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第5話 異能VS異能
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全力でダッシュしながら疲労を感じたタイミングで球体牛乳を食べる。
最近は美味しい牛乳を練り上げることに集中していたのでダッシュトレーニングはやっていなかったが、やはり身体を動かすのは気持ちがいい。
最初は瞬間疲労回復に快感を憶えたからやっていたトレーニングだったが、今は単純に身体を動かすことに楽しさを見出せていた。
体力はかなりついたと思う。
最近は球体牛乳を生み出す回数が減っているので、たぶん疲れにくくなったということだろう。
「さて。以前、小鳥を見かけたのはこの辺だったはずだけど……」
薄く霧がかかっていてよく見えない。
もっと近づかないとだな。
俺は一気に土手を滑り降り、川辺の辺りから目を凝らす。
うっすら人影っぽいのが見えた。
そのシルエットの一つが小鳥と同じツインテールだったので、そこにいるのが妹だとわかった。
「こと——」
「——戦いで勝ったら私の願いを聞いてもらいますわよ! 牛嶋小鳥!」
聞いたこともない女の声が妹の名前を高らかに叫んでいた。
誰だ?
この間小鳥と一緒にいた友達だろうか?
「だ、だから私は貴方と争うつもりなんて……!」
「——問答無用! 私はどうしてもあの人と会わないといけないんですの!」
な、なんだ?
もしかして喧嘩中なのか?
ひょっとして友達ではなく、不良に絡まれているのでは!?
そうだとしたら助け——
「踊れ大地! ロックフォール!」
——は?
謎の女がゲームの技名みたいな言葉を叫び散らすと、彼女の言葉に呼応するように近くの砂利が浮かび上がった。
それだけでも現実離れしている光景だというのになんと浮かび上がった砂利は小鳥を目掛けてまっすぐ飛翔したのだ。
女が砂を投げたわけではない。
砂に命令したら勝手に飛び放ったように俺には見えた。
「……!! はぁ!」
飛んでくる砂利に対し、小鳥は両手を前に突き出し対応する。
すると小鳥の両手の平から緑色の光が生み出された。
その光は小鳥を守る壁のようで、飛んでくる砂利を全て外方に受け流していた。
「ちぃ! やりますわね牛嶋小鳥! この程度の攻撃なら簡単に防ぎますか!」
「……ねえ! やめようよこんなこと。私たちが争う意味なんてないでしょう?」
「いいえ。ありますわ。言ったでしょう!? 私には会いたい方がいると。あなたに勝ってあの方を紹介してもらう必要があるのですわ。それだけじゃない。私は異能を試す場が欲しかった。誰かと戦ってみたかった。戦いに慣れておかなければ来るべき魔族との闘いに備えられませんわよ!」
「——!!」
——『土・風・牛乳。みんなにそれらの異能を一つずつ授けるね』
——『まず1年後、3月30日。みんなの世界に魔族が訪れる。でも皆なら退けられるはずだから。力を合わせて世界を守ってね』
夢の中で舞奈が言っていたことを思い出す。
そうだ。俺以外にも異能持ちは2人いるはず。
ここまで状況がそろっていれば小鳥も異能を授かっていたことはさすがにわかる。
そしてもう一人の異能持ちは今小鳥に絡んでいるお嬢様口調のアイツなんだろうけど……誰なんだ? アレ。
「次はちょっと本気を出しますわよ! 穿て! ストーンアロー!」
周囲の砂利が空中で形が成す。
それは矢のような形に変容し、鋭く尖った石が小鳥に向けられている。
いや、まてまてまて。そんなもの人に向けて放ったら大けがどころじゃ——
「でやっ……!!」
砂利で形成された矢は空中で何かにぶつかり消滅する。
今の声は……風?
見ると、小鳥の手のひらには渦のようなものが漂っている。
「やっと力を攻撃に使いましたわね牛嶋小鳥! 渦状の風を私のストーンアローにぶつけるなんて、あなたもかなりの鍛錬を積んだのですわね。でも、それを私自身にぶつけなければ勝機はありませんわよ?」
「ひ、人に向けて異能をぶつけられるわけないでしょ! な、何を考えているの!」
「命のやり取りをしているのですわよ? 戦いをやめたければ……私を殺すしかないでしょう?」
「こ、ころ——!?」
なんだ……これは……
目の前で何が繰り広げられている?
どうして小鳥はあんなに上手に異能を操ることができる?
どうして見ず知らずの女まで異能を使っている?
いや、それよりも優先して考えなければいけないことがある。
——どうして、石使いの女は小鳥を殺そうとしているのか、だ。
小鳥には戦意などないように見える。
当然だ。アイツは喧嘩なんて大嫌いだ。
それは兄の俺がよーく知っている。
ならば、俺が最初に考えた仮設こそ正しいのではないだろうか。
——小鳥は厄介な不良に絡まれている。
それさえ理解できれば、俺のやるべきことは決まってくる。
「次の技はきっとあなた達には防げませんわ! 穿て、アース——」
「くっ……風で迎撃を——」
二人が何かを言い終える前に俺は両者の間に飛び出した。
「えっ!?」
「兄さん!? どうして——!」
二者の間に飛び出した。
だけどそれが拙かった。
石使い女の異能と小鳥の異能がぶつかり合う中間点。
俺が飛び出したのは丁度その場所だったからだ。
「——やばっ!」
左方から大地の異能、右法から風の異能が物凄い勢いで飛んでくる。
「くっ——!」
小鳥が放った風の塊は簡単にかわせそうだが、問題は石使い女の大地の異能だ。
彼女が放とうとしている攻撃は土砂の大波をぶつけるというとんでもない代物だということに今更気づく。
「兄さん! こっち!」
その声に反応し、俺は小鳥がいる方へ全力でダッシュした。
途中、小鳥が放った風球が正面に迫るが、サイドステップで軽く回避する。
妹の元へたどり着いた瞬間、小鳥が俺たち二人を守るように緑の壁を作り出す。
耳を突くような風の音が出迎える。目を開けるのもつらいほどの強風が吹き荒れていた。
そして風の渦が集結し俺たちを守るように壁となっていた。
「だ、駄目! あの人の異能が強すぎて壁が壊れるっ!」
苦しそうな表情で頬汗垂らす小鳥。
徐々に壁が削れてしまっている。おそらくもうすぐこの壁は消えてしまうだろう。
「小鳥! こっちだ! 逃げるぞ!」
「で、でも! 今逃げたら、壁で相手の異能を防げなくなっちゃうの!」
少しでも小鳥の集中がそれたら俺たちを守る壁が消えてしまう。
かといってこのままだと風の壁は持ちそうもない。
逃げるためには一瞬でいいから相手の気をそらす必要がある。
「(やるしか……ない!)」
ほんの一瞬、あの女の気をそらさせるくらいなら……俺にもできる。
「…………」
集中。集中だ。
いつもやっているじゃないか。
遠くに出現化させるイメージ。
温度は低温。濃度は濃いめ。分量は少なめ。
味は……普通。
「兄……さん?」
小鳥が怪訝そうに俺を見る。
大丈夫だ小鳥。俺が守って見せるから。
「いけぇぇぇ!」
何もない所から生み出される白い液体。
低温の香ばしい牛乳は石使い女の頭上に突如として現れた。
狙い通り!
「——へ? は? わぷぷぷ!」
頭上の液体に気づいた時にはもう遅い。
カルシウム成分豊富の牛乳は石使いの女の顔面に降りかかった。
「つめた!! ……くもないわね。てか臭っ!? なんですのこれ!? 牛乳!? わ、私のお気に入りのお洋服がぁぁぁぁ!」
突然現れたアイスミルクに驚き、気持ち悪そうに牛乳を拭き取っている。
でもこびりついた匂いは念入りに洗わないと落ちないだろう。
「——ちょっと担ぐぞ」
相手の動揺と共に土砂の攻撃は止んでいた。
逃げるなら今しかない。
「え?」
何が起こっているのかわからないといった様子の妹を肩で担ぐ。
右肩に小鳥を担ぎ、俺は全力ダッシュで土手を駆け上がった。
最近は美味しい牛乳を練り上げることに集中していたのでダッシュトレーニングはやっていなかったが、やはり身体を動かすのは気持ちがいい。
最初は瞬間疲労回復に快感を憶えたからやっていたトレーニングだったが、今は単純に身体を動かすことに楽しさを見出せていた。
体力はかなりついたと思う。
最近は球体牛乳を生み出す回数が減っているので、たぶん疲れにくくなったということだろう。
「さて。以前、小鳥を見かけたのはこの辺だったはずだけど……」
薄く霧がかかっていてよく見えない。
もっと近づかないとだな。
俺は一気に土手を滑り降り、川辺の辺りから目を凝らす。
うっすら人影っぽいのが見えた。
そのシルエットの一つが小鳥と同じツインテールだったので、そこにいるのが妹だとわかった。
「こと——」
「——戦いで勝ったら私の願いを聞いてもらいますわよ! 牛嶋小鳥!」
聞いたこともない女の声が妹の名前を高らかに叫んでいた。
誰だ?
この間小鳥と一緒にいた友達だろうか?
「だ、だから私は貴方と争うつもりなんて……!」
「——問答無用! 私はどうしてもあの人と会わないといけないんですの!」
な、なんだ?
もしかして喧嘩中なのか?
ひょっとして友達ではなく、不良に絡まれているのでは!?
そうだとしたら助け——
「踊れ大地! ロックフォール!」
——は?
謎の女がゲームの技名みたいな言葉を叫び散らすと、彼女の言葉に呼応するように近くの砂利が浮かび上がった。
それだけでも現実離れしている光景だというのになんと浮かび上がった砂利は小鳥を目掛けてまっすぐ飛翔したのだ。
女が砂を投げたわけではない。
砂に命令したら勝手に飛び放ったように俺には見えた。
「……!! はぁ!」
飛んでくる砂利に対し、小鳥は両手を前に突き出し対応する。
すると小鳥の両手の平から緑色の光が生み出された。
その光は小鳥を守る壁のようで、飛んでくる砂利を全て外方に受け流していた。
「ちぃ! やりますわね牛嶋小鳥! この程度の攻撃なら簡単に防ぎますか!」
「……ねえ! やめようよこんなこと。私たちが争う意味なんてないでしょう?」
「いいえ。ありますわ。言ったでしょう!? 私には会いたい方がいると。あなたに勝ってあの方を紹介してもらう必要があるのですわ。それだけじゃない。私は異能を試す場が欲しかった。誰かと戦ってみたかった。戦いに慣れておかなければ来るべき魔族との闘いに備えられませんわよ!」
「——!!」
——『土・風・牛乳。みんなにそれらの異能を一つずつ授けるね』
——『まず1年後、3月30日。みんなの世界に魔族が訪れる。でも皆なら退けられるはずだから。力を合わせて世界を守ってね』
夢の中で舞奈が言っていたことを思い出す。
そうだ。俺以外にも異能持ちは2人いるはず。
ここまで状況がそろっていれば小鳥も異能を授かっていたことはさすがにわかる。
そしてもう一人の異能持ちは今小鳥に絡んでいるお嬢様口調のアイツなんだろうけど……誰なんだ? アレ。
「次はちょっと本気を出しますわよ! 穿て! ストーンアロー!」
周囲の砂利が空中で形が成す。
それは矢のような形に変容し、鋭く尖った石が小鳥に向けられている。
いや、まてまてまて。そんなもの人に向けて放ったら大けがどころじゃ——
「でやっ……!!」
砂利で形成された矢は空中で何かにぶつかり消滅する。
今の声は……風?
見ると、小鳥の手のひらには渦のようなものが漂っている。
「やっと力を攻撃に使いましたわね牛嶋小鳥! 渦状の風を私のストーンアローにぶつけるなんて、あなたもかなりの鍛錬を積んだのですわね。でも、それを私自身にぶつけなければ勝機はありませんわよ?」
「ひ、人に向けて異能をぶつけられるわけないでしょ! な、何を考えているの!」
「命のやり取りをしているのですわよ? 戦いをやめたければ……私を殺すしかないでしょう?」
「こ、ころ——!?」
なんだ……これは……
目の前で何が繰り広げられている?
どうして小鳥はあんなに上手に異能を操ることができる?
どうして見ず知らずの女まで異能を使っている?
いや、それよりも優先して考えなければいけないことがある。
——どうして、石使いの女は小鳥を殺そうとしているのか、だ。
小鳥には戦意などないように見える。
当然だ。アイツは喧嘩なんて大嫌いだ。
それは兄の俺がよーく知っている。
ならば、俺が最初に考えた仮設こそ正しいのではないだろうか。
——小鳥は厄介な不良に絡まれている。
それさえ理解できれば、俺のやるべきことは決まってくる。
「次の技はきっとあなた達には防げませんわ! 穿て、アース——」
「くっ……風で迎撃を——」
二人が何かを言い終える前に俺は両者の間に飛び出した。
「えっ!?」
「兄さん!? どうして——!」
二者の間に飛び出した。
だけどそれが拙かった。
石使い女の異能と小鳥の異能がぶつかり合う中間点。
俺が飛び出したのは丁度その場所だったからだ。
「——やばっ!」
左方から大地の異能、右法から風の異能が物凄い勢いで飛んでくる。
「くっ——!」
小鳥が放った風の塊は簡単にかわせそうだが、問題は石使い女の大地の異能だ。
彼女が放とうとしている攻撃は土砂の大波をぶつけるというとんでもない代物だということに今更気づく。
「兄さん! こっち!」
その声に反応し、俺は小鳥がいる方へ全力でダッシュした。
途中、小鳥が放った風球が正面に迫るが、サイドステップで軽く回避する。
妹の元へたどり着いた瞬間、小鳥が俺たち二人を守るように緑の壁を作り出す。
耳を突くような風の音が出迎える。目を開けるのもつらいほどの強風が吹き荒れていた。
そして風の渦が集結し俺たちを守るように壁となっていた。
「だ、駄目! あの人の異能が強すぎて壁が壊れるっ!」
苦しそうな表情で頬汗垂らす小鳥。
徐々に壁が削れてしまっている。おそらくもうすぐこの壁は消えてしまうだろう。
「小鳥! こっちだ! 逃げるぞ!」
「で、でも! 今逃げたら、壁で相手の異能を防げなくなっちゃうの!」
少しでも小鳥の集中がそれたら俺たちを守る壁が消えてしまう。
かといってこのままだと風の壁は持ちそうもない。
逃げるためには一瞬でいいから相手の気をそらす必要がある。
「(やるしか……ない!)」
ほんの一瞬、あの女の気をそらさせるくらいなら……俺にもできる。
「…………」
集中。集中だ。
いつもやっているじゃないか。
遠くに出現化させるイメージ。
温度は低温。濃度は濃いめ。分量は少なめ。
味は……普通。
「兄……さん?」
小鳥が怪訝そうに俺を見る。
大丈夫だ小鳥。俺が守って見せるから。
「いけぇぇぇ!」
何もない所から生み出される白い液体。
低温の香ばしい牛乳は石使い女の頭上に突如として現れた。
狙い通り!
「——へ? は? わぷぷぷ!」
頭上の液体に気づいた時にはもう遅い。
カルシウム成分豊富の牛乳は石使いの女の顔面に降りかかった。
「つめた!! ……くもないわね。てか臭っ!? なんですのこれ!? 牛乳!? わ、私のお気に入りのお洋服がぁぁぁぁ!」
突然現れたアイスミルクに驚き、気持ち悪そうに牛乳を拭き取っている。
でもこびりついた匂いは念入りに洗わないと落ちないだろう。
「——ちょっと担ぐぞ」
相手の動揺と共に土砂の攻撃は止んでいた。
逃げるなら今しかない。
「え?」
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