遑神 ーいとまがみー

慶光院周

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第2章

お洒落ってそんなもの

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 船旅を始めて早三ヶ月。
 やっと私がマ●クの音から解放された頃、私達が乗った船はこれでもこの世界にある船では最速の速さで神聖カルットハサーズの海域に入り今日の昼近くに港に到着となった。
 その日の朝、船のホールに全搭乗客が集められ船長からの話があった。が、まぁ言われることは大体予想がついていた。

 「皆さん!  この度は我々の船へようこそ! 私は船長のマルコと申します。
 さて、この度はご搭乗いただいた皆さんに集まって貰いましたのは他でもないこの船の到着する神聖カルットハサーズについての注意点です!!
 皆さんはご存知でしょうが神聖カルットハサーズは……言い方が下品ではありますがあのクソ王国と呼ばれ人間以外の種族を良しとしないクz……方々が多い国です!  特にエルフ、魔族の方々への迫害が強いためエルフ、魔族の皆さんは変装することをお勧めします!  
 念のために大通り以外の道を歩かないこと、人気のない場所には近づかないようにお願いします!! 
 また、到着する港町にはエルフの耳、魔族の角や翼を隠すアイテムが売っておりますのでそちらの方の購入をお勧めします!!」

ザワザワ……



 本日が航海の最終日ということでパーティーが船のホールで開かれた。船長の言葉を聞いて他の乗客は前々から覚悟していたのだろう。真剣な表情で船長の言葉に耳を傾けていた。私達以外は、

 「クロ、ヤバくね? つーちゃんのあのチャーミングな巻き角を隠さないとつーちゃんが迫害を受けたり、同人誌的な展開に!!」
 「同人誌……? というものは知りませんが確かに私の角 は大きいので目立つでしょう。申し訳ございませんお嬢様このツァスタバ、今すぐこの角をへし折ってきま、
 「そんなことすんな!!  なんのための萌え角だと思ってるんだ! 今度蹄ブーツでも渡して山羊感をUPさせようと思ってるんだからぁ!!」……そ、そうですか」

 新月、そういう問題じゃないだろ。ツァスタバも納得したような顔でそうかと言うところじゃないと私は思うぞ。


 「クロス様どうします? このままではツァスタバさんが!」
 「マスターの判断にこの身を委ねます。例え自害しろと命令されてもこのツァスタバは従う覚悟でございます」
 「んなことせんでええ言うとるやないけ!! なんか言ってくるやつがいたらぶっ飛ばせばいいんだから! そうだよねクロ?」

 三人がずいずい、っと私に詰め寄ってくる……まぁ、言いたいことは大体わかってから詰め寄るのはやめてくれ。私の後ろには花瓶があるんだからな。

 「分かったから詰め寄ってくるな。これ以上お前達がこっちに寄ってきたら私の真後ろの花瓶が割れる。ツァスタバの件は港町とやらでアイテムを買えばいいだろ。そこまで大騒ぎする問題じゃな
 「あるっての!!  よく考えてみなよ白人主義たっだ頃の世界に黒人さんが行くようなものだよ? 俺やハリスくんは大丈夫だろうけどクロやつーちゃんがあーんなことやそーんなことになるじゃん?! のほほんとしている時間なんてないんだって!!」……」

 話してる最中に新月が私の腕を引っ張り体勢が崩れてしゃがむことになった。私がしゃがむと新月と目線の高さが一緒になり視線が重なる。
 と、次は新月が激しく肩を揺さぶり始める。
 やめろ。首が、首が捥げる。

 肩を揺さぶる速度がヒートアップして新月と私の鼻がくっつきそうな程顔が近くなってーーーゴチン!!   

 「痛ーい!」お約束と言わんばかりに額がぶつかりいい音が響く。
 アホな子が「頭が割れたよぅ~慰謝料請求してやるぅ! お金ちょーだい!」とかなんとか歌って呻いている尺取り虫を見て 一瞬、一斉に周りの人達がこちらを向き。
 ああ、なんて頭の可哀想な子、 と言わんばかりの視線が私達、特に新月に注がれる。
 視線が、視線が痛い。






 船が港に着くと住民はひそひそと影で話し会う姿が目立ち、時に聞こえるようにわざとらしく大きな声で罵倒し始め、これは私達ではなかったが他の乗客は町の住民と口論になっていたり、など。港町全体がギクシャクとした雰囲気に包まれていた。
 私達は新月がいつもの服に着替えたことで時間がかかり降りるのは最後になった。おかげでそう言った騒動が起きている間に積荷を降ろす船員達の陰に隠れて降りることが出来たのだった、そのまま角隠しアイテムあり〼と書かれた看板の店に全力疾走で飛び込む。

 「ふぅ、大丈夫ですか? マスター、お嬢様、ハリス」
 「ん、平気、ってかそのセリフ丸々つーちゃんに返すから。ね? ハリスくん?」
 「はぁ、はぁ……んっ、こ、今回、ばかりは、し、新月さんの言う通り……です。今はツァスタバさんが、ゲホッ!  一番危険な状況に……置かれてはぁ、いるんですよ? まず……自分のはぁ、心配を……して下さい」
 「ほ、ほらぁ~! ハ、ハリスくんだってそうだってよ?」
 「一番大丈夫ではないのはハリスだと思われますが」

 店に入り息を整え全員が怪我をしていないか心配するツァスタバに言葉をそのまま打ち返す新月。ハリスにもだよね?
 振ると息切れを起こしながらもそうだとハリスも答えた。が、説得力が無くツァスタバに斬られ新月は負けじと言い返す。

 「い、いいんだよ。ハリスくんはただの息切れだし。ね? クロ?……クロぉ? おーいどこに行ったぁ~……あ?」

 同意を得ようと新月が後ろを振り返るがそこにあるのは出入り口だぞ。一体どこに目をつけているんだと思いいつつ私は店の商品で身についたリボンと布を【鑑定】を付けて見る。


『【プディリボン】
 天敵に襲いかかられると全身を景色と同化させるビジョンスクワムの糸を織り込んだ天色のリボン。
 このリボンを結んだ物は周りの景色と同化して見えなくなります。しかし、見えなくするだけであって物体は消えないので注意して下さい。




韜晦とうかい為す白藤の衣】
 天敵に襲いかかられると全身を景色と同化させるビジョンスクワムのオージュン産の糸を織り込み銀糸で刺繍を施した衣。
 効果は普通のビジョンスクワムの糸と同じだがオージュン産だけは色に違いがあるためこの衣はこの色になっています』


 なんだ物は見えなくなるが透明にはならないのか。でも面白いな。

 「新月、ここはなかなかに面白い物が揃ってるぞ。お前達さっさと喋ってないでとっとと買うもの選べ」
 「……クロ、クロの性格はわかってるけど今は心配してやれよ」
 「そうですよクロス様」
 「マスター、私の心配は要りませんがお嬢様の話を無視するのはどうかと」

 商品を見てただけなのになぜか三人同時に注意された。私が何か悪いことでもしたか?






 「どうしよう。クロぉ~やばいよ!  まさかこんなにも迫害の色が強いとは思わなかった。
 思考がクズの大人から教育を受けたから子供もクズになるってのは今までも経験してる。けどさ、これでも港町であるが故に魔族やエルフとの交流があるためマシなんだって船員くん達が言ってたよ。角隠しの売ってる店の人はそんなことなかったけどありえないよね~。
 これでマシなら王都は一体どうなってんの? って言いたくなるぅ~」

 翌朝、朝一番で起きたツァスタバが買ったばかりのリボンを角に巻いて意気揚々と買って来たパン屋の焼きたてのパンの中からクロワッサンを取ってもきゅもきゅと食べりながら新月が朝食でぼやいた。

「しかぁーし!! 」
 
 と思ったら新月がいきなり机を叩いて吠える。昨日買ってきたアイテムが全部テーブルにぶちまけられ私のコーヒーさんが床へと落とされてお亡くなりになった。
 なぜ食事中のテーブルの上に物を置くんだ。あと少し回収が遅かったら焼きたてのパンまで床に落ちるところだったぞ。
 まぁ、落ちたとしても新月なら3秒ルールとか言って拾い食いしそうだがな。



 翌朝、と言うように私達は昨日の時点で迎えに来ていた馬車に乗り、港町から王都であるプリジーンに向かう……はずだっだ。が、いつの間にか勝手に新月が馬車を断っていて驚いた。
 何でも観光がしたかったらしい。勿論あとでお仕置きに頬を引っ張ってやった。
 さらに、新月が言うように思ったよりも濃く、角隠しアイテムを買う前に町の住民と騒ぎになったやつらのおかげて思うように道に進めず街道をやっと見つけたと思ったときには夕方になっていた。ゲルを出そうとしたが町の住民が多いところに出したら何が起こるかわからないというツァスタバの意見を取り入れて仕方がないが宿に泊まることになったのだ。
 本当に今回ばかりは私も先に角隠しアイテムを買っておいたことを自分で自分を褒めたくなったぞ。


 「クロ聞いて」
 「すまん」

 昨日の出来事を振り返っていると新月に注意されて両手で首ごと前を向けさせられる。

 「話を戻しまーす。えー、その心配は御無用となったのでございます。買ってきましたぁぁぁ!  角隠しアイテム ! リボン型!! その他衣、ガウン、ケープ、外套、被布などなど角隠し以外にも翼隠しやら尻尾隠しなどいろいろあったのでありったけ買ってきました。これで同人誌的展開は回避しました。
 が、つーちゃんの角は見えなくなるのでつーちゃんだと一発でわかるように……じゃ、じゃ、じゃーーーん!!   

 クロの普段使ってない創造力を酷s……俺とクロの合同作!『蹄ブーツ』でーす♡  ペッペラー!! 
 という訳で今日からつーちゃんはこれを履いて貰いたいと思いま~す。はい、つーちゃんパース」
 「ありがとうございますお嬢様。だたの執事でしかない私のためにここまでして心配なさって頂けるなんて……このツァスタバ、あまりの喜びに胸が張り裂けそうです」

 山のように準備されたアイテムを説明し終わった新月はアイテムをしまい直し今度は昨晩私が「もっとここのシルエットを美しく!」と何度もやり直しをさせられて神通力が空になるまでこき疲れ作らされたブーツがテーブルに陣取る。だからテーブルの上に乗せるなって。
 
 見るからに実用性と機能性はヒール共々捨てましたと言ってる踵のないブーツなんて意味が無い物のお洒落なんて私には理解出来ない。もう一度言う、理解できない。
 しかもそのせいで私のコーヒーさんがお亡くなりになったなんて哀れ過ぎるだろ。


 なのに新月は「わぉ!  モデルみたい!」と言って喜んでいる。執事はどこへ行った。ジョブチェンジでもしたのか?
 あと喜びに溢れた顔をしているがツァスタバよ、そいつはただアイテム探しという名で爆買いしただけだぞ。そんな蕩けた顔向けても無駄になるだけだぞ。

 「それはいいんですが新月さん、馬車を断って買い物したあとのことは考えてるんですか?」
 「大丈夫だってハリスくん。人目に付かないように雲の上ら辺を飛んでけば楽勝だし~?」
 「お嬢様それは少し難しいと思われますが」
 「……え? なんで?」
 「ここはヴェレンボーンじゃないんですよ。見つかったら大事になるのにどうやって行くって言うんですか? 第一着地点がお城なのに人目が無いなんてことある訳ないのに。絶対に注目の的になれますよ悪い意味で。新月さんはそれでもいいんですか?」
 「………」

 飛べばいいじゃんとあっさりと答えた新月だったがツァスタバとハリスに質問されて あ、っと今思い出したようだ。
 新月が固まる。と、同時に次の課題が決まった音がした。

 「新月、何か言うことはあるか」
 「oh……えーっと、『秘技! スライディング☆土下座』!!! ソーリーソーリー。アイムソーリー、ヒゲソーリー」

 現代に通じなくなった謝罪の言葉と同時にザッ!  ザッ!!  ザッ!!!  と途中途中で変なポージングを決めながら華麗な土下座が床を滑って来た。頭に食いかけのクロワッサンを乗せて。

………………………………………
……………………
………


 「……それがクロス様達の世界の謝罪ですか? 変わってますね」
 「ハリス、それは謝罪じゃなくて巫山戯てるだけだから真面目に受け取らなくていいぞ」
 「お嬢様、それは私にはともかくマスターにはどうかと」
 「だってこんなに差別が強いなんて思わんかったや!  堪忍してぇ~!」
 「関西弁を真似たって可愛くないぞ。普通に謝れ、今回は差別に関しては私も甘く見ていたから私にも責任がある。そこは謝ろう。悪かった」
 「っ! 
 「っ!  おい!  し……」
 それは謝るってごめん!  でもクロがそう思うことはない!  一ミクロンたりともないから謝るな!  第一差別なんてクロがて………クロよりも俺の方が差別問題は見て来てるし。痛々しくって目なんて背けてばっかだったけど……」

 私が謝ると新月が珍しい本気の謝罪をした。と思ったらいきなり飛び跳ねて私に飛びつき視界がブレて背中が床へと引っ張られる。
 咄嗟のことで驚いてしまい衝撃からは逃れられず椅子ごと倒れこみ大きな物音を立てると同時に頭を打つ。
 痛い、一体なんだって言うんだ。あとパンは無事か?!

 すぐにパンをのせた皿が無事かを確認する。良かった。まだ手でしっかりと掴んでいた。
 パンの安否を確認し終わると今度は新月に対して驚きと怒りが混ざった感情を抱く。なぜいきなり飛びついた?
 少しイラっと来て新月と叫ぼうとすると新月は私に抱きついたまま。始めは大きな声で話し始め、言葉が紡がれていくうちに連れて声が段々語尾が弱くなり頭がしゅん、  っと下がり唇を噛み締めた顔に変わっていく。

……………なぜそんなに顔を歪めるんだ?


 「……はぁ、なんでそんな顔をするんだ? 萎れるな。過ぎたことは考えても仕方ないだろ。そんなことより早く私から降りろ。もう二度といきなり飛びつくな。危ないったらありゃしない。
 それよりも早く食べて出発するぞ」
 「はい」
 「かしこまりました」
 「あ……うん!  アイアイキャプテン!」

 ハリスとツァスタバが元気よく返事をしたのを見て新月も立ち上がっていつもの遊び口調に戻る。そのまま私が救出したパンが乗った皿からパンを取って噛り付き満面の笑みを浮かべる。美味しいようで何より。
 しかし空気を読んで誰も言わないようにしていたんだがそろそろハリスあたりが限界で吹き出しそうだ。ずっとクロワッサンを頭に乗っけるのはやめてくれないか? アホが輪をかけてアホに見える。





****
Q, なぜ新月さんはいきなり飛びついたりしたんですか?

A, 新「だってクロって本人は気づいていないんかわかってて無視しているのかわからんけど裏で容姿(目は除く)のこと以外では結構ボロクソにいわれてるんだよ?! 
 
 しかも天界、神様のアットホーム(天界)で!! 唯でさえゲームとかでよくボスキャラとしてボコボコにされてるのに同じ神様がぐちゃぐちゃ言うのが意味不明! 中でも一番ムカついたのが「あの目が黒く染まっているのは父上を殺したせいだ」ってやつ! しかもこれ言ったのってクレス、(クレイオス) 天をかける星の神だったけ? なんだよ。

 あいつ自分は何もやってない癖によく言うよね。なのにクロにウラちゃん(ウラノス)殺すのクロに丸投げしてウラちゃんがいなくなった星空をコイちゃん(コイオス)二代目の天空神とかなんとかと山分けしてんだよ?! 

 あーーーーーー!!! 腹立つぅ~! 

 他にもレアチーズ(レア)二代目大地の女神もノバの所為とは言え裏でこそこそとさあ。あとそれかr(長すぎたので省略させて頂きます。)
 
 酷い! 新月ちゃん泣いてやるぅ~……。わーん!!


名前を原型が留めていない覚え方をしているアホの子でしたとさ。 チャン♪チャン♪



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