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第23 ばってん
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ひとみちゃんは忙しく、協力はできないとのことです。
仕方ありませんね。
ですよちゃんは、精霊界の 時と同様の理由で魔界には行けないようです。
では、 ですよちゃんには星のない空を実現させるべく対処してもらいますか。
後は......。
魔界の住人のふうし君とふよさんは、 魔王であるももちゃんを裏切れないようでした。
きたいさんは ですよちゃんと同じ理由で断ろうとしていましたが、こものちゃんが 私に協力するので、仕方なしについて来てくれることになりました。
ひんじゃく君は 喜んで同行してくれるようです。
やっと[精霊の加護]が役に立つ時ですからね。
張り切ってしまうのもわかりますよ。
でも。
いつまでもハイテンションでは持ちませんよ。
魔界に行ってきました。
ワープゲートがあるから、あっという間なんですよね。
ももちゃんは魔王だから、当然魔王城にいます。
......。
............。
..................。
どう見ても普通のお城ですね。
暗いのは泣きそうなほど怖いから、良かったと言えば良かったのですが......。
魔王城のイメージが台無しです。
空も青く広がっています。
心が洗われるようです。
これからのことを考えるとブルーな気分になりますけどね。
ももちゃんは何をしたいのでしょうか。
私と仲良くなりたいという思いが嘘偽りだとは思えません。
いえ、思いたくありません。
きっと。
きゅーと君の 時のように、何か事情があるのでしょう。
友達のことを信じなくてどうしますか。
@ いよいよ、ダンジョンアタックだな。
@ いや、中も普通かもしれないよ。
@ けど、普通の城でもかなり広いぞ。
@ 迷子になるレベルだな。
そうなんですか。
困りましたね。
「 僕が案内するから、余計な心配しないでよ!」
そうでした。
きゅーと君は道案内が出来る白猫でした。
「 すっかり忘れていましたよ」
「 忘れないでよ!」
「 大した活躍をしていないから、テスト勉強並みに意識して頑張らないと覚えられませんよ」
「 僕って、そこまで影が薄いの!?」
「 空気みたいですね」
「 そうだね」
しくしく。
「 空気のように必要とされているという意味ですよ」
「 貶されてるとしか思えないんだけど!?」
きゅーと君は 騒々しいですね。
そんなことではすぐに、ももちゃんの口撃で倒されてしまいますよ?
「 よく来たな」
同い年くらいの男子が門の前で出迎えてくれます。顔立ちがももちゃんにそっくりだから、彼女の弟でしょうか。
でも。
違うところもありますね。
推定弟くんは黒髪です。
ももちゃんと違って目つきが鋭いから、怖い印象を受けます。
とっくに涙目ですよ。
ビクビク 。
いずみちゃん〇怖がりのくせに何で来るかな?
ももちゃん〇黙って見ていろ。
さあ、でこちゃん。つくもに案内させるから、ここまでおいで。
つくもくん?
黒髪の彼の事ですか。
わかりました。
「 つくもくん、ももちゃんに会わせてください」
「 待て。どうして、俺の名を知っている?」
「 ももちゃんから聞いたからですよ」
「 ......そうか。 では、こっちだ。ついてこい」
つくも君は冷たい態度ですけど......。
「きゅーと君のように 騒がしくなくていいですね」
「 いやいや!?
誰のせいだと思ってるの!?」
きゅーと君は 私のせいだと主張しています。
「 人のせいにするなんて最低ですよ!」
「ええっ!?
僕が全面的に悪いの!?」
「 少しは私も悪いと思っていますよ。
1ミリくらい」
「 それは全然、悪気があるとは思っていないってことだよね!?」
「 ほら、今もうるさいじゃないですか。
皆さんにも迷惑ですよ。謝ってください」
「 ごめんなさい」
しくしく。
さあ、 いよいよ。
魔王との謁見です。
緊張しますね。
@ 魔王はももちゃんなのに?
@ 分かるよ。
学校では普通に話せるけど、友達の家が豪邸だったら、借りてきた猫状態になるよね。
そうです、そうです。
場違い感が 半端ないんですよ。
正直、今すぐ帰りたいです。
いずみちゃん〇だったら、今すぐ帰りなさい。
ももちゃん〇もう遅いよ。
あれっ?
あたりが光につつまれました。
これはあれですね。
転移魔法でしょう。
変身前の私は、一般人と同じ体力だから助かりました。
長い廊下がいつまで続くのか、と心が折れそうでしたからね。
玉座ではありませんね。
ベッドがあるから、ももちゃんの寝室でしょうか 。
高そうな絵画が飾ってあります。
きっと。
何もかもが高級品なのでしょうね。
ももちゃんはドレスを着ていて、気品が感じられます。
気さくに話しかけられる雰囲気ではありません。
どうしましょう。
私、貴族の礼とか知りませんよ。
スカートの裾を両手で軽くつまんで......。
足の動きは?
お辞儀の角度は?
やはり、お嬢様言葉を使うべきですか!?
私が混乱していると。
ひんじゃく君が先に、ももちゃんに挨拶しました。
「 ももちゃん、 お招きありがとう」
「 よく来たね。
歓迎するよ」
「えっ!?
それでよか......。
こほん。
いいんですか?」
「 うん、いいよ。
今はプライベートだからね」
「 ドレスなんか着てたら、違いがわかりづらいですよ!」
「そう?」
「 ももちゃんは根っからのお嬢様なんですね......」
「 いや、 魔王様 よ」
「...... そういえば、そうでしたね」
もう。
何て言えばいいのやら......。
いえ。
私は思い切って、ももちゃんに切り出すことにしました。
「 いずみちゃんを返してください!」
「 いいよ」
「 本当ですか!?」
「 条件があるけどね」
やはり。
そうきましたか。
仕方ありませんね。
ですよちゃんは、精霊界の 時と同様の理由で魔界には行けないようです。
では、 ですよちゃんには星のない空を実現させるべく対処してもらいますか。
後は......。
魔界の住人のふうし君とふよさんは、 魔王であるももちゃんを裏切れないようでした。
きたいさんは ですよちゃんと同じ理由で断ろうとしていましたが、こものちゃんが 私に協力するので、仕方なしについて来てくれることになりました。
ひんじゃく君は 喜んで同行してくれるようです。
やっと[精霊の加護]が役に立つ時ですからね。
張り切ってしまうのもわかりますよ。
でも。
いつまでもハイテンションでは持ちませんよ。
魔界に行ってきました。
ワープゲートがあるから、あっという間なんですよね。
ももちゃんは魔王だから、当然魔王城にいます。
......。
............。
..................。
どう見ても普通のお城ですね。
暗いのは泣きそうなほど怖いから、良かったと言えば良かったのですが......。
魔王城のイメージが台無しです。
空も青く広がっています。
心が洗われるようです。
これからのことを考えるとブルーな気分になりますけどね。
ももちゃんは何をしたいのでしょうか。
私と仲良くなりたいという思いが嘘偽りだとは思えません。
いえ、思いたくありません。
きっと。
きゅーと君の 時のように、何か事情があるのでしょう。
友達のことを信じなくてどうしますか。
@ いよいよ、ダンジョンアタックだな。
@ いや、中も普通かもしれないよ。
@ けど、普通の城でもかなり広いぞ。
@ 迷子になるレベルだな。
そうなんですか。
困りましたね。
「 僕が案内するから、余計な心配しないでよ!」
そうでした。
きゅーと君は道案内が出来る白猫でした。
「 すっかり忘れていましたよ」
「 忘れないでよ!」
「 大した活躍をしていないから、テスト勉強並みに意識して頑張らないと覚えられませんよ」
「 僕って、そこまで影が薄いの!?」
「 空気みたいですね」
「 そうだね」
しくしく。
「 空気のように必要とされているという意味ですよ」
「 貶されてるとしか思えないんだけど!?」
きゅーと君は 騒々しいですね。
そんなことではすぐに、ももちゃんの口撃で倒されてしまいますよ?
「 よく来たな」
同い年くらいの男子が門の前で出迎えてくれます。顔立ちがももちゃんにそっくりだから、彼女の弟でしょうか。
でも。
違うところもありますね。
推定弟くんは黒髪です。
ももちゃんと違って目つきが鋭いから、怖い印象を受けます。
とっくに涙目ですよ。
ビクビク 。
いずみちゃん〇怖がりのくせに何で来るかな?
ももちゃん〇黙って見ていろ。
さあ、でこちゃん。つくもに案内させるから、ここまでおいで。
つくもくん?
黒髪の彼の事ですか。
わかりました。
「 つくもくん、ももちゃんに会わせてください」
「 待て。どうして、俺の名を知っている?」
「 ももちゃんから聞いたからですよ」
「 ......そうか。 では、こっちだ。ついてこい」
つくも君は冷たい態度ですけど......。
「きゅーと君のように 騒がしくなくていいですね」
「 いやいや!?
誰のせいだと思ってるの!?」
きゅーと君は 私のせいだと主張しています。
「 人のせいにするなんて最低ですよ!」
「ええっ!?
僕が全面的に悪いの!?」
「 少しは私も悪いと思っていますよ。
1ミリくらい」
「 それは全然、悪気があるとは思っていないってことだよね!?」
「 ほら、今もうるさいじゃないですか。
皆さんにも迷惑ですよ。謝ってください」
「 ごめんなさい」
しくしく。
さあ、 いよいよ。
魔王との謁見です。
緊張しますね。
@ 魔王はももちゃんなのに?
@ 分かるよ。
学校では普通に話せるけど、友達の家が豪邸だったら、借りてきた猫状態になるよね。
そうです、そうです。
場違い感が 半端ないんですよ。
正直、今すぐ帰りたいです。
いずみちゃん〇だったら、今すぐ帰りなさい。
ももちゃん〇もう遅いよ。
あれっ?
あたりが光につつまれました。
これはあれですね。
転移魔法でしょう。
変身前の私は、一般人と同じ体力だから助かりました。
長い廊下がいつまで続くのか、と心が折れそうでしたからね。
玉座ではありませんね。
ベッドがあるから、ももちゃんの寝室でしょうか 。
高そうな絵画が飾ってあります。
きっと。
何もかもが高級品なのでしょうね。
ももちゃんはドレスを着ていて、気品が感じられます。
気さくに話しかけられる雰囲気ではありません。
どうしましょう。
私、貴族の礼とか知りませんよ。
スカートの裾を両手で軽くつまんで......。
足の動きは?
お辞儀の角度は?
やはり、お嬢様言葉を使うべきですか!?
私が混乱していると。
ひんじゃく君が先に、ももちゃんに挨拶しました。
「 ももちゃん、 お招きありがとう」
「 よく来たね。
歓迎するよ」
「えっ!?
それでよか......。
こほん。
いいんですか?」
「 うん、いいよ。
今はプライベートだからね」
「 ドレスなんか着てたら、違いがわかりづらいですよ!」
「そう?」
「 ももちゃんは根っからのお嬢様なんですね......」
「 いや、 魔王様 よ」
「...... そういえば、そうでしたね」
もう。
何て言えばいいのやら......。
いえ。
私は思い切って、ももちゃんに切り出すことにしました。
「 いずみちゃんを返してください!」
「 いいよ」
「 本当ですか!?」
「 条件があるけどね」
やはり。
そうきましたか。
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