35 / 60
34.夜が明けるまで*
しおりを挟む
「なか、もっと、もっとぉ、うご、いてぇ」
「えっ、大丈夫?辛くない?」
こくんこくんと頷いたその顔は不安に揺らめきながらも、これから訪れる未知の快楽への期待が表れていた。
ヴォルフはソニアの求めに応じて、獣のように激しく突く。
深緑色の長髪を振り乱しながら、ソニアは何度も喘いだ。
「ああっ、んあっ、はぁんっ、ヴォルフぅ…」
「ソニア…、くっ!」
澱みない快楽に耐えようとするものの、堪えきれずにヴォルフの背中に爪を立てた。
そのひりついた痛みにヴォルフは顔を顰めたが、絶頂が近いソニアは全く気付かずに腰を揺らし続けていた。
「も、いっちゃ、う…、げんかい…、ヴォルフぅ」
「俺もだよ」
ヴォルフが先程よりも奥へ奥へと向かって突き上げると、我慢ならなくなったソニアはそのまま果てた。
射精したばかりのソニアの中はきゅうきゅうとヴォルフを咥え込み、その勢いのままにヴォルフも達する。
どくんと精液が注がれている間、ソニアはヴォルフのコバルトブルーの瞳に自分だけが映っていることに体の内側がかあっと熱くなるのを感じた。
そして、ヴォルフの首に腕を絡ませると自分の唇を寄せた。
それを合図とした2人は夜が明けるまで眠ることなく何度も体を求め合ったのだった。
「えっ、大丈夫?辛くない?」
こくんこくんと頷いたその顔は不安に揺らめきながらも、これから訪れる未知の快楽への期待が表れていた。
ヴォルフはソニアの求めに応じて、獣のように激しく突く。
深緑色の長髪を振り乱しながら、ソニアは何度も喘いだ。
「ああっ、んあっ、はぁんっ、ヴォルフぅ…」
「ソニア…、くっ!」
澱みない快楽に耐えようとするものの、堪えきれずにヴォルフの背中に爪を立てた。
そのひりついた痛みにヴォルフは顔を顰めたが、絶頂が近いソニアは全く気付かずに腰を揺らし続けていた。
「も、いっちゃ、う…、げんかい…、ヴォルフぅ」
「俺もだよ」
ヴォルフが先程よりも奥へ奥へと向かって突き上げると、我慢ならなくなったソニアはそのまま果てた。
射精したばかりのソニアの中はきゅうきゅうとヴォルフを咥え込み、その勢いのままにヴォルフも達する。
どくんと精液が注がれている間、ソニアはヴォルフのコバルトブルーの瞳に自分だけが映っていることに体の内側がかあっと熱くなるのを感じた。
そして、ヴォルフの首に腕を絡ませると自分の唇を寄せた。
それを合図とした2人は夜が明けるまで眠ることなく何度も体を求め合ったのだった。
185
あなたにおすすめの小説
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
流れる星、どうかお願い
ハル
BL
羽水 結弦(うすい ゆずる)
オメガで高校中退の彼は国内の財閥の一つ、羽水本家の次男、羽水要と番になって約8年
高層マンションに住み、気兼ねなくスーパーで買い物をして好きな料理を食べられる。同じ性の人からすれば恵まれた生活をしている彼
そんな彼が夜、空を眺めて流れ星に祈る願いはただ一つ
”要が幸せになりますように”
オメガバースの世界を舞台にしたアルファ×オメガ
王道な関係の二人が織りなすラブストーリーをお楽しみに!
一応、更新していきますが、修正が入ることは多いので
ちょっと読みづらくなったら申し訳ないですが
お付き合いください!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
僕はあなたに捨てられる日が来ることを知っていながらそれでもあなたに恋してた
いちみやりょう
BL
▲ オメガバース の設定をお借りしている & おそらく勝手に付け足したかもしれない設定もあるかも 設定書くの難しすぎたのでオメガバース知ってる方は1話目は流し読み推奨です▲
捨てられたΩの末路は悲惨だ。
Ωはαに捨てられないように必死に生きなきゃいけない。
僕が結婚する相手には好きな人がいる。僕のことが気に食わない彼を、それでも僕は愛してる。
いつか捨てられるその日が来るまでは、そばに居てもいいですか。
運命じゃない人
万里
BL
旭は、7年間連れ添った相手から突然別れを告げられる。「運命の番に出会ったんだ」と語る彼の言葉は、旭の心を深く傷つけた。積み重ねた日々も未来の約束も、その一言で崩れ去り、番を解消される。残された部屋には彼の痕跡はなく、孤独と喪失感だけが残った。
理解しようと努めるも、涙は止まらず、食事も眠りもままならない。やがて「番に捨てられたΩは死ぬ」という言葉が頭を支配し、旭は絶望の中で自らの手首を切る。意識が遠のき、次に目覚めたのは病院のベッドの上だった。
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる