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第33話 セピア色 しずく色 ②
しおりを挟む【(過去編)main view 水河雫】
弓さんの過去作を全て見せてもらった。
その度にノリノリで挿絵を描いては送りまくった。
大恋愛は忘れた頃にやってくる、を初めて読んだ時ほどの衝撃はなかったけど全部大好きな作品になった。
弓さんの作品はキャラクター同士の掛け合いが本当に面白い。
どうして友達が居ない人が他者との面白い掛け合いを生み出せるのか心底不思議ではあったけど、弓さんが生み出したキャラは全員もれなくお気に入りとなった。
せっかくだから全キャラの立ち絵を並べて描いてみた。
「もうコレ設定資料集じゃん!? 雫さん僕よりもキャラクター達のこと知ってそうだよ!」
「いやー、それがさ。『アニメ男はゲーム女に恋をする』の主人公二人いるじゃない? 礼一くんと野々花ちゃんの身長差ってほぼないはずの設定なのに、野々花ちゃんの方が若干頭身高くなっちゃったんだよね。あっ、でもさ、93ページで礼一くんはちょっと猫背だっていう設定あったよね! それを考えるのならこの縮尺もアリか」
「本当に詳しかった!? どれだけ読み込んでいるんですか!? 猫背設定が93ページにあるなんて僕ですら忘れていましたよ!」
「もー。作品愛が薄いなぁ」
なんて茶目っ気に言うが、普通に弓さん作品オタクだ私。
過去作を全て見終えてしまったことに寂しさを憶えてしまう。
うー、弓さんの小説もっと見たいー!
「そうだ、弓さん。新作は書かないの? 大恋愛は忘れた頃にやってくる以降執筆作ないの?」
「うーん。あるにはあるんですけど……」
その答えに私の眼光がキラリと瞬いた。
「雫ちゃんに隠すとは何事かね!」
「いや全然完結もしてないですし、と、途中ですので。内容も手直しするかもしれないですから……」
「おらぁ! つべこべ言わずに出さんかい! うがー!」
「なぜ暴徒みたいになっているのですか。うぅ、これ見せるのはやっぱり恥ずかし――」
「ああん!?」
「なぜ脅してくるのか。仕方ないなぁ。これは隠しておくつもりでしたが、その、笑わないでくださいね?」
笑わないでほしいとはどういうことだろうか?
今まではキャラクター同士の初々しい会話劇についつい笑みを浮かべてしまっていたが、そういう毛色の作品ではないということかな? ひょっとして恋愛小説以外に挑戦? ミステリとかSFとか!?
いや、それよりも『隠しておくつもりだった』というのはどういうつもりか。
なんでも話し合えるくらい仲良くなれたと思っていたのに、未だに隠し事があったという事実に悲しみと怒りを覚えた。
「実は僕『小説家だろぉ』という小説投稿サイトに新作の投稿をしているんですよ」
「本当に!? 知らなかった! 『だろぉ』は私も知ってるよ! 言えよー!」
「いやー、その、ゆ、友人? に自分が『だろぉ』に小説してるなんて、中々恥ずかしくて言えませんよ」
「ちょっとマテ。なぜ友人という単語の後に『?』を付けた」
「あ、ごめんなさい。そうですよね。定期的に通話しているだけなのに友人だなんて馴れ馴れしいですよね。身の程をわきまえてから出直して――」
「だぁぁぁぁぁぁっ! そうじゃなくて! 私と弓さんはとっくの昔に友達でしょ!? そのことを自信なさげに言ってきたのが私は許せないの!」
「えっ!? 雫さん。僕の友達なんですか!?」
「キレるよ!?」
「ご、ごめんなさい! とてもとても光栄です!」
「それなら良し!」
この男は。
ほぼ毎日のように30分以上通話しているんだよ? それも異性でそれが出来ているんだよ? ほとんど奇跡に近いことしているんだよ私たち。
下手すると友人以上の関係かもなんて思っていた私に対して、『友達なんですか?』はヘコむ。ちょっと泣きそうになった。
「では互いの友情を確認できたところで今日はこの辺で――」
「だろぉに投稿している小説を見せんかぁあああい!」
「くぅ。誤魔化せなかった」
過去作はすんなり見せてくれたのにどうして新作だけ見せるのは躊躇うのだろう。
別に『だろぉ』に投稿することなんて恥ずかしくもなんともないのに。
幅広い年代の小説家が集う『だろぉ』は素晴らしいサイトだと思っている。
まぁ、ちょーっとばかしジャンルが偏っていて、二番煎じ的な展開の小説が多いことも知っているけど、それでもあそこに並んでいる小説達は煌めいて見える。
その中に弓さんの小説もあるのか。早く見たい。
「あっ、わかった! 弓さんが書いている小説って異世界転生モノなんでしょ! いいじゃんファンタジー。私大好物だよ」
「あー、異世界転生モノには確かに興味はありますけど、今僕が書いているのは相変わらず恋愛物ですよ」
「おらぁ! 恋愛物キター! 早くみせろー!」
「度々暴徒になるのなんなの? え、えと、じゃあ、URL送るので。適当に見てくださいね。それじゃ」
なぜか通話を切られてしまった。弓さんと一緒に見ちゃ駄目なのかなぁ? 画像共有とかして感想言いながら一緒に小説見たかったな。
まぁ、いいや。一人でじっくり見るとしよう。
何々? 作者名『ユキ』? なんで『弓野ゆき』じゃないんだろう?
タイトルは『ウラオモテメッセージ』。
おぉぉぉぉ! 71話もあるじゃん! やった! これで数日間は弓さんの小説を読むことができる。嬉しい。
じゃ、早速1話を拝見っと。
………………
…………
……
「うわーーん! ひっく……ひっく……うわーーーん! 弓さんのバカ! バカバカバカぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「通話開始早々大泣きしてる!? と、とにかく泣き止んで雫さん! 一体何があったんですか!? 僕が何かしたなら謝りますから! 秒で土下座する準備できたから!」
「わーーーーーん! 弓さん! もうもう! 弓さん! もうもうもう! 弓さん弓さん弓さん!!」
「すみませんでした! 今モニターの前で土下座しているから許してください! なんならこのまま前転しますから許してください!」
「弓さんのバカああああああああっ!!!」
「うぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
ドン! ドガ!
「えっ? 弓さん本当に前転した? なんか鈍い音したんですけど」
「うわあ! 急に落ち着かないでください! 僕転がり損じゃないですか」
弓さんが謎な方法で謝罪をしてくれたけど、雫ちゃんの怒りはこの程度では収まらない。
「そ、それで、結局雫さんはなんで泣いていたんですか? ていうか本当に泣いていたんですか?」
「泣いていたよ! キミに泣かされたんだよ! 正確には『ウラオモテメッセージ』に泣いたんだよ!」
「えっ? 泣くほどつまらなかったですか? そんな反応されると僕の方が泣きたくなりますよ」
「逆だよ! 面白かったよ! 死ぬほど面白かったんだよ! 大恋愛は忘れた頃にやってくるに抱いた恋心返せ! ウラオモテメッセージにゾッコンな浮気者の私を許せ!」
「なんで怒りながら泣いているのか……?」
「な、泣けるストーリーなら最初から言えー! 鼻水ぐしゅぐしゅさせながらほぼ徹夜で全部読んだよ! 2週間くらいかけてじっくり読もうとしていたから楽しみなくなっちゃったじゃないか! 弓さんのバカ―!!」
「アレを一晩で全部読んだんですか!? 嘘でしょ!? 全話1万文字以上ありましたよね!?」
「止め時が見つからなかったんだよ! 1話だけにしようと思ったら気が付けば最新話だったよ! あんなジェットコースターみたいな感動ラブストーリー初めてみたよ! 天才かおまえ!」
小説家だろぉ。ユキ先生著作。『ウラオモテメッセージ』。
大恋愛は忘れた頃にやってくるは主人公とヒロインを中心に巡る純愛ラブストーリー。モブ的なキャラクターは居たけど、登場人物は少なめだった。
それが主人公達のストーリーを際立たせていい味を出していたのだけど。
ウラオモテメッセージは真逆だった。
キャラクターはむしろ多め。
群像劇風に多数の視点で物語を展開することによってキャラクターの数だけ心情を自由に描き、それが読み手の興味を引いてやまなかった。
学園が舞台の主人公もいれば、職場が舞台の主人公もいる。学校にいっていない不良の主人公なんてのもいた。
立場、年齢、事情、全て違うキャラクター達が並行して恋愛物語を遂行していくのだけど、意外な点で主人公同士に接点があったり、一人の動きによって別の主人公の運命を大きく動かすような展開にもワクワクした。
弓さんはキャラクター同士の掛け合いをやらせたら面白さに定評がある。
キャラを増やし、群像劇にしたことによって弓さんの長所を伸ばした超面白い作品になっている。
だけど物語が進むにつれて、一つ、また一つとキャラクターの物語が終わっていく。
50話を過ぎたあたりで8人居た主人公が6人にまで減っていた。
広げた風呂敷をとても自然な形で収束させてゆく。
物語が終わった2人の主人公も未完のストーリーに加わっていくことによって読み手の注目も上がっていく。
別々の視点で動いていた主人公達が集結していく様子はたまらなく興奮した。
それだけじゃない。
恋愛要素だけではなく、友情要素も大いに盛り込んできている。
その友情劇が泣けるのなんのって!
読み終えた後2時間ほど寝たのだけど夢にまでその場面が出てきて起きた頃には涙で枕が濡れていた。
あっさり雫ちゃんの涙腺を奪った弓さんが妙に憎らしく思えてしまい、今に至るのであった。
いや、それ以上に私が腹を立てているのは……
「こんな面白い作品を私に内緒で書いていたことが許せない!」
ウラオモテメッセージは週に1回のペースで今も更新されている。
私が弓さんと通話するようになったのは約2ヶ月前。
つまりこの人は私と遊ぶ片手間にこんな大作を書いていたことになる。
それを秘密にされていたことが何より悔しかった。
「い、いやぁ、せっかくなら完結させてから見せたかったというか、掲載途中のものを見せられてもって感じじゃないですか」
「私が弓さんの小説マニアだってことを知ってて言ってる!? 弓さんが書いているものなら全部みたいの! 途中でもいいから見たいの!」
「も、物凄く嬉しい、ですが。その、本当に面白かったです? 僕こういう多数視点のもの書いたの初めてで、ちゃんと面白いのかどうか不安だったんですよ」
「宇宙1面白い! これをつまらないなんていう人居たら感性を疑うよ。うぅ、思い出したらまた泣けてきた。弓さんのバカ」
「泣くたびにバカっていうの止めてくれますか!? 僕が女の子を泣かせてしまったみたいで――」
「おのれに泣かされたんじゃボケええええええ!」
夜間だというのについ叫んでしまった。
でも私悪くないもん。弓さんが悪いんだもん。
「ごめん。ちょっと私、今、感情が不安定だから上手く感想言えない……」
「そ、そうみたいですね。ここまでご乱心な雫さん初めてみたかもです」
「女の子を泣かせていうことはそれだけか~?」
「ま、誠にごめんなさい」
「よろしい。んじゃ、今日は早いけどこの辺にしておくね。弓さんお休み」
「はい。おやすみなさい。その、お大事に」
病人か私は。
通話を切る前にこればかしはいわねばと思い、補足の言葉を残した。
「あっ、そうそう、これウラオモテメッセージの挿絵ね。んじゃ」
「なんでもう絵があるんですか!? ほぼ徹夜で小説読んでいたんじゃなかったっけ!? うわぁ! 信じられないくらい鬼クオリ――」
弓さんが言葉を言い終えるよりも先に通話を切った。
女の子を泣かせた罰だ。
これからもウラオモテメッセージの挿絵爆弾を送ってやるんだから。
ウラオモテメッセージはキャラが多いから描きごたえがあるなぁ。
これ、あの時の感情に近い。
『大恋愛は忘れたころにやってくる』のイラストを夢中に描いていたあの時。
作品を汚さないように自分が納得いくまで描いては消してを繰り返していたあの日々。
アレがあったから私上手くなったんだよなぁ。
あの感覚がまた蘇ったことが嬉しい。
私、もっとうまくなれる。
さぁーって、今日は一番好きなキャラの挿絵でも描いてみようかね。
この頃の私はとにかく毎日が楽しかった。
大好きな作品の絵を描いて、大好きな作品の更新を待って、大好きな友達と毎日のように通話して。
その幸せな日々はずっと続くのだと信じて疑わなかった。
だけど終わりはあまりにも突然やってきた。
ウラオモテメッセージの101話の更新がされた2日後。
『その事件』は起こってしまったのであった。
――――――――――――――――――――――
過去編は一旦今回で終わって、次回より文化祭後半に戻ります。
キャラクター紹介
◆雪野弓(著名:弓野ゆき)
代表作『大恋愛は忘れた頃にやってくる』(文章)
重版は掛からなかったが処女作としては売上好調。
売れた要因は水河雫のイラストの力が全てだったと考えている。
実は初会話時点から水河雫の声に萌えていた。
◆水河雫(著名:水河雫)
代表作『大恋愛は忘れた頃にやってくる』(イラスト)
弓野ゆきの小説マニアであり全ての作品に惚れこむレベルで気に入っている。
弓野ゆきの著作物全てに挿絵を執筆する。
雪野弓との通話に心地良さを感じているが、それ以上の特別な感情も……
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