人類、火星へ

めでんノベルチーム

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鈴京都国2日目

鈴木をタクシーで移動④

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真琴「あ、馬券物語だっけ」

自分「よくわかったな」

真琴「物語シリーズでしょ?」

自分「そうそう」

真琴「キス物語見たよ…」

自分「キス見たのか!いいねぇ」

真琴「オタク君よりは知識無いけど」

自分「うるせえな」

運転手「まもなく大所駅たいしょえきに到着です」

真琴「あ、ありがとうございますー」

自分「やっとか!」

真琴「コロニー鈴木において、さっきまでいた来馬くりば大所たいしょは正反対の位置にあるんだよ」

自分「つまり?」

真琴「端から端まで横断したことになるのね?」

自分「そう考えると狭いのか?」

真琴「だいたい、2時間かかるのかな」

自分「体感はもっとあった気するが」

運転手「ロータリーに入ります」

真琴「自分くん、降りる準備」

自分「はいはい」

運転手「到着しました」

真琴「HORAI-payホウライペイでお願いします」

自分「ホウライペイ?」

運転手「はい。ありがとうございました、またご利用ください」

自分「ホウライ?」

真琴「ありがとうございました」

自分「ホウライ?」

真琴「ただの電子マネーだよ」

自分「いつ払った?」

真琴「払ったよ?さっき」

自分「どこに搭載されてる?」

真琴「私のスマホ」

自分「いや、取り出してないやん」

真琴「取り出さなくても通信できるやん!」

自分「えぇ…」

真琴「あ、地球のは取り出して機械にピッってするのか、思い出した」

自分「えぇ…ハイテク…」
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