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早く大人になりたい!(後日譚)
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糖呀が前世を思い出してくれて、俺たちはようやく今世で結ばれた──と思いきや。
雀荘《王冠》のバックヤードには俺たちしかいない。締め作業と掃除を終え、時計は深夜二時を指している。
ロッカールームで休憩しながら前世の思い出話をするうち、しっとりした雰囲気になった。「いける」と思ってソファへ押し倒したが、当たり前のように押し除けられてしまった。
「ダメだよ、志門はまだ子供でしょ」
「こっ……!? 前世じゃ成人してた!」
「今は十七歳なんだから、二十歳までなんにもしないよ」
絶句する俺をよそに、糖呀は普段通りの涼しい顔で私服に着替えはじめる。
なんだよそれ!
前世じゃ俺が脱いだらすぐ発情してたくせに! 事あるごとに「喜ばせたいから」ってシようとして! 奴隷として主人に気を使うなってこっちが気を使ってたのに、蓋を開けたらめちゃくちゃな性欲魔の絶倫だったのはどっちだよ! 男に抱かれたことがなかった俺にあんなことやこんなことを仕込んだのは誰でもないおまえだろうが!!
いまさら一般性癖を気取るな~~~~!!
「令和の成人年齢は十八だろっ」
「酒もタバコも禁じられてる年齢でマセられてもねぇ」
「くっ……前世のシュガーならそんなこと言わない!」
「残念だけど、僕には糖呀として生きた人格と現代日本の倫理観がありまーす。さ、退勤の時間だよ下っ端くん」
「前世は俺のほうが主人だったのに……!」
大物マフィアとして肩で風を切っていた。誰もが俺を畏れ、敬い、ふざけた態度なんてとらない。ましてや従順な奴隷であるシュガーは主従関係を重視し、いつでも俺を立ててくれた。
俺にも今世の志門という人格があり、前世のシモンとは別人だという自覚はある。
だから以前の関係を完全に再現したいとは思っていない。
とはいえこうもギャップがあると、なんというか……。
「前世では吸ってなかったタバコまで吸って、シモンを恋しがってたくせに!」
今の糖呀も好きだが、シュガーを恋しく思うこともある。慣れるまでまだまだ時間がかかりそうで、駄々をこねてしまう。
「そうだよ。だから二十三歳にもなってファーストキスもまだなんだ」
さらりと言われたセリフにドキッとしてしまう。
彼の恋愛遍歴が気にならないわけがない。つまり、過去に恋人がいたこと無いのか……。
今世でもこれほどの見目麗しさなら、世の老若男女が放っておくはずがない。アプローチされることは幾度となくあっただろうに、夢で会う男──つまり俺に、一途を貫いたのだと思うと胸がギュッとなる。
なあやっぱりシたいんだが、ダメなのか。こちとら思春期の男児なんだぞ。
「志門、マセたこと考えてないでまずはデートしようよ」
「でぇと」
そんな微笑ましいワード、前世から縁がない。糖呀が口にするのも意外に感じた。
だが、そんな俺たちだからこそ普通の恋愛に惹かれるのもわかる。
敵を気にせず二人で出かけるのを想像して、悪くないなと思う。
今世の糖呀の好きなものごとを知りたいし、色んな表情が見たい。
前世では行けなかったところ、見れなかったもの、できなかったこと、今世ならなんでもできる。
おまえと死に別れてからのことも、これからのことも、たくさん話したい。
あ、と糖呀が短く声をこぼした。
「でも僕って仕事休めるのかな……考えたこともなかったや」
タイミングよくドアが開いて、オーナーであるおっさんが部屋に入ってきた。建物の近くを通りがかってまだ電気がついていることに気付き、俺たちの様子を見にきたのかもしれない。そういうことは過去にもしばしばあった。
糖呀の話が聞こえたのか、挨拶もなく会話に入ってくる。
「──休むか? 夏休みくらいくれてやるぞ」
「オヤジさん」
普段いないわりに必要なときちゃっかり現れるこのおっさんは、糖呀の十五歳からの育ての親でもある。外見の雰囲気だけでなく、事実カタギではないが、情に厚くていい奴だ。前世でよく関わったような腹黒な羊飼いとは違う。
「おまえが勝手にせっせと働いてただけで、俺としては好きに休んでくれて構わなかったんだぞ」
「そうなの?」
俺は内心で笑ってしまう。なんだか懐かしかったからだ。
前世で主人だった俺は、奴隷シュガーの忠誠心(頑固さとも言う)に何度も振り回され、やがて慣れた。おっさんの気持ちがわかる。
おっさんが俺のほうを向く。
「志門、コイツのこと頼むな」
「言われなくても」
おっさんはガハハと豪快に笑った。俺と糖呀の関係がどんなものか知るはずもないのに、信じて送り出そうとしてくれている。
人を見る目だけは自信がある──かつてそう言っていたが、俺たちは値する人間に見えたのだろうか。
「オヤジさん、僕は休日が欲しいだけで、辞めるわけじゃないんだけど」
腕を組んで抗議する糖呀に対し、おっさんは「まあまあ、聞け」となだめた。
「ここで長く働いて、おまえはウチの組の色んなことを見聞きしてる。だから自由にゃなれんと思ってる節があるだろう?」
「それは……そうじゃないの?」
「糖呀、俺ンとこで骨を埋める必要はない。おまえのことは俺なりに守ってきたつもりだ。しがらみは気にせず、やりたいことを見つけたら自由に生きたらいい。いつでも送り出してやるよ」
「僕のこと、都合が良いから飼ってくれてるんだと思ってた。そこまで言ってくれるなんて……」
「おまえくらいの息子がいたんだが、親らしいことをしてやれなくてな」
おっさんは糖呀の頭を撫でた。そして、親子ごっこはそれで終わりだとばかりに両手を上げると踵を返す。
立ち去ろうとするおっさんの背中へ、糖呀が声をかけた。
「オヤジさんや常連のみんなには感謝してるんだ。《王冠》は僕が守り続けたい。許してもらえる限り」
「好きにしろ。明日は来なくていいぞ」
■
「……ほぁ」
また二人きりになったあと、糖呀は変な声を漏らしながらソファへ沈み込んだ。
無いと思っていた自由を前に、呆然としている。
「──じゃ、なにする?」
そう声をかけると、彼は真剣な顔で俺を見た。
「睡眠?」
「そういうことじゃなくて。明日。休み」
「部屋、探そうかな。志門と暮らしたいよ」
脱力したままの糖呀の横に俺も座る。
「そうだな、健康的な家で一緒に暮らそう。おまえの寝起きしてるところは独房すぎる」
彼はこのビルの二階に住み着いている。住居用ではないからキッチンも風呂もなく、最低限の寝具や生活用品しかない。
「俺の家の人間には、就職で家を出るって言えば反対しないはずだ。……ずっと考えてたんだが、卒業まで待ちきれないからおっさんの舎弟になろうかなっておもっ」
まだ喋っている途中なのに脳天をチョップされた。
「前世と同じことしてどうすんの」
早く大人として糖呀を養いたいのもあるわけだが、そう言われると確かに……良くないルートなのかも知れない。
前世の俺たちは普通の生活に焦がれたわけだしな。
「……わかった。卒業までは今の家にいる。おまえの新居には通う。半同棲ってことで。んで、カタギの就活もする」
「応援するよ。僕のことは一旦忘れて、キミの望む将来のこと考えてね」
「ま、その話はおいおいな。俺はもっと間近な予定の話がしたい。デートとか」
「ん、いいね」
そっと、糖呀の肩にもたれかかってみた。特に押し除けられたりしなかった。この接触はOKらしい。
そのまま甘えるように額を擦り寄せながら話す。
「行きたいとこあるか?」
「そうだなぁ……遊園地。行ったことないから」
ゆうえんち。俺も行ったことないし、そもそも興味ないが、糖呀がいる場所ならどこでもきっと楽しいだろう。
「行こう。ディズニーでもユニバでも、サンリオでも志摩スペイン村でもどこでも俺が連れてってやる」
そうしたら、雰囲気でいけるかもしんねぇし。
二人きりなのにこのままオヤスミと別れるのかとか、未来のデートも健全な範疇を出ないのかとか、そう考えると(どうせ彼なら許してくれるし)いっそ今むりやり致すのも選択肢の一つなんじゃないかとか考えてしまうが、それは大人のやることじゃない。自制の効かないダサいガキに転生したと思われたらたまらない。
この欲求不満は胸にしまい、かつてのように余裕のある大人の男として糖呀を──。
悶々と考えている中でふと、返事がないことに気付いて顔を上げた。ばちりと目が合う。どうやら彼はずっと俺を見ていたらしい。
なぜか糖呀は、俺の顔を見ておかしそうに笑った。
「フフフ。思春期ってかわいいね、志門」
雀荘《王冠》のバックヤードには俺たちしかいない。締め作業と掃除を終え、時計は深夜二時を指している。
ロッカールームで休憩しながら前世の思い出話をするうち、しっとりした雰囲気になった。「いける」と思ってソファへ押し倒したが、当たり前のように押し除けられてしまった。
「ダメだよ、志門はまだ子供でしょ」
「こっ……!? 前世じゃ成人してた!」
「今は十七歳なんだから、二十歳までなんにもしないよ」
絶句する俺をよそに、糖呀は普段通りの涼しい顔で私服に着替えはじめる。
なんだよそれ!
前世じゃ俺が脱いだらすぐ発情してたくせに! 事あるごとに「喜ばせたいから」ってシようとして! 奴隷として主人に気を使うなってこっちが気を使ってたのに、蓋を開けたらめちゃくちゃな性欲魔の絶倫だったのはどっちだよ! 男に抱かれたことがなかった俺にあんなことやこんなことを仕込んだのは誰でもないおまえだろうが!!
いまさら一般性癖を気取るな~~~~!!
「令和の成人年齢は十八だろっ」
「酒もタバコも禁じられてる年齢でマセられてもねぇ」
「くっ……前世のシュガーならそんなこと言わない!」
「残念だけど、僕には糖呀として生きた人格と現代日本の倫理観がありまーす。さ、退勤の時間だよ下っ端くん」
「前世は俺のほうが主人だったのに……!」
大物マフィアとして肩で風を切っていた。誰もが俺を畏れ、敬い、ふざけた態度なんてとらない。ましてや従順な奴隷であるシュガーは主従関係を重視し、いつでも俺を立ててくれた。
俺にも今世の志門という人格があり、前世のシモンとは別人だという自覚はある。
だから以前の関係を完全に再現したいとは思っていない。
とはいえこうもギャップがあると、なんというか……。
「前世では吸ってなかったタバコまで吸って、シモンを恋しがってたくせに!」
今の糖呀も好きだが、シュガーを恋しく思うこともある。慣れるまでまだまだ時間がかかりそうで、駄々をこねてしまう。
「そうだよ。だから二十三歳にもなってファーストキスもまだなんだ」
さらりと言われたセリフにドキッとしてしまう。
彼の恋愛遍歴が気にならないわけがない。つまり、過去に恋人がいたこと無いのか……。
今世でもこれほどの見目麗しさなら、世の老若男女が放っておくはずがない。アプローチされることは幾度となくあっただろうに、夢で会う男──つまり俺に、一途を貫いたのだと思うと胸がギュッとなる。
なあやっぱりシたいんだが、ダメなのか。こちとら思春期の男児なんだぞ。
「志門、マセたこと考えてないでまずはデートしようよ」
「でぇと」
そんな微笑ましいワード、前世から縁がない。糖呀が口にするのも意外に感じた。
だが、そんな俺たちだからこそ普通の恋愛に惹かれるのもわかる。
敵を気にせず二人で出かけるのを想像して、悪くないなと思う。
今世の糖呀の好きなものごとを知りたいし、色んな表情が見たい。
前世では行けなかったところ、見れなかったもの、できなかったこと、今世ならなんでもできる。
おまえと死に別れてからのことも、これからのことも、たくさん話したい。
あ、と糖呀が短く声をこぼした。
「でも僕って仕事休めるのかな……考えたこともなかったや」
タイミングよくドアが開いて、オーナーであるおっさんが部屋に入ってきた。建物の近くを通りがかってまだ電気がついていることに気付き、俺たちの様子を見にきたのかもしれない。そういうことは過去にもしばしばあった。
糖呀の話が聞こえたのか、挨拶もなく会話に入ってくる。
「──休むか? 夏休みくらいくれてやるぞ」
「オヤジさん」
普段いないわりに必要なときちゃっかり現れるこのおっさんは、糖呀の十五歳からの育ての親でもある。外見の雰囲気だけでなく、事実カタギではないが、情に厚くていい奴だ。前世でよく関わったような腹黒な羊飼いとは違う。
「おまえが勝手にせっせと働いてただけで、俺としては好きに休んでくれて構わなかったんだぞ」
「そうなの?」
俺は内心で笑ってしまう。なんだか懐かしかったからだ。
前世で主人だった俺は、奴隷シュガーの忠誠心(頑固さとも言う)に何度も振り回され、やがて慣れた。おっさんの気持ちがわかる。
おっさんが俺のほうを向く。
「志門、コイツのこと頼むな」
「言われなくても」
おっさんはガハハと豪快に笑った。俺と糖呀の関係がどんなものか知るはずもないのに、信じて送り出そうとしてくれている。
人を見る目だけは自信がある──かつてそう言っていたが、俺たちは値する人間に見えたのだろうか。
「オヤジさん、僕は休日が欲しいだけで、辞めるわけじゃないんだけど」
腕を組んで抗議する糖呀に対し、おっさんは「まあまあ、聞け」となだめた。
「ここで長く働いて、おまえはウチの組の色んなことを見聞きしてる。だから自由にゃなれんと思ってる節があるだろう?」
「それは……そうじゃないの?」
「糖呀、俺ンとこで骨を埋める必要はない。おまえのことは俺なりに守ってきたつもりだ。しがらみは気にせず、やりたいことを見つけたら自由に生きたらいい。いつでも送り出してやるよ」
「僕のこと、都合が良いから飼ってくれてるんだと思ってた。そこまで言ってくれるなんて……」
「おまえくらいの息子がいたんだが、親らしいことをしてやれなくてな」
おっさんは糖呀の頭を撫でた。そして、親子ごっこはそれで終わりだとばかりに両手を上げると踵を返す。
立ち去ろうとするおっさんの背中へ、糖呀が声をかけた。
「オヤジさんや常連のみんなには感謝してるんだ。《王冠》は僕が守り続けたい。許してもらえる限り」
「好きにしろ。明日は来なくていいぞ」
■
「……ほぁ」
また二人きりになったあと、糖呀は変な声を漏らしながらソファへ沈み込んだ。
無いと思っていた自由を前に、呆然としている。
「──じゃ、なにする?」
そう声をかけると、彼は真剣な顔で俺を見た。
「睡眠?」
「そういうことじゃなくて。明日。休み」
「部屋、探そうかな。志門と暮らしたいよ」
脱力したままの糖呀の横に俺も座る。
「そうだな、健康的な家で一緒に暮らそう。おまえの寝起きしてるところは独房すぎる」
彼はこのビルの二階に住み着いている。住居用ではないからキッチンも風呂もなく、最低限の寝具や生活用品しかない。
「俺の家の人間には、就職で家を出るって言えば反対しないはずだ。……ずっと考えてたんだが、卒業まで待ちきれないからおっさんの舎弟になろうかなっておもっ」
まだ喋っている途中なのに脳天をチョップされた。
「前世と同じことしてどうすんの」
早く大人として糖呀を養いたいのもあるわけだが、そう言われると確かに……良くないルートなのかも知れない。
前世の俺たちは普通の生活に焦がれたわけだしな。
「……わかった。卒業までは今の家にいる。おまえの新居には通う。半同棲ってことで。んで、カタギの就活もする」
「応援するよ。僕のことは一旦忘れて、キミの望む将来のこと考えてね」
「ま、その話はおいおいな。俺はもっと間近な予定の話がしたい。デートとか」
「ん、いいね」
そっと、糖呀の肩にもたれかかってみた。特に押し除けられたりしなかった。この接触はOKらしい。
そのまま甘えるように額を擦り寄せながら話す。
「行きたいとこあるか?」
「そうだなぁ……遊園地。行ったことないから」
ゆうえんち。俺も行ったことないし、そもそも興味ないが、糖呀がいる場所ならどこでもきっと楽しいだろう。
「行こう。ディズニーでもユニバでも、サンリオでも志摩スペイン村でもどこでも俺が連れてってやる」
そうしたら、雰囲気でいけるかもしんねぇし。
二人きりなのにこのままオヤスミと別れるのかとか、未来のデートも健全な範疇を出ないのかとか、そう考えると(どうせ彼なら許してくれるし)いっそ今むりやり致すのも選択肢の一つなんじゃないかとか考えてしまうが、それは大人のやることじゃない。自制の効かないダサいガキに転生したと思われたらたまらない。
この欲求不満は胸にしまい、かつてのように余裕のある大人の男として糖呀を──。
悶々と考えている中でふと、返事がないことに気付いて顔を上げた。ばちりと目が合う。どうやら彼はずっと俺を見ていたらしい。
なぜか糖呀は、俺の顔を見ておかしそうに笑った。
「フフフ。思春期ってかわいいね、志門」
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