!?)
( 精霊王に直接、謝罪するしかないよ。
でも。
精霊王は精霊界にいるから、[精霊の加護]持ちじゃないと会いに行けないんだよ)
( だったら、ひんじゃく君に協力してもらいましょう)
( それは......そうだね。
[精霊の加護]のあるものと一緒のパーティーになれば、でこちゃんも精霊界に行けるようになるよ)
そんな裏技があるなら先に行ってくださいよ。
きゅーと君はひんじゃく君を警戒しているから 、私が同じパーティーになるのは嫌なのでしょう。
普通はアプローチしているへたれ君を 注意すると思うのですが。
私が恋しているのはきゅーと君だけですよ。
なんて。
恥ずかしくて口に出しては 言えませんけどね。
「こもこもっ?」
こものちゃんが 首をかしげています。
きっと、私のことを心配してくれているのでしょう。
「 ありがとうございます。
私は大丈夫ですよ」
にっこり。
こものちゃんは、 私といることを選んでくれました。
きっと、歴史によるしこりは知らないのでしょう。
いや。
そんなものは関係ないとばかりに私と仲良くしてくれます。
とても嬉しいです。
私も一緒にいたいと思いました。それは悪いことではないはずです。
むしろ。
過去のしがらみを後の世代に押し付ける方が最悪じゃないですか。
私とこものちゃんが一緒にいられるように、精霊王に頼んでみるつもりです。
そのために。
私はひんじゃく君を誘うことにしました。
「ひんじゃく君、 私に付き合って下さい」
「 やっぱり!
でこちゃんはひんじゃく君のことがは好きなの!?」
「 でこちゃんは俺様の女だろ!?」
きゅーと君とへたれ君が うるさいですね。
『私と付き合ってください』という告白はしていませんよ。
『 私に付き合って下さい』は『 用事のために一緒に来てください』というような意味ですからね。
でも。
そういえば。
罰ゲームに使えるくらいには紛らわしいには紛らわしいニュアンスでした。
言い直すことにしましょう。
「ひんじゃく君しか 頼れる人がいないんです」
「 そんな!?」
「 俺様というものがありながら......!」
外野は無視しました。
「こものちゃんは 本来、二星に 来てはいけなかったんです。
でも。
私とこものちゃんは一緒にいたいだけなんです。
お願いします。精霊王に頭を下げに行く為に、パーティーの仲間になってください」
「こもこもっ」
私の真似をして、こものちゃんも頭を下げています。
ひんじゃく君は 果たして......。
「 分かった。俺でよければ力になるよ」
「 ありがとうございます」
「こもこもっ」
あっさりと引き受けてくれるなんていい人ですね。
男子特有の嫌な感じが全くないし、こものちゃんが懐くのも頷けますよ。
ももちゃんが笑顔で冗談を言いました。
「 いざとなったら、私が精霊界を滅ぼしてあげるよ」
「こもこもっ!?」
こものちゃんは 真に受けて涙目になっています。
私は苦笑しました。
「 ももちゃんのブラックジョークですよ。
本当に、こものちゃんの 故郷を壊すわけないじゃないですか」
「 もちろん。精霊王だけをボコボコにしてあげるね」
にっこり。
「こもこもっ!」
プンプン。
「あはは。 ごめんごめん。
こものちゃんのお父さんなら、半殺しもやめておくね」
半殺し!?
精霊王が こものちゃんのお父さん!?
つまり。
こものちゃんは精霊のお姫様ということですか!
ひんじゃく君は、へたれ君に 頭を下げました。
「ふぇるなんです様、 ワープゲートの使用許可の手続きをお願いします」
「えっ!?
ワープゲイトって使用許可がいるんですか。
たーれい家が管理しているんですか?」
「 そうだぞ」
私の質問に、へたれ君が偉そうに答えてくれます。
「 精霊界へのワープゲートはたーれい子爵領内にあるんだ。
俺様が手続きをすればすぐに使用許可がもらえるぞ。
ただし条件がある」
「あっ、 結構です」
「 まだ条件を言ってないだろ!」
「いえ、 結構です」
どうせ俺様のものになれ、という流れでしょう。
分かりやす過ぎますよ。
それより......。
「 別の手段はありませんか?」
「 私が命令してあげようか」
ももちゃんが提案します。
「 子爵家ごときじゃ魔王に逆らえないからね」
「 では、それでお願いします」
「 俺様の方から話を通しておくよ」
しくしく。
へたれ君は本当にももちゃんに逆らえないようですね。
「 それと」
ももちゃんは1枚のカードを私に渡してくれました。
「 友情の証を渡しておくね」
「 ありがとうございます」
「ほら、 ですよちゃんも」
「 わかったですよ。あげるですよ」
ももちゃんに言われて、ですよちゃんもカードをくれました。
私も二人にカードを渡します。
カードを交換するとパーティーの仲間になれるんです。
つまり。
「 一緒に精霊界に行ってくれるんですね?」
「いや、 魔王が精霊界に乗り込んだら それこそ戦争になるよ」
「 死神も右に同じですよ」
「 だったら、どういうことですか?」
「 いざとなったら、精霊王に私たちのカードを見せるといいよ。
きっと、話くらいは聞いてくれるよ」
「 分かりました。
ありがとうございます」
私には魔王と死神が味方についています。
一介の人間では侮られそうですけど、これなら精霊王と対等な話し合いが出来そうですね。
ひんじゃく君とも カードを交換しないといけませんね。
すると 。
きゅーと君とへたれ君が騒いでいしました。
男子っておバカさんですよね。
男子全員に[オープンステータス]をかけるわけにはいきませんからね。
へたれ君と ももちゃんは口論中です。
きゅーと君は 動揺していて使い物になりません。
私は、ですよちゃんに尋ねることにしました。
「 ですよちゃん、ひんじゃく君は どこにいますか?」
「 でこちゃんは綺羅星と呼んでくださいですよ!
......ひんじゃく君は 私の隣の席ですよ」
「 ありがとうございます。 綺羅星ですよちゃん」
にっこり。
「 その呼び方は微妙ですよ!」
ですよちゃんが喚いてるけど、無視しましょう。緑色の髪の男子がいますね。
優しそうな笑顔をしています。
きっと、いい人なのでしょう。
それが証拠に、こものちゃんが 肩に止まって懐いていますからね。
って。
ちょっと待ってください!
「 どうしてここに、こものちゃんがいるんですか!?」
「 この子は君についてきたって言ってるよ」
私の疑問に、ひんじゃく君が答えてくれました。
[精霊の加護]があると精霊と会話ができるんですね。
私もおしゃべりしてみたいです。
じゃなくて。
大変なことになってしまいそうです。
私はきゅーと君と視線を合わせました。
( これってまずいですよね?)
( 精霊王がお怒りになって、二星の人間は滅ぼされるかもね)
( どうにかならないんですか!?)
( 精霊王に直接、謝罪するしかないよ。
でも。
精霊王は精霊界にいるから、[精霊の加護]持ちじゃないと会いに行けないんだよ)
( だったら、ひんじゃく君に協力してもらいましょう)
( それは......そうだね。
[精霊の加護]のあるものと一緒のパーティーになれば、でこちゃんも精霊界に行けるようになるよ)
そんな裏技があるなら先に行ってくださいよ。
きゅーと君はひんじゃく君を警戒しているから 、私が同じパーティーになるのは嫌なのでしょう。
普通はアプローチしているへたれ君を 注意すると思うのですが。
私が恋しているのはきゅーと君だけですよ。
なんて。
恥ずかしくて口に出しては 言えませんけどね。
「こもこもっ?」
こものちゃんが 首をかしげています。
きっと、私のことを心配してくれているのでしょう。
「 ありがとうございます。
私は大丈夫ですよ」
にっこり。
こものちゃんは、 私といることを選んでくれました。
きっと、歴史によるしこりは知らないのでしょう。
いや。
そんなものは関係ないとばかりに私と仲良くしてくれます。
とても嬉しいです。
私も一緒にいたいと思いました。それは悪いことではないはずです。
むしろ。
過去のしがらみを後の世代に押し付ける方が最悪じゃないですか。
私とこものちゃんが一緒にいられるように、精霊王に頼んでみるつもりです。
そのために。
私はひんじゃく君を誘うことにしました。
「ひんじゃく君、 私に付き合って下さい」
「 やっぱり!
でこちゃんはひんじゃく君のことがは好きなの!?」
「 でこちゃんは俺様の女だろ!?」
きゅーと君とへたれ君が うるさいですね。
『私と付き合ってください』という告白はしていませんよ。
『 私に付き合って下さい』は『 用事のために一緒に来てください』というような意味ですからね。
でも。
そういえば。
罰ゲームに使えるくらいには紛らわしいには紛らわしいニュアンスでした。
言い直すことにしましょう。
「ひんじゃく君しか 頼れる人がいないんです」
「 そんな!?」
「 俺様というものがありながら......!」
外野は無視しました。
「こものちゃんは 本来、二星に 来てはいけなかったんです。
でも。
私とこものちゃんは一緒にいたいだけなんです。
お願いします。精霊王に頭を下げに行く為に、パーティーの仲間になってください」
「こもこもっ」
私の真似をして、こものちゃんも頭を下げています。
ひんじゃく君は 果たして......。
「 分かった。俺でよければ力になるよ」
「 ありがとうございます」
「こもこもっ」
あっさりと引き受けてくれるなんていい人ですね。
男子特有の嫌な感じが全くないし、こものちゃんが懐くのも頷けますよ。
ももちゃんが笑顔で冗談を言いました。
「 いざとなったら、私が精霊界を滅ぼしてあげるよ」
「こもこもっ!?」
こものちゃんは 真に受けて涙目になっています。
私は苦笑しました。
「 ももちゃんのブラックジョークですよ。
本当に、こものちゃんの 故郷を壊すわけないじゃないですか」
「 もちろん。精霊王だけをボコボコにしてあげるね」
にっこり。
「こもこもっ!」
プンプン。
「あはは。 ごめんごめん。
こものちゃんのお父さんなら、半殺しもやめておくね」
半殺し!?
精霊王が こものちゃんのお父さん!?
つまり。
こものちゃんは精霊のお姫様ということですか!
ひんじゃく君は、へたれ君に 頭を下げました。
「ふぇるなんです様、 ワープゲートの使用許可の手続きをお願いします」
「えっ!?
ワープゲイトって使用許可がいるんですか。
たーれい家が管理しているんですか?」
「 そうだぞ」
私の質問に、へたれ君が偉そうに答えてくれます。
「 精霊界へのワープゲートはたーれい子爵領内にあるんだ。
俺様が手続きをすればすぐに使用許可がもらえるぞ。
ただし条件がある」
「あっ、 結構です」
「 まだ条件を言ってないだろ!」
「いえ、 結構です」
どうせ俺様のものになれ、という流れでしょう。
分かりやす過ぎますよ。
それより......。
「 別の手段はありませんか?」
「 私が命令してあげようか」
ももちゃんが提案します。
「 子爵家ごときじゃ魔王に逆らえないからね」
「 では、それでお願いします」
「 俺様の方から話を通しておくよ」
しくしく。
へたれ君は本当にももちゃんに逆らえないようですね。
「 それと」
ももちゃんは1枚のカードを私に渡してくれました。
「 友情の証を渡しておくね」
「 ありがとうございます」
「ほら、 ですよちゃんも」
「 わかったですよ。あげるですよ」
ももちゃんに言われて、ですよちゃんもカードをくれました。
私も二人にカードを渡します。
カードを交換するとパーティーの仲間になれるんです。
つまり。
「 一緒に精霊界に行ってくれるんですね?」
「いや、 魔王が精霊界に乗り込んだら それこそ戦争になるよ」
「 死神も右に同じですよ」
「 だったら、どういうことですか?」
「 いざとなったら、精霊王に私たちのカードを見せるといいよ。
きっと、話くらいは聞いてくれるよ」
「 分かりました。
ありがとうございます」
私には魔王と死神が味方についています。
一介の人間では侮られそうですけど、これなら精霊王と対等な話し合いが出来そうですね。
ひんじゃく君とも カードを交換しないといけませんね。
すると 。
きゅーと君とへたれ君が騒いでいしました。
男子っておバカさんですよね。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる