素敵な罰ゲームなんてあり得ません!

はなまる

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第21 ばってん

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こものちゃんとは 普通に暮らせるようになりました。
ただ、こものちゃんの 力を借りる事は出来ないそうです。
全然問題ありませんよ。
そばにいてくれるだけでいいんです。
きたいさんに 認められて、精霊が力を貸してくれるようになったとしても。
こものちゃんだけは、 絶対に戦闘に参加させませんよ。
むしろ。
私が守ってみせます。
そう決意表明してみました。

@ 具体的にはどうやって守るんだ?
@ とりあえず[デコイチャーム]でかばう。
@ 後は野となれ山となれ。
@ ダメじゃん。

りょうちゃん〇魔王がいるだろ。
いずみちゃん〇ももちゃんだね。

@ 死神のですよちゃん。
@ それだ!

それって何のことですか?
確かに、ももちゃんとですよちゃんは強そうですけどね。

@ ほら、ですよちゃんは綺羅星だと名乗っていただろ。
@ 綺羅星ですよちゃんw
@ それはいいから!続きを。
@ ですよちゃんは星を集めるとか、星を巡らせるとか言ってた。

いずみちゃん〇つまり、お星様は仏様ってことだね。
りょうちゃん〇そうか。星は人の......。
いずみちゃん〇魂の輝きってことだね。

@ 歌詞とかにありそうなフレーズだな。
@ お化けの光。

こ、 怖いこと言わないでくださいよ。
ビクビク。

@ いや、怖い話はしてないけど。
@ でこちゃんは怖がりだな。
@ かわいい!

そ、そげん......。
こほん。
そんなことより、ですよちゃんを頼ることにしましょう。
それがいいです。
私は学校に戻ることにしました。

@へたれ君とひんじゃく君は?

あっ。
............。
冒険者学校の男子2人ですから、きっと無事に帰ってきますよ 。
つんでれちゃんに帰りの挨拶をしなかったのは申し訳ないですけどね。

ですよちゃんの部屋は......。
ありました。
では早速。
ガチャリ。
ドアを開けると、ですよちゃんはなぜか慌てていました。

「 ノックはどうしたですよ!?」
「あっ、 ごめんなさい。
急いでたから、つい忘れてしまいました」
「......そ、 それで。
何の用ですよ?」
「 実は......」

と、 私はきたいさんとの 約束について話します。

「 かくかくしかじかで......。
星のない空を一瞬でも見せることができたら。
風の精霊王の きたいさんが。
ううん。
全ての精霊が私に協力してくれることになっているんです」
「うーん......」

私の話を聞いて、ですよちゃんは難しそうな顔をしています。
やはり。
無理なのでしょうか。
星は魂の輝きということですから、きっとすべての星を消し去るのは不可能なのでしょう。
かぐや姫的な断り文句だったのでしょうか。
 でも。
きたいさんは 本気で私に協力する気がありました。
星のない空を見せることは必要なことなんですね。
ならば。
本気で取り組まなければなりません。
私はですよちゃんに深々と頭を下げました。

「 お願いします。
私に力を貸してください」
「わ、 分かったですよ。
協力するですよ」
「 言質取りましたからね」
にやり。
「 さすが、ももちゃんのお気に入りなことだけあるですよ......」
「 何か言いましたか?」
「 なんでもないですよ。
星のない空は綺羅星の名にかけて実現させてみせるですよ」
「 ありがとうございます」
にっこり。

さすがですよちゃん。
持つべきものは仲の良い死神ですよ。
あっ。
ですよちゃんの口調が移っちゃったですよ。
なんて。
この時までは余裕がありました。

夕食の時間です。
今日のメニューは何でしょうか。
実に楽しみですね。
今日はですよちゃんとざんねんちゃんと 一緒の席です。
あれっ?
ももちゃんがいません。
いったい、どうしたのでしょう?
何か悩みがあるなら......。
って。
飛躍しすぎですよね。
私はいずみちゃんにべったりだったから、友達は常に一緒にいる感覚でいました。
でも。
二星に来て気付いたんです。
人にはそれぞれの世界があって。
それぞれのやりたいことがあります。
いつまでもいずみちゃんに甘えてはいけないと思いました。
男子にからかわれても。
女子グループの暗黙のルールが怖すぎても。
私1人で頑張るんです。
そう 決意したはずでした。
実際は依存の対象が変わっただけのようですね。
ももちゃんとですよちゃん。
ざんねんちゃんは......。

「 でこちゃんは食べる姿も超絶可愛いなあ。
どうにかなってしまいそうだ」
うっとり。

目がやばいです!
ざんねんちゃんとは、 クラスメイトとしていい感じの距離を取ることにしましょう。
それはともかく。
私は周囲に守ってもらうことに慣れすぎていて。
今のところ。
自分一人では何もできません。
ももちゃんがいないだけで落ち着かない くらいですからね。

いずみちゃん〇きゅーと君は?
一応、好きなんだよね。
りょうちゃん〇今だにグロッキーなはずだろ。
少しは心配してやれよ。

もちろん。
きゅーと君の心配はしていますよ。
ただ......。

いずみちゃん〇まあ、四六時中は一緒にいたくないよね。
りょうちゃん そうか?あたしは平気だぞ。
いずみちゃん〇りょうちゃんは半分、男のようなものだからねw
りょうちゃん〇いや、まだまだだ!
いずみちゃん〇えっ!?
今のは起こるところだと思うんだけど?
りょうちゃん〇じゃあ、怒るぞ!
......何を?

あはは!
相変わらずですね。

私はすっかり、ももちゃんのことを忘れていました。
この時に探していれば......。
ももちゃんを傷つけずに済んだかもしれません。
魔王の真の役割。
危惧していたこと。
私がしなければならないこと。
この時はまだ。
私は何も。
何も知りませんでした。
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