糸玉

palo

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死んだら何になるのか。
おそらく何にもならない。
生まれ変わりもしない。
しかし、死ぬと揺らぎを生む。
そうしてみると、生きている間も揺らぎを生み続けている。
さて、我々が生涯で揺らいだ数の偏向により生んだ情報の糸玉は、死後思念体となって時空間に残留する。
これは肉体生物からは視認できない。
その道理は時間を視認できないこととおなじである。
さてこの糸玉が、我々が神と呼ぶものの真の姿である。
高次元に残留した糸玉に格別の質量はなく、無限に集約する。
神という存在が認識できない霊体の存在と似通うのはそこにある。
つまり我々は、糸玉を、直感によって仄かに感得するが測定できない。
さて肉体生物である我々は高意識体であり、複数の感情を持ち、各々葛藤を持ち、高次元体は低次元体である人類を、監督管理し、かつ愛を持って接して然るべきという幻想を抱いている。
それは、人類の苦難において、そうでもなければ救われないという魂の希求から発せられた、極めて利己的な考えに他ならない。
糸玉に意識も感情もない。
愛も憐みもない。
なんとなれば、肉体生物など見ていない。
我々が空き地の土くれに何の感情も示さないのと似通っている。
地球における高次の生命代表と言う誇りから、神との唯一の交感者足りうるという理屈はかなり滑稽である。
既存宗教における神とは、霊感に長けた開祖が、高次元体を信者に感得させるために、糸玉を解釈し噛み砕いて生み出したカリカチュアである。
結論我々は、何をすべきなのか。
畢竟、どうあっても良い。
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