素敵な罰ゲームなんてあり得ません!

はなまる

文字の大きさ
23 / 37

第22 ばってん

しおりを挟む
ももちゃんがいなくなってから一週間が経ちました。
さすがに心配ですね。
一体、どこで何をしているのでしょうか。
ももちゃんは魔王だから大丈夫だとは思うのですが......。
連絡がつかないのは気になりますよ。
パーティー登録していると GPS 機能が使えます。
なのに。
居場所を特定することができませんでした。
二星とは別の場所にいるのでしょうか。
魔王なら魔界かもしれませんね。
よく分からないけど。
きっと。
魔王にしかできない仕事があるのでしょうね。
ですよちゃんに聞いてみることにしました。

「 ももちゃんが何をしているか知っていますか?」
「 口止めされてるですよ」
「 仲間でも教えてもらえないんですか?」
うるうる。
「き、 禁則事項だから仕方ないんですよ」
「 じゃあ、これだけは教えてください。
ももちゃんに危険はないんですよね?」
「 それは......」

ですよちゃんは歯切れが悪いです。
ももちゃんのピンチなのかもしれません。

@ ももちゃんだけにピーチってかw
@ いや、全然面白くないから。
@ 空気読め。
@ 真面目な話、魔王の危機ってやばくないか?
@ ワールドクラスだよね。
@精霊界の 次は魔界旅行だな。

それはいいんですけど......。
今回はつてがないんですよね。
誰か、魔界に行く方法を知っていたら教えてください。

いずみちゃん〇でこちゃんにはまだ早いよ。

いずみちゃん、知っているんですね!
教えてください。

いずみちゃん〇魔界には一星の ドラゴンクラスのモンスターがわんさかいるんだよ。

そげにゃ!?
それじゃあ、ももちゃんの助けにはなれないんですか......。
私はまだ、微妙なあほまほしか使えませんよ。
でも。
友達の力になってあげたいんです。

いずみちゃん〇それで、でこちゃんが傷ついちゃったらももちゃんが悲しむよ。
だから、この件は私に任せて。

いずみちゃんが私の代わりに、ももちゃんを助けに行ってくれるんですか?

いずみちゃん〇これでもランキング2位だからね。

ありがとうございます!

いずみちゃん〇いいんだよ。私たち、大親友だからね。

はい!
私たち、親友です。


それから。
さらに。
1週間が過ぎました。
ももちゃんだけでなく、いずみちゃんも帰ってきません。
いずみちゃんは、私と違って一瞬で家に転移することができるはずなのに、おかしいですね。
いずみちゃんでも対処できない案件となると、私なんかでは手も足も出ません。
すこぶるチートのいずみちゃん。
最強の魔王のももちゃん。
2人が歯が立たないとなると......。ランキングナンバー1のひとみちゃん。
死神のですよちゃん。
ジェネラルオークのふうし君。
オークプリンセスのふよさん。
そして。
精霊王のきたいさん。
最強メンバーで挑まなければいけませんね。
ですよちゃん、ふうし君、ふよさんの 3人は学校にいるから、すぐに頼みに行きました。
ひとみちゃんにはメールでお願いしてみるつもりです。
でも、まだ星のない空は実現していないから 、きたいさんなのに戦力として期待することができないんですよね。
......いえ。
精霊の力に制限があるのは二星 だけです。
もしかしたら魔界では 力を存分に発揮することが可能かもしれません。
すると。
ひんじゃく君の勇者の力も発動できるようになりますね。
過剰戦力上等です!

いずみちゃん〇来ちゃダメ!!

あっ。
いずみちゃん、無事だったんですね。

いずみちゃん〇そうだよ。
だから、心配しないで。
ももちゃん〇嘘はよくないよ。

ももちゃんも、Dホンが 使えるんですか。
良かった。
二人とも大丈夫なんですね?
にっこり。

ももちゃん〇さあ?それはどうかな。
いずみちゃん〇くっ......!

@ああ、 これは......。
@ ももちゃんが悪の魔王として目覚めたな。
@ いずみちゃんは地下牢に監禁されていそう。
@ 間違いないね。

そげにゃ!?
............。
こほん。
そんなことになっているんですか!?
ももちゃんは私の友達なんですよ。
どうしていずみちゃんを閉じ込めなければいけないんですか......?

@ 嫉妬?
@ いずみちゃんは親友なのに、ももちゃんはただの友達だからな。
@ 差別されたと思ったのかもね。
@ 人間と魔族の差を気にしていたからな。

ももちゃん、ごめんなさい。
そんなつもりじゃなかったんです。
どうしたら許してくれますか?
ももちゃん〇とりあえず魔界まで来て。
いずみちゃん〇ダメ!
ももちゃん〇うるさいな。ちょっと黙ってて。
いずみちゃん〇ぐはっ!?
ももちゃん〇 いずみちゃんは人質だから。わかってるよね?

分かりました。
でも。
どうやって、魔界に行けばいいんですか?

ももちゃん〇きゅーと君に聞けばわかるよ。

えっ?

ももちゃん〇元案内人でしょ。

わかりました。
猫の手も借りたい状況ですからね。
きゅーと君を頼りましょう。

「 いやいや!?
ひょっとして、僕のことをただの根っこ扱いしてるよね!?」
「 そんなことありませんよ。
少ししか」
にっこり。

私が正直に答えると、なぜかきゅーと君は泣いていました。

「 猫も涙が流せるんですね」
「 それはもういいから!!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

処理中です...