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第1章
パイプぷかぷか
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「おぉ、こんな所に居られましたか醤油殿!! おや? あそこにあるのはマヨネーズ! ああ、マジカル☆ソルトも!」
食品売り場に着くと新月が態度をころ っと変えてあちこちを歩き回ると食材や調味料を片っ端からカゴに詰めて行くので私とハリスはカゴの荷物持ちをさせられていた。
そろそろ買うのをやめて欲しい。重たい物に入る瓶類や野菜などは私が持っているからまだ何とかなるがハリスはあまりの重さにカゴが地面すれすれの高さまでしか持ち上げれていない。明らかに買いすぎだ。
「よし、調味料に肉類魚類野菜、ついでに海苔に米にパン、それからジャム! 大体選んだか? 後は飲み物とアイスなんかの冷凍物だ! 行くぞクロ、ハリスくん!」
「よし! じゃない。お前はどれだけ買う気なんだ? これでまだ買うとなるとハリスがひっくり返るぞ。なあ、ハリス」
今にもカゴの重さででんぐり返しでもしそうなハリスに意見を求める。
「そうですね……一旦、買って戻った方がいいと思います……」
「だそうだ、私とハリスはまずこれを買ってくる。残りはお前が買ってこい」
ハリスの意見に便乗してカゴをレジへ持って行く。カゴの重さで顔を赤くしているハリスがまるでペンギンの子供が初めて歩くようによちよちと歩きながらついてくる。
面白い……じゃなかった、もう無理というような顔をしてるので早くカゴを空にしよう。
会計を済ました商品を全て【無限の胃袋】の中にしまうと私とハリスは新月が行くと言っていた冷凍物が売っている売り場に向かった。すると新月がまた商品選びをしていた。
とその時、こちらの視線に気付いたのであろう新月が、商品から目を離すとこっちに向かって手招きをした。
「おーい、クロ。冷凍食品は粗方見たんだけどアイスどしよう、飲み物もまだなんだ」
まだ買うのか、もう少しこちらを考えて欲しい。どうせまた荷物持ちをさせられるのは私だ。
「ん~どうしよう、このミントも美味しそうだけどワインシャーベットも捨てがたいよな……そうだ、アイスは少なめにしてこれとこれ両方とも買おう! クロ、パス」
「あ、こらまて。また私を荷物持ちにする気か」
「えー、まだ買うんですか~?」
予想道理に新月が私に荷物持ちをさせられた。
その後、新月がワイン、カクテル、ブランデーにジュースで計10本を買ったがやはり全て私が持たされた。
新月が欲しい物を手当たり次第に買ってしまったので金よりも私の精神力の方が残り少なくなった。早く休みたい。
とその時、ふと目にとまった店があった。「Beyond the smoke」英語で「煙の向こう」という意味だからおそらくタバコ関係を扱っている店だろう。
今までタバコには興味が無く素通りしていたかもしれない。少し気になったので中に入ってみよう。
「新月、私は今からこの店に入るからお前はハリスと一緒に向かいの本屋にでも行ってろ。子供にはつまらない店だろ?」
新月とハリスが看板を見て納得した顔をする。
「あー、なるほど」
「あー、確かに……じゃ、俺とハリスで本買っといていい?」
「あぁ」
新月に何枚かの硬貨を渡したあと、私は木で出来たアンティーク調のドアを押して入る。
中に入るとまず目に付くのはものの多さだった。タバコだけでなく水タバコや何種類のパイプ、葉巻など思った以上に多い品々が並べられたショーケース。
葉タバコと書かれた棚に並べられた何種類もの缶やパッケージの色鮮やかさ。それら全てが私が知識として知ってはいたが初めて見るものだった。
今まで入ったことのない店でどうしようかと考えていると店長らしき男がこちらに歩いてきた。
「失礼、私はこの店の店長をしている者です。当店に何が御用でも?」
「あ、あぁ、少し気になったもので」
店長が声を掛けてきたついでにこの店に売っている商品の説明を聞いてみるとパイプや葉巻はタバコと違って嫌な匂いはあまりしないらしい。
タバコは肺が悪くなる。匂いが嫌だと言うようなイメージが強い。
しかし、パイプと葉巻はタバコよりも肺に悪くないらしい、匂いも煙たい匂いより葉の甘い匂いの方が強いんだとか。そんな中でも店長が勧めるものはパイプで、パイプは葉巻やタバコと違って手入れが大変だが大切に使うと凄く味わい深い品になるそうだ。
「最近ではパイプも葉巻もすっかり見なくなってしまいましたがここではまだまだ現役ですからね。こうして色んな品を扱っていますよ。お客様はどの品に興味がお有りで?」
店長が営業スマイルで聞いてくるが興味か、なんと無く入ってしまったので目的も興味も私には無かった。
どうしようかと辺りに目をやると少し気になる物があった。
吸い口の部分は下から上になるに連れて細くなり葉を詰めるボウルと呼ばれる部分は林檎を横に切ったような形をした小型のものだった。
「……これは?」
「これですか? これはプリンスと言われる種類のパイプですね。
とある世界の国では皇太子が愛用したとかなんとか。この形で今当店で人気な物はブライアーと呼ばれる一般的パイプに使われる種類の木で出来た物と、メシャムと言われるパイプの女王です。
他にも種類は御座いますがご覧になられますか?」
なるほど、パイプにも色んな形と種類の木があるらしい。話を聞いていると最初は興味が無かったがパイプが欲しくなってきてしまった。中でもメシャムが気になる
「いや結構だ、それよりメシャムとはどういうものなんだ?」
私が断ると店長は嬉しそうな顔をしてメシャムの説明を始めた。どうやらこの店長はメシャムが好きらしい。
「はい、メシャムとは落とすと細かい装飾がされた物は折れたりしますが普通のパイプですとそこまで傷が付いたり折れたりはしません。
さらにこのメシャムの素材というのはどうやって出来ているかはまだ判明出来ておりません。どうです、ロマンがあるでしょう? おそらくマグネシウムが地層の中で変化していったものだと言われております。
さらにさらに見た目も美く使っていくと白い色から徐々に飴色のようになっていくという特徴も御座います。故にこのメシャムはパイプの女王とも言われているんですよ」
如何ですか? とでも言うようなドヤ顔だ。
確かにメシャムは綺麗だ。説明を聞いているだけでも欲しくなってしまう。
だが私は今現在は異世界を旅している状態だ。白いパイプなんか持っていたら盗みの標的にでもして下さいと言っているようなものだ。
残念だが買うならメシャムよりは目立たないブライアーの方が良いだろう。
「説明ありがとう。しかし私はパイプはおろかタバコも吸った事がないのでね。今回はブライアーにさせて貰う。メシャムはまた今度で」
そう言うと店長は「わかりました。ではパイプはこちらですね、ではパイプ用の葉タバコ選びに移りましょう」と言って葉タバコの方へ案内したが少し複雑そうな顔をしていた。
メシャムを選んで欲しかったが初めての人だから仕方ないと頭の中で残念な気持ちと仕方ないと思う気持ちが混在してる、そんな顔だろうか。悪いな、今回はメシャムにする。私もメシャムが欲しいし。
パイプ用の葉タバコの棚へ案内されるとそこにはパイプと同じ数かそれ以上の物が壁一面に並べられていた。
流石にパイプ用だけもここまで多く種類があるとは思ってもいなかったので少し驚いた。
すると店長は顔には出してないがやったとでも言うような目をしながら説明を始めた。
「こちらがパイプ用の葉タバコになります。お客様はパイプが初めてだと仰られていましたので初心者向けの甘いフレーバーの物がよろしと思いますがいかがなされますか? 私のオススメはこちらの柑橘系の物と林檎の物それからシャンパンの香りがするものになります」
柑橘系と林檎とシャンパンか……どれもこれも気になる。
値段を見てみると葉タバコはパイプよりも値段はずっと安い。なら三種類ぐらいなら買っても初めてだから許されるだろう。
その後私はパイプと三種類の葉タバコにパイプに火を付けるライターや手入れの道具などの一式を買って店から出た。
いい買い物をした。
食品売り場に着くと新月が態度をころ っと変えてあちこちを歩き回ると食材や調味料を片っ端からカゴに詰めて行くので私とハリスはカゴの荷物持ちをさせられていた。
そろそろ買うのをやめて欲しい。重たい物に入る瓶類や野菜などは私が持っているからまだ何とかなるがハリスはあまりの重さにカゴが地面すれすれの高さまでしか持ち上げれていない。明らかに買いすぎだ。
「よし、調味料に肉類魚類野菜、ついでに海苔に米にパン、それからジャム! 大体選んだか? 後は飲み物とアイスなんかの冷凍物だ! 行くぞクロ、ハリスくん!」
「よし! じゃない。お前はどれだけ買う気なんだ? これでまだ買うとなるとハリスがひっくり返るぞ。なあ、ハリス」
今にもカゴの重さででんぐり返しでもしそうなハリスに意見を求める。
「そうですね……一旦、買って戻った方がいいと思います……」
「だそうだ、私とハリスはまずこれを買ってくる。残りはお前が買ってこい」
ハリスの意見に便乗してカゴをレジへ持って行く。カゴの重さで顔を赤くしているハリスがまるでペンギンの子供が初めて歩くようによちよちと歩きながらついてくる。
面白い……じゃなかった、もう無理というような顔をしてるので早くカゴを空にしよう。
会計を済ました商品を全て【無限の胃袋】の中にしまうと私とハリスは新月が行くと言っていた冷凍物が売っている売り場に向かった。すると新月がまた商品選びをしていた。
とその時、こちらの視線に気付いたのであろう新月が、商品から目を離すとこっちに向かって手招きをした。
「おーい、クロ。冷凍食品は粗方見たんだけどアイスどしよう、飲み物もまだなんだ」
まだ買うのか、もう少しこちらを考えて欲しい。どうせまた荷物持ちをさせられるのは私だ。
「ん~どうしよう、このミントも美味しそうだけどワインシャーベットも捨てがたいよな……そうだ、アイスは少なめにしてこれとこれ両方とも買おう! クロ、パス」
「あ、こらまて。また私を荷物持ちにする気か」
「えー、まだ買うんですか~?」
予想道理に新月が私に荷物持ちをさせられた。
その後、新月がワイン、カクテル、ブランデーにジュースで計10本を買ったがやはり全て私が持たされた。
新月が欲しい物を手当たり次第に買ってしまったので金よりも私の精神力の方が残り少なくなった。早く休みたい。
とその時、ふと目にとまった店があった。「Beyond the smoke」英語で「煙の向こう」という意味だからおそらくタバコ関係を扱っている店だろう。
今までタバコには興味が無く素通りしていたかもしれない。少し気になったので中に入ってみよう。
「新月、私は今からこの店に入るからお前はハリスと一緒に向かいの本屋にでも行ってろ。子供にはつまらない店だろ?」
新月とハリスが看板を見て納得した顔をする。
「あー、なるほど」
「あー、確かに……じゃ、俺とハリスで本買っといていい?」
「あぁ」
新月に何枚かの硬貨を渡したあと、私は木で出来たアンティーク調のドアを押して入る。
中に入るとまず目に付くのはものの多さだった。タバコだけでなく水タバコや何種類のパイプ、葉巻など思った以上に多い品々が並べられたショーケース。
葉タバコと書かれた棚に並べられた何種類もの缶やパッケージの色鮮やかさ。それら全てが私が知識として知ってはいたが初めて見るものだった。
今まで入ったことのない店でどうしようかと考えていると店長らしき男がこちらに歩いてきた。
「失礼、私はこの店の店長をしている者です。当店に何が御用でも?」
「あ、あぁ、少し気になったもので」
店長が声を掛けてきたついでにこの店に売っている商品の説明を聞いてみるとパイプや葉巻はタバコと違って嫌な匂いはあまりしないらしい。
タバコは肺が悪くなる。匂いが嫌だと言うようなイメージが強い。
しかし、パイプと葉巻はタバコよりも肺に悪くないらしい、匂いも煙たい匂いより葉の甘い匂いの方が強いんだとか。そんな中でも店長が勧めるものはパイプで、パイプは葉巻やタバコと違って手入れが大変だが大切に使うと凄く味わい深い品になるそうだ。
「最近ではパイプも葉巻もすっかり見なくなってしまいましたがここではまだまだ現役ですからね。こうして色んな品を扱っていますよ。お客様はどの品に興味がお有りで?」
店長が営業スマイルで聞いてくるが興味か、なんと無く入ってしまったので目的も興味も私には無かった。
どうしようかと辺りに目をやると少し気になる物があった。
吸い口の部分は下から上になるに連れて細くなり葉を詰めるボウルと呼ばれる部分は林檎を横に切ったような形をした小型のものだった。
「……これは?」
「これですか? これはプリンスと言われる種類のパイプですね。
とある世界の国では皇太子が愛用したとかなんとか。この形で今当店で人気な物はブライアーと呼ばれる一般的パイプに使われる種類の木で出来た物と、メシャムと言われるパイプの女王です。
他にも種類は御座いますがご覧になられますか?」
なるほど、パイプにも色んな形と種類の木があるらしい。話を聞いていると最初は興味が無かったがパイプが欲しくなってきてしまった。中でもメシャムが気になる
「いや結構だ、それよりメシャムとはどういうものなんだ?」
私が断ると店長は嬉しそうな顔をしてメシャムの説明を始めた。どうやらこの店長はメシャムが好きらしい。
「はい、メシャムとは落とすと細かい装飾がされた物は折れたりしますが普通のパイプですとそこまで傷が付いたり折れたりはしません。
さらにこのメシャムの素材というのはどうやって出来ているかはまだ判明出来ておりません。どうです、ロマンがあるでしょう? おそらくマグネシウムが地層の中で変化していったものだと言われております。
さらにさらに見た目も美く使っていくと白い色から徐々に飴色のようになっていくという特徴も御座います。故にこのメシャムはパイプの女王とも言われているんですよ」
如何ですか? とでも言うようなドヤ顔だ。
確かにメシャムは綺麗だ。説明を聞いているだけでも欲しくなってしまう。
だが私は今現在は異世界を旅している状態だ。白いパイプなんか持っていたら盗みの標的にでもして下さいと言っているようなものだ。
残念だが買うならメシャムよりは目立たないブライアーの方が良いだろう。
「説明ありがとう。しかし私はパイプはおろかタバコも吸った事がないのでね。今回はブライアーにさせて貰う。メシャムはまた今度で」
そう言うと店長は「わかりました。ではパイプはこちらですね、ではパイプ用の葉タバコ選びに移りましょう」と言って葉タバコの方へ案内したが少し複雑そうな顔をしていた。
メシャムを選んで欲しかったが初めての人だから仕方ないと頭の中で残念な気持ちと仕方ないと思う気持ちが混在してる、そんな顔だろうか。悪いな、今回はメシャムにする。私もメシャムが欲しいし。
パイプ用の葉タバコの棚へ案内されるとそこにはパイプと同じ数かそれ以上の物が壁一面に並べられていた。
流石にパイプ用だけもここまで多く種類があるとは思ってもいなかったので少し驚いた。
すると店長は顔には出してないがやったとでも言うような目をしながら説明を始めた。
「こちらがパイプ用の葉タバコになります。お客様はパイプが初めてだと仰られていましたので初心者向けの甘いフレーバーの物がよろしと思いますがいかがなされますか? 私のオススメはこちらの柑橘系の物と林檎の物それからシャンパンの香りがするものになります」
柑橘系と林檎とシャンパンか……どれもこれも気になる。
値段を見てみると葉タバコはパイプよりも値段はずっと安い。なら三種類ぐらいなら買っても初めてだから許されるだろう。
その後私はパイプと三種類の葉タバコにパイプに火を付けるライターや手入れの道具などの一式を買って店から出た。
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