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【EP-09】○(ユカリ)

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悪ガキ達の思惑など考えてもいないユカリの1時限目が始まった
1時限目 算数
静かに授業を受けている子供達、黒板の文字をノートに写している
そんなクラスの後ろの席の窓際にはダイキ達がいる。
ユカリが問題を黒板に書き問題を出す
「では、この問題がわかる子~前に出て答えを書いてくれるかな?」
「はい!」
珍しく悪ガキ達の1人カケルが手を挙げて答えようとする
カケルは答えがわかっていても率先して自分からは答えることはない

「お!カケル君やる気があるわね♪」

カケルが黒板の前に立ち見上げる。

「ユカリ先生。位置が高いです。後ろから持ち上げてくれませんか?」

少し恥ずかしそうに提案するカケル

「確かに背伸びしても少し高いかもしれないね。でもその下に書いてもいいわよ?」
「隣に書きたいんです!」

なぜか謎に強い意志をユカリは感じた

「そ、そう?だったら…」

そしてカケルの正面に立ち腰を下ろし抱っこしようとすると素早くカケルの手がユカリに伸びてくる
ジィーー
そしてジャージのジッパーをブラジャーが見える位置まで下ろされた

「……っ!?」

ユカリは唐突に胸が晒された事に動揺している
小声になりカケルに

「ど、どうしたの?」
「動かないでください」

命令口調でそう言うとそのままカケルの手がユカリの胸に向かう

(こ、この子ったら!!)

と内心で思うがカケルの手は止まらない

「んっ!?」
(さ、さすがにそれは!?)

そしてユカリの胸に手を置く

(も……揉まれる?いやでもそんな事したら……)

しかしカケルは胸に手を添えているだけで揉んでこない

「き、急にどうしたの?」
「ごめんなさい。でもこうやって触っても怒らないんだなって」
(何言ってるのこの子……)

不穏な雰囲気を感じたユカリ
それだけ言うとカケルは
黒板の方に向き

「どうしたんですか?ユカリ先生、早く上げてください」
「えっ?あ、うん。」
(な、なにこの胸のドキドキは……?)

授業中、生徒の視線を背中に受ける中
ジャージが開き胸を晒したままの状態という意識で鼓動が早くなっていたユカリ
ゆっくりと黒板に答えを書くカケル

「か、書けたわね……さっ!席に座ってね♪」

カケルを下ろしすぐさまジッパーを上げる
そしてカケルは自分の椅子に戻ると一息つく

「ドキドキしたけどやってきたよ。予想通り叱ってこなかったね」
「ふっ…やはり俺の作戦に穴はなかった!」
「あの一瞬でカケル君すごいなぁ…」
「ふふふ…背は小さくとも頭の回転と速さでは負けないよ」
(なんか今日は疲れたわ……)

2時限目 国語
クラス内で代わる代わる音読をしていく

「じゃあ次は音読をしていきましょう♪」
「は~い」
(音読なら子供たちも静かにしててくれるし大丈夫よね)

教室内を歩きながら子供たちと一緒に朗読していく中、教室内を歩くユカリ
教室内にいた悪ガキ達の視線に思わず身震いする 
じぃぃ……

(な、なにあの子達?私をずっと見て……こ、怖いわ)

ユカリは3人の視線を気にしながら
元気な声があがる

「先生!俺達も音読してぇ!」
(ひぃぃ!!なんで今日に限ってこの子達やる気なのよぉぉ!!)

心の中で叫ぶユカリだが表面上は笑顔を崩さないでいる。

「はいダイキ君♪読んでくれますか?」
「いいぞ!!」
(でも大丈夫……音読中は静かにしているはずよ。隣にはアカネちゃんがいるんだから!)

そう思いながらユカリが席の近くまで行きダイキと読み始める
この自然と行なっていた音読が苦手な子達のための『近くで一緒に読む行為』が仇となった

「では、ダイキ君お願いします♪」
「まかせろ!」

元気に朗読していくダイキ
何事もなさそうだと安心する
「…~~むはなか??ユカリちゃんこれなんて言うんだ?」
「これは難しいかもね。これはいちじくぅぅ…!?」

ユカリの声が急に高くなった
後ろを見るとからノブタとカケルがお尻を掴んでいた
大胆な行動だが音読中なので誰も見ていないし
すぐ近くにアカネが居るが見てきてもダイキが邪魔で見えないだろう

「イチジクっていうのか。ありがとな!」
「えぇ大丈夫よ。じゃあこの辺で次の子に行こうか」
退散しようとするユカリ
逃がさない悪ガキ達

「じゃあ先生~次は僕が行くよぉ~」
「え!?えぇ、じゃ、じゃあお願いしようかな…」

ニヤニヤしているダイキとカケル
結局ノブタが読み終わるまでお尻を揉まれ続けたのだった

(はぁはぁ…恥ずかしすぎるわ。あんな教室で見られるかもしれないのに…)
(もしかしてバレる事なんて気にしてないのかしら…)
3時限目 社会
特になにもなく安心しているユカリ

4時限目 保健
嫌な予感がするユカリ
ダイキが仕掛けた

「ユカリちゃん!教科書忘れた!また見して!」

そう言って勝手に隣に座るダイキ

「えっとアカネちゃんに見してもらったら?」
「もう座っちゃったんだからいいじゃん!」
「うっ…」
(この子…絶対やらしいこと考えてるわ…)

授業は進む。のだが…
じぃーーー
予想通りダイキが教科書に目もくれずユカリの胸を見ている
(ち、ちょっと……見すぎよ///)
胸を見られている事に気づいしまうユカリ
悪ガキ達はこれからの行為でユカリがどんな反応をするのか試していた。
そんな思惑も知らずにユカリは授業を進める

「じゃあ前回の続きから勉強します!」
「…俺たちも前回の続きでいいんだよな?」
ダイキが小声でそう言った
「えっ!?」
(な、なんでそんな事聞くのこの子?)
「ほら授業進めようぜ、ユカリちゃん!」
「そ、そうしましょうか…」
(ど、どうする?前回の続きってどういう……)

クラスの全員の視線が集まる中ダイキはユカリにだけ聞こえる声で

「ユカリちゃん。触るよ?」
「えっ…?だめっ…!?」
「おりゃ!」
静止の言葉も聞かず
生徒たちからは見えない範囲で服がめくられた
そしてブラジャーのホックまで外されユカリの双丘の下半分が見える

(…やばいやばい!)
ユカリは口パクでダイキに訴える
「ん?ユカリちゃん大丈夫か?早く教えてくれ!」
ニヤニヤしながら白々しく答えるダイキ
(そ、そんな……)
顔を真っ赤にし涙目になるユカリ。
するとすぐに手が服の下から入るのが見えた。そして……
もみゅもみゅっ♪
下から持ち上げるようにユカリの胸を揉み始めた
(こ、この子……)
「ほらユカリちゃん!授業進めてよ!」
双丘の先の膨らみを挟んで刺激した
「……っ♡!?は、はい。前回は……」
教えられたとおりに優しくユカリの胸の感触を楽しみながらダイキが進行させる
その様子をノブタとカケルが見ている
胸を揉まれているユカリの表情を見たことのある2人は何が行なわれているかわかっている
「はぁ……はぁ……」
(だ、だめよ。子供たちがいる前でこんな姿見せちゃだめ)
声を押し殺しながら授業を進めていくユカリ
コロロッ…
「あ、シャーペン落ちた」

ダイキが教卓の下に潜り込んだ

(も、もしかして……)

そんな予想は的中した

「ひゃっ!?」

両胸の先を摘ままれ声が出た 慌てて口をふさぐユカリ。

(ど、どうしよう……恥ずかしい///)

と内心思っていると今度は太ももを撫でながらジャージ越しに秘所に触られた

(えっ?なんで…そこはまだ教えてないのに!?)
「あっ……♡」

小さく声を出すユカリ。

(まさか……この子……)

冷や汗をかきながらも授業は続いた。

「あったあった!だいぶ奥にあるんだもんなぁ…ごめんなユカリちゃん!」
「…見つかってよかったわね」
(なんて白々しいの!)

教卓から顔を出しユカリの服を戻し何事もなかったかのように隣に座るダイキ

(な、なんて子なの……)
「ユカリちゃん。この問題教えてよ」
「え、えぇ。ここはこうして……うぅ♡」

そしてひたすら弄られ続けた4時限目
終了のチャイムが鳴ると同時に素早くトイレに行くユカリ
(はぁ怖かったぁ……まさかこんな大胆な事するなんて)
トイレに入り用を足すと手に糸を引くものが見えた
(う…ずっと弄られ続けたから濡れちゃってた…)
(もうやだ……な、なんでこんな目に合わなきゃいけないのよぉ~!!……教えてしまったからよね…)
自分が約束したからと油断していた事に涙するユカリだった。
昼休み
いつものように給食を食べ終えた悪ガキ達
「やりきったな…」
「どきどきだったね」
「僕、なにもできなかったよぉ…」
「安心しろ。これからだノブ!放課後はもっと楽しくなるぞ!」
「次の時間は休憩?」
「そうだな。バレないようにってのも疲れたからな…放課後に向けて体力を温存だ!」
「あいあい!」

【あとがき】
いかがでしたか? 今回は少し短め……というかかなり短くなってしまいました。
本番ないイタズラを考えるの疲れた…すみません。
1時限目から4時限目まで連続だったから…3時限目サボってますけど笑
こういうシチュは好きなんで書いてみましたが、思ったほどえっちくなってないかも
次回は放課後編です!多分とうとう合体だと思うんですがどうなるんでしょう…
その次から幼馴染カエデになる予定です。
気になったらよろしくお願いします!
では。
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