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第2章 箱入りママの話
ママの黒歴史( カトリーヌ視点)
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翌日。エリカを着飾ってみました。 淡い桃色の ベビードレス が可愛らしいです。本当に天使としか思えませんよ。
私は無難な 淡い水色のドレスです。 派手すぎず地味すぎず、お城に訪問するのに失礼のない程度には整えられています。 シンプルなデザインだけど、 むしろお金はかけられているかもしれませんね。 ラシックお兄様は昔から私のことを甘やかしてくれました。本当にありがとうございます。
馬車が到着したようです。コンコンとノックの音がした後に、私が知っている女の子の声が聞こえて来ました。
「 カトリーヌ様、 お迎えに上がりました」
女の子の名前はキャサリンと言います。 確か18歳になったばかりで、 魔法学校を卒業した後は 宮廷魔術師に 抜擢されました。2年前までは 私は魔法学校の教師だったので、 彼女はほんのわずかな時間だったけど教え子でもあったのです。
元教え子の晴れ姿を見れるのは感慨深いものがありますね。 宮廷魔術師のマントとローブがよく似合ってるじゃないですか。 キャサリン、立派になりましたね。
「 泣き虫だったキャサリンが 今では宮廷魔術師ですか。 感動して私の方が泣いてしまいますね」
「 黒歴史なので、その話はやめてください!」
宮廷魔術師が 泣き虫だったのでは外聞が悪いですからね。 キャサリンは秘密にしておきたいのでしょう。
「 二人きりの時ぐらいいいじゃないですか」
「いえ、外には 宮廷騎士が護衛として待機していますから・・・・・・」
「あら、 話を聞かれてしまいましたか? そうだとしたら、ごめんなさい」
「 久しぶりに先生・・・・・・ カトリーヌ様と話せて嬉しかったです」
キャサリンが喜んでくれて私も嬉しいです。でも、 私は平民の身分になったから、 子爵令嬢のキャサリンから様付けで 呼ばれる立場ではないのですけどね。
大賢者となってしまったのが原因でしょうか。クワトロも 平民だけど、 勇者様ですからね。 私も大賢者様と呼ばれていました。 あまりにも恥ずかしすぎるから、功績は全てクルセイラ様に お譲りして、私は 完全に表舞台から姿を消すことにしたのですけど、 私の身近な知り合いは未だに 私がやんちゃだった頃のことを覚えているのです。
クルセイラ様はお転婆姫でした。しかし、私も 彼女の遊びに付き合えるほど活発な子供でした。 木登りから始まり、 世界中を旅するために 魔法学校をわずか半年で卒業するという無茶もしました。 キャサリンの学生時代など可愛らしいものです。 私の方がよほど 壮大な黒歴史がありますよ。 すべてを語ったら、 本が一冊出来上がるほどです。
クルセイラ様の わがままで、私とクワトロは 魔王討伐の旅に付き合わされました。私はクルセイラ様と一緒になって楽しんでいたのですが、クワトロは気苦労が絶えなかったようです。将来、彼が剥げてしまわないか心配ですね。
魔王 ハズバンド様は、実はクルセイラ様のお婆様であらせられるサンデリア様の弟君で、すぐに誤解が解けて仲直りすることができました。
ところが、新たな魔王アスモデリアが現れて・・・・・・今に至ります。
長々と私の 黒歴史を話してしまってすみません。今はエリカのことだけを考えることにしましょう。
「 エリカはまだ首も座っていない赤ちゃんです。 馬車の安全面は大丈夫ですか?」
「 魔法で全く揺れないので、 お子様についても大丈夫ですよ」
クルセイラ様が 新しい魔法を開発してくださったのですね。以前は 馬車は揺れがひどかったのですが、クルセイラ様が【 サスペンション】という 魔道具を開発したことによって、 揺れが全く なくなったという話です。 これならば安心して馬車に乗ることができます。
エリカは 馬車から見える景色を見て、 瞳をキラキラと輝かせていました。 楽しめているようで良かったです。
私としては素直に楽しめる状況ではないのですけどね。
お城の人間は知り合いが多くいます。けれど、 私は 伯爵令嬢の身分を捨てて平民となりました。 本来は 気軽にお城を訪れられる立場ではないのです。 嫌味を言ってくる 人間がいないとも限りません。
私は別にいいのです。もしもエリカに 悪意を向けてくる人間がいたら、 私は怒りのあまり暴走してしまうかもしれません。クルセイラ様に 恩を仇で返すような真似はしたくないのですが・・・・・・私はエリカのことになると 我を忘れてしまうと 思うのです。
クルセイラ様は 私の性格をよくご存知だから、 その辺についてもさりげなく対処してくださっていることでしょう。
それでももしも私に突っかかってくる人間がいるとしたら、クルセイラ様が 消してしまいたい人間ということで、 遠慮は要りませんよね。
エリカの前では 優しいママでいたいから、 できることなら 穏便に済ませたいものですけどね。
等と 思考を巡らせているうちに、 お城にたどり着きました。
私は無難な 淡い水色のドレスです。 派手すぎず地味すぎず、お城に訪問するのに失礼のない程度には整えられています。 シンプルなデザインだけど、 むしろお金はかけられているかもしれませんね。 ラシックお兄様は昔から私のことを甘やかしてくれました。本当にありがとうございます。
馬車が到着したようです。コンコンとノックの音がした後に、私が知っている女の子の声が聞こえて来ました。
「 カトリーヌ様、 お迎えに上がりました」
女の子の名前はキャサリンと言います。 確か18歳になったばかりで、 魔法学校を卒業した後は 宮廷魔術師に 抜擢されました。2年前までは 私は魔法学校の教師だったので、 彼女はほんのわずかな時間だったけど教え子でもあったのです。
元教え子の晴れ姿を見れるのは感慨深いものがありますね。 宮廷魔術師のマントとローブがよく似合ってるじゃないですか。 キャサリン、立派になりましたね。
「 泣き虫だったキャサリンが 今では宮廷魔術師ですか。 感動して私の方が泣いてしまいますね」
「 黒歴史なので、その話はやめてください!」
宮廷魔術師が 泣き虫だったのでは外聞が悪いですからね。 キャサリンは秘密にしておきたいのでしょう。
「 二人きりの時ぐらいいいじゃないですか」
「いえ、外には 宮廷騎士が護衛として待機していますから・・・・・・」
「あら、 話を聞かれてしまいましたか? そうだとしたら、ごめんなさい」
「 久しぶりに先生・・・・・・ カトリーヌ様と話せて嬉しかったです」
キャサリンが喜んでくれて私も嬉しいです。でも、 私は平民の身分になったから、 子爵令嬢のキャサリンから様付けで 呼ばれる立場ではないのですけどね。
大賢者となってしまったのが原因でしょうか。クワトロも 平民だけど、 勇者様ですからね。 私も大賢者様と呼ばれていました。 あまりにも恥ずかしすぎるから、功績は全てクルセイラ様に お譲りして、私は 完全に表舞台から姿を消すことにしたのですけど、 私の身近な知り合いは未だに 私がやんちゃだった頃のことを覚えているのです。
クルセイラ様はお転婆姫でした。しかし、私も 彼女の遊びに付き合えるほど活発な子供でした。 木登りから始まり、 世界中を旅するために 魔法学校をわずか半年で卒業するという無茶もしました。 キャサリンの学生時代など可愛らしいものです。 私の方がよほど 壮大な黒歴史がありますよ。 すべてを語ったら、 本が一冊出来上がるほどです。
クルセイラ様の わがままで、私とクワトロは 魔王討伐の旅に付き合わされました。私はクルセイラ様と一緒になって楽しんでいたのですが、クワトロは気苦労が絶えなかったようです。将来、彼が剥げてしまわないか心配ですね。
魔王 ハズバンド様は、実はクルセイラ様のお婆様であらせられるサンデリア様の弟君で、すぐに誤解が解けて仲直りすることができました。
ところが、新たな魔王アスモデリアが現れて・・・・・・今に至ります。
長々と私の 黒歴史を話してしまってすみません。今はエリカのことだけを考えることにしましょう。
「 エリカはまだ首も座っていない赤ちゃんです。 馬車の安全面は大丈夫ですか?」
「 魔法で全く揺れないので、 お子様についても大丈夫ですよ」
クルセイラ様が 新しい魔法を開発してくださったのですね。以前は 馬車は揺れがひどかったのですが、クルセイラ様が【 サスペンション】という 魔道具を開発したことによって、 揺れが全く なくなったという話です。 これならば安心して馬車に乗ることができます。
エリカは 馬車から見える景色を見て、 瞳をキラキラと輝かせていました。 楽しめているようで良かったです。
私としては素直に楽しめる状況ではないのですけどね。
お城の人間は知り合いが多くいます。けれど、 私は 伯爵令嬢の身分を捨てて平民となりました。 本来は 気軽にお城を訪れられる立場ではないのです。 嫌味を言ってくる 人間がいないとも限りません。
私は別にいいのです。もしもエリカに 悪意を向けてくる人間がいたら、 私は怒りのあまり暴走してしまうかもしれません。クルセイラ様に 恩を仇で返すような真似はしたくないのですが・・・・・・私はエリカのことになると 我を忘れてしまうと 思うのです。
クルセイラ様は 私の性格をよくご存知だから、 その辺についてもさりげなく対処してくださっていることでしょう。
それでももしも私に突っかかってくる人間がいるとしたら、クルセイラ様が 消してしまいたい人間ということで、 遠慮は要りませんよね。
エリカの前では 優しいママでいたいから、 できることなら 穏便に済ませたいものですけどね。
等と 思考を巡らせているうちに、 お城にたどり着きました。
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