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第1章
30節 告解
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フェルム村は王国内の食料を生産するための農村の一つで、それ以外は取り立てて見るところのない、小さな村だった。
住人の多くが農作業に従事する農民で、私の両親もその一員として働いていた。
二人は村に生まれ、村で出会い、大きな事件も障害もなく、平穏無事に結婚した。
特別なものなど何もない、ごく普通の夫婦。
その二人から生まれた私も同じように、平凡な村人の一人として、一生を終えるはずだった。
私はただの子供で、優しい両親に育てられ、二人の手伝いをしながら成長し、二人と同じようにこの村で暮らしていく――……
が、実際には、そうはならなかった。
特別ではない二人から生まれた私は、なぜか特別な力を持って生まれてきてしまった。
最初は皆、物珍しがっていただけ、だったと思う。
そのうちに、私の力でお金を稼ぐという悪魔の囁きを、両親のどちらかが聞いてしまった。
ペルセ川流域に暮らす人の多くは、河川の女神、『水を持つ者』カタロスを信仰している。
両親は、私がカタロスの祝福を受けた御子だと噂を流し、加護を求める人々から金品を受け取るようになっていく。
見世物にされているうちは、まだ良かった。私の力は小さなもので、そこまで期待はされていなかったから。
問題は、私の力が時折、普段より強く現れることにあった。
不用意に何度か見せてしまったそれが、周りの大人たちにとって余程劇的で、魅力的だったらしい。味を占めた彼らは、再びそれを使うよう何度も私に求めた。
けれどそれは自分の意思では扱えず、いつ現れるかも分からないものだった。使うように言われても、私にはどうにもできない。
業を煮やした両親は、次第に私に辛く当たるようになる。
そして彼らにとっては幸運な――私にとっては不運でしかない――ことに、それが、力を引き出すきっかけになってしまった。
私の力は、私の体や心に大きな負荷がかかった時、危険を知らせるように強く発現することがある。
それを知った両親、及び村人たちは、無理矢理力を引き出そうと、私に暴行を加えるようになった。
条件が正しかったのかは分からない。今思えば、暴行を受けている時に偶然発現しただけかもしれない。
日に日に私は疲弊し、ただただ人々の仕打ちに耐え、言われたことをこなすだけの生き物になっていった。やがて感情は摩耗し、なんの反応も示さなくなった。
そんな生活がしばらく――どのくらいかはよく思い出せない――続いたある日。不意に強く現れた私の力は、この村に魔物の群れが迫っているという危機を知らせてきた。
すぐに警告すれば、皆を避難させられたかもしれない。
けれどその頃の私は他人を、どころか自分をも、気にかけるような心が残っていなかった。やがて襲われるのは理解しつつも、焦燥も、恐怖も、なにも感じなかった。
普段は魔物の被害などほとんどない、ただの農村だ。備えは少しの武器と、田畑の警護に雇った駆け出しの冒険者だけ。
誰も知らぬままにどこからか群れは現れ……村は壊滅した。
私は、なにもしなかった。
外から助けを求める声が聞こえても。
両親が目の前で悲鳴を上げていても。
その悲鳴が、いつの間にか消えていたことに、気づいていても。
魔物はその後、近隣の村から知らせを受け到着した、アスタリア神殿の神官団が一掃した。
駆け付けた神官の一人に抱きしめられ、その温もりに触れても、私はなんの反応も示さず、母だったものの冷たい手を握り続けていたらしい。
その時の神官――クラルテと名乗る女性に私は保護され、彼女の養子として神殿に引き取られた。
***
村から離れても心は擦り切れたままだったが、私は周囲の求めに唯々諾々と従い、神官としての知識や技術を学習していった。
法術に関しても学んだが、この時は授かることができなかった。
当たり前だ。法術が信仰心の――心の発露であるなら、それが動かない人間に授かれるはずもない。
***
神殿に引き取られ数年が経過した頃、義理の親であるクラルテが総本山に呼ばれ、私も共に移る運びとなった。
総本山でもそれまでと変わらず、言われるままに教義を覚え、訓練を受ける毎日。
周囲から無遠慮な視線を向けられ、何事か言われることもあったが、それらは私の心に何も残さず、通り抜けていくだけだった。
連れられて来ただけではあっても、他の神官と同じように務めは果たさなければならない。その中に、市井の神殿や施設などへの慰問も含まれていた。
ある日私は、そうした慰問の一環で訪れた施療院で、死に瀕した少女を診ることになる。
しかし……そこで私に出来ることは、何もなかった。
私の持つ知識や技術では苦痛を和らげることもできず、ただ最期を看取るしかできないのだと、理性は冷静に理解した。
まだ幼いその身から、少しづつ熱が――命の気配が失われてゆくのが、触れた手から伝わってきた。
一人の人間の生が終わり、アスティマのもたらす死に飲み込まれる……その実感は私の胸にまで暗い穴を空け、内側から何かがこぼれ落ちていく。
何がこぼれているのか、初めは分からなかった。だってそこにあるのは、もう動かないはずの――動かないと思っていたはずの、私の……
気づけば私は――私の心は。その死に抵抗するかのように、激しく動いていた。
記憶が、あるいは精神が混濁していたためか、ハッキリとは憶えていなかったが、私は目の前の命を繋ぎ止めようと、必死に治癒を続けていた(治癒の法術もこの時授かった)らしい。
――結局、この施療院で私に空いた穴は、自力で塞ぐことはできなかったが。
***
感情を取り戻した私は、少しづつ普通の生活が送れるようになっていった。
けれど心が動き始めたことで、同時に気づいてしまった。……この総本山に、私の居場所などないという、どうしようもない現実を。
私がこの最高峰の神殿に所属しているのは、保護者である司祭さまが招かれたのと共に、例の力の保護と管理も兼ねていたからだ。
私自身、誰かに悪用されるのを恐れたし、一方で力を授かったことには意味が、責任があるとも思った。適切に役立てられるなら、そうすべきだと。
しかし経緯を知らない他の神官にとって私は、実績もなく、家柄もない、正体不明の異分子でしかない。
私が司祭さまの養子だと公表できないのも災いした。
クラルテ司祭は先代勇者を守護した英雄であり、一代で貴族に取り立てられた、世界的に注目される人物だ。多くの人が、彼女と親交を深めようと目を光らせている。そこに、私が養子と名乗り出ればどうなるか、結果は火を見るより明らかだ。
力を秘匿するつもりなら、注目を集めるわけにはいかない。かといって、目の届かない場所にも置いておけない。
妥協点として、私はあくまで司祭さまに師事する弟子、及び傍仕えとして扱われ、ある程度距離を置いて接するよう取り計らわれた。
むしろそうしなければ、司祭さまは表立って私を庇い、不平等だと糾弾されていたかもしれない。そんな形で足を引っ張らずに済んだのは、不幸中の幸いではあったが。
いずれにせよ私は、所属の大半を占める貴族。実力で選ばれた平民。そのどちらにも受け入れられないまま、彼女らと寝食を共にせざるを得ない。
なのに、ここにいる理由を明かすことはできず、ここを出ることも許されない。抜け道のない閉塞感を抱き続けて、この場所で生きていくしかない。
そして徐々に……村での記憶が、私を苛むようにもなっていった。
忘れたことはなかった。
けれど、感情を失っていたそれまでの私は、過去を気に留めようとしなかった。
蓄積されたそれを、取り戻した心は否応なく直視させる。罪の意識は日ごとに増大していく。
「貴女に責任はない」と司祭さまは仰ってくれたが、それは私の事情を知っているから――家族だから、そう言うしかなかったのだと思う。
客観的に見れば、私の行いは受け入れ難いはずだ。なにより、私自身が、私を受け入れられない。
私は咎められるべき罪人で、償うために生きなければならない。
誰も助けられなかった私は、今度こそ誰かを助けなければならない。
自責と強迫観念を抱えながら、誰にも受け入れられずに生きてきた私にとって……今回の任務は、アスタリアからの啓示のように思えた。
『世界を救う勇者を助ける』という善行を為せたなら、私の罪も、幾許かの許しを得られるかもしれない。
その功績を持ち帰ることができれば、もしかしたら皆に、認められるかもしれない。
あるいは、それが叶わなかったとしても――
住人の多くが農作業に従事する農民で、私の両親もその一員として働いていた。
二人は村に生まれ、村で出会い、大きな事件も障害もなく、平穏無事に結婚した。
特別なものなど何もない、ごく普通の夫婦。
その二人から生まれた私も同じように、平凡な村人の一人として、一生を終えるはずだった。
私はただの子供で、優しい両親に育てられ、二人の手伝いをしながら成長し、二人と同じようにこの村で暮らしていく――……
が、実際には、そうはならなかった。
特別ではない二人から生まれた私は、なぜか特別な力を持って生まれてきてしまった。
最初は皆、物珍しがっていただけ、だったと思う。
そのうちに、私の力でお金を稼ぐという悪魔の囁きを、両親のどちらかが聞いてしまった。
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両親は、私がカタロスの祝福を受けた御子だと噂を流し、加護を求める人々から金品を受け取るようになっていく。
見世物にされているうちは、まだ良かった。私の力は小さなもので、そこまで期待はされていなかったから。
問題は、私の力が時折、普段より強く現れることにあった。
不用意に何度か見せてしまったそれが、周りの大人たちにとって余程劇的で、魅力的だったらしい。味を占めた彼らは、再びそれを使うよう何度も私に求めた。
けれどそれは自分の意思では扱えず、いつ現れるかも分からないものだった。使うように言われても、私にはどうにもできない。
業を煮やした両親は、次第に私に辛く当たるようになる。
そして彼らにとっては幸運な――私にとっては不運でしかない――ことに、それが、力を引き出すきっかけになってしまった。
私の力は、私の体や心に大きな負荷がかかった時、危険を知らせるように強く発現することがある。
それを知った両親、及び村人たちは、無理矢理力を引き出そうと、私に暴行を加えるようになった。
条件が正しかったのかは分からない。今思えば、暴行を受けている時に偶然発現しただけかもしれない。
日に日に私は疲弊し、ただただ人々の仕打ちに耐え、言われたことをこなすだけの生き物になっていった。やがて感情は摩耗し、なんの反応も示さなくなった。
そんな生活がしばらく――どのくらいかはよく思い出せない――続いたある日。不意に強く現れた私の力は、この村に魔物の群れが迫っているという危機を知らせてきた。
すぐに警告すれば、皆を避難させられたかもしれない。
けれどその頃の私は他人を、どころか自分をも、気にかけるような心が残っていなかった。やがて襲われるのは理解しつつも、焦燥も、恐怖も、なにも感じなかった。
普段は魔物の被害などほとんどない、ただの農村だ。備えは少しの武器と、田畑の警護に雇った駆け出しの冒険者だけ。
誰も知らぬままにどこからか群れは現れ……村は壊滅した。
私は、なにもしなかった。
外から助けを求める声が聞こえても。
両親が目の前で悲鳴を上げていても。
その悲鳴が、いつの間にか消えていたことに、気づいていても。
魔物はその後、近隣の村から知らせを受け到着した、アスタリア神殿の神官団が一掃した。
駆け付けた神官の一人に抱きしめられ、その温もりに触れても、私はなんの反応も示さず、母だったものの冷たい手を握り続けていたらしい。
その時の神官――クラルテと名乗る女性に私は保護され、彼女の養子として神殿に引き取られた。
***
村から離れても心は擦り切れたままだったが、私は周囲の求めに唯々諾々と従い、神官としての知識や技術を学習していった。
法術に関しても学んだが、この時は授かることができなかった。
当たり前だ。法術が信仰心の――心の発露であるなら、それが動かない人間に授かれるはずもない。
***
神殿に引き取られ数年が経過した頃、義理の親であるクラルテが総本山に呼ばれ、私も共に移る運びとなった。
総本山でもそれまでと変わらず、言われるままに教義を覚え、訓練を受ける毎日。
周囲から無遠慮な視線を向けられ、何事か言われることもあったが、それらは私の心に何も残さず、通り抜けていくだけだった。
連れられて来ただけではあっても、他の神官と同じように務めは果たさなければならない。その中に、市井の神殿や施設などへの慰問も含まれていた。
ある日私は、そうした慰問の一環で訪れた施療院で、死に瀕した少女を診ることになる。
しかし……そこで私に出来ることは、何もなかった。
私の持つ知識や技術では苦痛を和らげることもできず、ただ最期を看取るしかできないのだと、理性は冷静に理解した。
まだ幼いその身から、少しづつ熱が――命の気配が失われてゆくのが、触れた手から伝わってきた。
一人の人間の生が終わり、アスティマのもたらす死に飲み込まれる……その実感は私の胸にまで暗い穴を空け、内側から何かがこぼれ落ちていく。
何がこぼれているのか、初めは分からなかった。だってそこにあるのは、もう動かないはずの――動かないと思っていたはずの、私の……
気づけば私は――私の心は。その死に抵抗するかのように、激しく動いていた。
記憶が、あるいは精神が混濁していたためか、ハッキリとは憶えていなかったが、私は目の前の命を繋ぎ止めようと、必死に治癒を続けていた(治癒の法術もこの時授かった)らしい。
――結局、この施療院で私に空いた穴は、自力で塞ぐことはできなかったが。
***
感情を取り戻した私は、少しづつ普通の生活が送れるようになっていった。
けれど心が動き始めたことで、同時に気づいてしまった。……この総本山に、私の居場所などないという、どうしようもない現実を。
私がこの最高峰の神殿に所属しているのは、保護者である司祭さまが招かれたのと共に、例の力の保護と管理も兼ねていたからだ。
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クラルテ司祭は先代勇者を守護した英雄であり、一代で貴族に取り立てられた、世界的に注目される人物だ。多くの人が、彼女と親交を深めようと目を光らせている。そこに、私が養子と名乗り出ればどうなるか、結果は火を見るより明らかだ。
力を秘匿するつもりなら、注目を集めるわけにはいかない。かといって、目の届かない場所にも置いておけない。
妥協点として、私はあくまで司祭さまに師事する弟子、及び傍仕えとして扱われ、ある程度距離を置いて接するよう取り計らわれた。
むしろそうしなければ、司祭さまは表立って私を庇い、不平等だと糾弾されていたかもしれない。そんな形で足を引っ張らずに済んだのは、不幸中の幸いではあったが。
いずれにせよ私は、所属の大半を占める貴族。実力で選ばれた平民。そのどちらにも受け入れられないまま、彼女らと寝食を共にせざるを得ない。
なのに、ここにいる理由を明かすことはできず、ここを出ることも許されない。抜け道のない閉塞感を抱き続けて、この場所で生きていくしかない。
そして徐々に……村での記憶が、私を苛むようにもなっていった。
忘れたことはなかった。
けれど、感情を失っていたそれまでの私は、過去を気に留めようとしなかった。
蓄積されたそれを、取り戻した心は否応なく直視させる。罪の意識は日ごとに増大していく。
「貴女に責任はない」と司祭さまは仰ってくれたが、それは私の事情を知っているから――家族だから、そう言うしかなかったのだと思う。
客観的に見れば、私の行いは受け入れ難いはずだ。なにより、私自身が、私を受け入れられない。
私は咎められるべき罪人で、償うために生きなければならない。
誰も助けられなかった私は、今度こそ誰かを助けなければならない。
自責と強迫観念を抱えながら、誰にも受け入れられずに生きてきた私にとって……今回の任務は、アスタリアからの啓示のように思えた。
『世界を救う勇者を助ける』という善行を為せたなら、私の罪も、幾許かの許しを得られるかもしれない。
その功績を持ち帰ることができれば、もしかしたら皆に、認められるかもしれない。
あるいは、それが叶わなかったとしても――
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