26 / 49
第1章至る平安
新たなる決意
しおりを挟む
真夜は、ちょっと偉そうだけど、純粋な部分も持っている、そんな女の子だ。
容姿は、俺のものと同一なんだから、絶世の美女。
性格の方も、柔らかくなる時の破壊力が強烈すぎて、全然嫌いではない。
むしろ好きだ。
可愛いと思う。
結ばれたいまでは行かないかもしれないが、お付き合いできるのなら真剣に受け止めたい。
ただ、この体を抜け出す手段がないと、真夜と交流することはできない。
それが、ネックだ。
あちらは深層意識にいるんだから、実質的に付き合っていることにはなるのか⋯⋯?
人格間で恋愛をしようとしているんですけど、ちょっと難易度高すぎませんかね?
⋯⋯ウズメの力が高まったらワンチャンあるかも?
ウズメちゃん育成計画始動するか。
でも、真夜からは、最高の小説を作ってほしいと頼まれている。
そっちを優先しないと申し訳が立たないか⋯⋯?
俺の目標も最高の小説を作るだから、こちらとしてもそれを目指すのは歓迎だ。
多分だけど、真夜の方も、俺の負担になりたくなくて、あんなことを言ったのだと思う。最高の小説というのは難題だ。どれだけ準備しても、どれだけ書いてみても、これだと言える小説を書き上げるのは、とんでもなく難しい。
他のことを考えている余裕はない。
うん。そうだな。
真夜の心遣いに甘えようと思う。
彼女に、俺の最高の小説を見せる。
俺のためだけではなく、この体を貸してくれている、真夜のために。
俺は頑張ろうと思う。
●
朝の日差しが、本殿に差し込む。
俺は、すっきりと目覚めた。
昨日、一定の結論を出すことができたおかげだ。
隣では、ウズメが寝返りを打っている。
当然のように素っ裸だ。
布団でも脱ぎグセは健在らしい。
⋯⋯噛みつきたいほど柔らかそうな白い肌だ。
二百年前の悪夢が蘇るから、忌避感もあるけど、この頃吸っていないのも事実。
昨日、男性としての自分を強く意識したばかりだし、ムラムラとした吸血欲が湧き上がってくる。
性欲=吸血欲だったことを今知ったんだけど。どうなってるんだ、この体。
でも、ウズメは既婚者だしな⋯⋯。
いやでもNTRはとても強い快感に繋がるって聞いたぞ。
ワンチャンダメかな⋯⋯?
俺の前で、こんなエロい体を見せつけてくるのが悪いと思うんだけど。
俺は間違ってないよね?
俺は、ウズメに馬乗りになって、その首筋に狙いを定めた。
絶対美味しいやつだ。
いただきます。
ガラリ。
戸が開いた。
「ウズメ!朝だぞ!」
そこには、猿面の男が立っていた。
その場に沈黙が満ちる。
「えっと、夜殿、私の妻に何をしているので?」
「お久しぶりです、猿田彦さん。」
「いやそんな、何もやましいところはないみたいな目で見ないでください。どう考えても何かしようとしているところでしょう。」
「気のせいですよ。」
「いやいやいやいや。」
「私がそんな倫理観のないことをすると思いますか。」
「書物のためならばやりかねないでしょうあなたは。」
うっ。否定できない。
「とりあえずそこを退(ど)いてください。」
「はい⋯⋯。」
一時の気の迷いはどこかに霧散していた。
ウズメとの友達関係が崩れるのは嫌だし、猿田彦が止めてくれて良かったのかもしれない。
●
猿田彦の二度と来るなという視線と、ウズメのまた来てねーという言葉に送られて、俺は伊勢を発った。
これからどうしようか。
流石にまだまだ俺のことを覚えている人もいそうだし、今すぐ都に戻るのも良くないか。
そろそろ百年経つし、白のところにも顔を出しておこうか。
出雲に向けて出発することにした。
どこかに紙が安定供給されている場所はありませんかね⋯⋯?
とりあえず、プロットを何作か作ってみようかな。
容姿は、俺のものと同一なんだから、絶世の美女。
性格の方も、柔らかくなる時の破壊力が強烈すぎて、全然嫌いではない。
むしろ好きだ。
可愛いと思う。
結ばれたいまでは行かないかもしれないが、お付き合いできるのなら真剣に受け止めたい。
ただ、この体を抜け出す手段がないと、真夜と交流することはできない。
それが、ネックだ。
あちらは深層意識にいるんだから、実質的に付き合っていることにはなるのか⋯⋯?
人格間で恋愛をしようとしているんですけど、ちょっと難易度高すぎませんかね?
⋯⋯ウズメの力が高まったらワンチャンあるかも?
ウズメちゃん育成計画始動するか。
でも、真夜からは、最高の小説を作ってほしいと頼まれている。
そっちを優先しないと申し訳が立たないか⋯⋯?
俺の目標も最高の小説を作るだから、こちらとしてもそれを目指すのは歓迎だ。
多分だけど、真夜の方も、俺の負担になりたくなくて、あんなことを言ったのだと思う。最高の小説というのは難題だ。どれだけ準備しても、どれだけ書いてみても、これだと言える小説を書き上げるのは、とんでもなく難しい。
他のことを考えている余裕はない。
うん。そうだな。
真夜の心遣いに甘えようと思う。
彼女に、俺の最高の小説を見せる。
俺のためだけではなく、この体を貸してくれている、真夜のために。
俺は頑張ろうと思う。
●
朝の日差しが、本殿に差し込む。
俺は、すっきりと目覚めた。
昨日、一定の結論を出すことができたおかげだ。
隣では、ウズメが寝返りを打っている。
当然のように素っ裸だ。
布団でも脱ぎグセは健在らしい。
⋯⋯噛みつきたいほど柔らかそうな白い肌だ。
二百年前の悪夢が蘇るから、忌避感もあるけど、この頃吸っていないのも事実。
昨日、男性としての自分を強く意識したばかりだし、ムラムラとした吸血欲が湧き上がってくる。
性欲=吸血欲だったことを今知ったんだけど。どうなってるんだ、この体。
でも、ウズメは既婚者だしな⋯⋯。
いやでもNTRはとても強い快感に繋がるって聞いたぞ。
ワンチャンダメかな⋯⋯?
俺の前で、こんなエロい体を見せつけてくるのが悪いと思うんだけど。
俺は間違ってないよね?
俺は、ウズメに馬乗りになって、その首筋に狙いを定めた。
絶対美味しいやつだ。
いただきます。
ガラリ。
戸が開いた。
「ウズメ!朝だぞ!」
そこには、猿面の男が立っていた。
その場に沈黙が満ちる。
「えっと、夜殿、私の妻に何をしているので?」
「お久しぶりです、猿田彦さん。」
「いやそんな、何もやましいところはないみたいな目で見ないでください。どう考えても何かしようとしているところでしょう。」
「気のせいですよ。」
「いやいやいやいや。」
「私がそんな倫理観のないことをすると思いますか。」
「書物のためならばやりかねないでしょうあなたは。」
うっ。否定できない。
「とりあえずそこを退(ど)いてください。」
「はい⋯⋯。」
一時の気の迷いはどこかに霧散していた。
ウズメとの友達関係が崩れるのは嫌だし、猿田彦が止めてくれて良かったのかもしれない。
●
猿田彦の二度と来るなという視線と、ウズメのまた来てねーという言葉に送られて、俺は伊勢を発った。
これからどうしようか。
流石にまだまだ俺のことを覚えている人もいそうだし、今すぐ都に戻るのも良くないか。
そろそろ百年経つし、白のところにも顔を出しておこうか。
出雲に向けて出発することにした。
どこかに紙が安定供給されている場所はありませんかね⋯⋯?
とりあえず、プロットを何作か作ってみようかな。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる