裏切り令嬢はパーティーにいられない

はなまる

文字の大きさ
7 / 7

 後書き

しおりを挟む
 この話は昔のゲームを 参考にしています。 訴えられない程度にはオリジナルの設定を入れてますけどね。

 裏切り者の末路というのは悲しいものです。 その人にも事情があり、 どうしようもないことはあります。 悪人にも悪人なりの正義があり、 善人にも善人なりの 悪があるものです。
 
 清濁併せ持つという言葉が出てきたじゃないですか。 あれは正義も悪も合わせて政治を行うという言葉ですが、 これは人生にも言えることなんですよね。
 
 正義を執行するために必要悪を 一部認めたり、 人生というやつはなかなか難しいものなのですよ。

 何を言っているのか自分でもよくわからなくなってきました。

 エミリアの話をしましょう。
 本編では魔王に操られていましたが、 そうでなくてもエミリアは父親のために仲間を裏切ったことでしょう。
 運命のゲームに出てくる美少年もそうでしたからね。

「 私はこの選択を後悔しない!」

 健気で可愛いらしいですね。
 カティアは 清純派の美少女なのですが、 エミリアのはにかんだ笑顔のほうがご褒美ですよね。


 私は子供の頃はこういう終わり方の話が嫌いだったから、 読者の中には 納得していない人もいるかもしれません。
 仲間を守るために死んでしまうラストとか泣いてしまいますよ。 主人公の息子と仲間になって、でも歴史が戻ったら 死んだままの世界になったりして・・・・・・。
 これ以上はやばいですかね。

 バッドエンドなのに切なくて感動してしまう感じ。 今では嫌いではないんですよ。

 感動できる話が読みたいですね。
 でも上位ランキングの話はテンプレのものが多いから、 難しそうなんですよね。
 これは中学校の頃の国語の先生が言っていたことですが、 感動とは驚きと発見です。
 テンプレは固定された決まり事だから、 そのままでは感動は生まれないのです。
 その中でどうやってオリジナリティを出していくのか。 メッセージ性があるのか。

 小説って難しいですよね。

 正義の味方のはずの人物が実は悪人だった。 じゃあこらしめよう。ざまぁ(笑)という 流れが流行ってますね。
 でもこれって、魔王だから倒そうというくらい 暴論ですよね。
 勧善懲悪ではいられません。
 魔王が倒された後も世界は続いていきます。 人間同士の争いが起こるかもしれません。

 勇者ざまぁにしても、 いやそうするからこそ余計に面倒事が起きます。
 ざまぁにより 勇者パーティーが戦えなくなったら、 その分厄介な魔物が増えていくことになります。 その尻拭いをしなきゃいけないのは 主人公ということになってしまうんですよね。
 
 仕返しする方もされるほうも 幸せではないと思うんですよね。

 善と悪の狭間の中にある、 普通を持っているのが人間ではないでしょうか。
 キャラクターは役割を演じるだけの存在ではありません。 普通の人間なのですよ。
 それを肝に銘じたいですね。
 
 私もストーリーのためにキャラクターを無理矢理動かそうとする時があります。 でも、そうするとつまらない話になってしまうんですよね。
 人間をちゃんと描くことが 一番なのです。

 などと偉そうに語っている私は、 パーティー追放系の話を書こうと思っているんですけどね(笑)

 エミリアの話のような 、今の流行りとは真逆のベクトルのものも、味わい深くていいものだと思いますよ。




しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます

なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。 だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。 ……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。 これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。

どうぞ添い遂げてください

あんど もあ
ファンタジー
スカーレット・クリムゾン侯爵令嬢は、王立学園の卒業パーティーで婚約もしていない王子から婚約破棄を宣言される。さらには、火山の噴火の生贄になるように命じられ……。 ちょっと残酷な要素があるのでR 15です。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜

日々埋没。
ファンタジー
​「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」  ​かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。  その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。  ​レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。 ​ 地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。 ​「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」  ​新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。  一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。  ​やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。  レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

さようなら、たったひとつの

あんど もあ
ファンタジー
メアリは、10年間婚約したディーゴから婚約解消される。 大人しく身を引いたメアリだが、ディーゴは翌日から寝込んでしまい…。

処理中です...