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第1部 星霊隊結成
第12話(6)滅魔砲
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数分後 星割山山頂 悪魔軍指揮所
簡易テントも破壊され、荒れ果てた山頂の地面に、赤い光の円が浮かび上がる。そして次の瞬間、カザンと、彼に拘束されている清峰が、赤い円の下から何かに押し上げられるようにして現れた。
(瞬間移動したのか…私は…?悪魔軍にはこんな技術があるというのか…?)
清峰は自分の置かれた状況を見て驚きながらも分析する。しかし、カザンはそれを許さなかった。
「オラッ!」
赤い円が消えるやいなや、清峰をうつ伏せに突き飛ばす。そのまま清峰の後頭部を踏みつけながら、カザンは地面に散らばっていたテント用のロープで清峰の体を縛り上げ始めた。
「くっ…やめろ…っ!!」
清峰は必死に身をよじってその場から逃れようとするが、それも叶わず、両腕ごとロープできつく縛り上げられ、その場にあった椅子に座らされ、改めて椅子に縛り付けられてしまった。
「ふーっ、危なかったぜぇ。これで形勢逆転だぁ!はっはァ!!」
カザンは縛り付けられた清峰を見下ろして満面の笑みで言葉を発する。一方の清峰は、カザンを見上げてにらみつけながら話し始めた。
「私を人質にしたところで無意味だ。お前たち悪魔軍は負けた。じきに『星霊隊』がここを突き止め、お前のことも始末するだろう」
「強がるなよ、女。目がビビりきってるぞ?」
「負けたことへの反論はないのだな」
「ふははは!!人間様がこの程度で勝った気になっているのが信じられなくてな!つい言葉を失っていたよ!」
どこまでも淡々と言葉を発する清峰に対し、カザンは満面の笑みで語る。そんなカザンの態度に、清峰も眉をひそめた。
「笑っていられるのも今のうちだけだ…!今に『星霊隊』が…!」
「来たところでなんだ?奴らはお前を盾にした途端、何もできなかったじゃないか。そんな奴らに俺を殺せると本気で思っているのか?バカだなぁ~」
「だがお前のお得意の大軍勢はもういない。数的有利はこちらにある」
「やっぱバカだなぁ~。俺たちはな?別にあんな『造魔高炉』なんてなくたって仲間は増やせるんだよ」
「…!?」
突如明かされる事実に、清峰は言葉を失う。そんな清峰をよそに、カザンが左腕を振るって黒い粉を撒く。地面に落ちた黒い粉から、カザンと同じような赤褐色の肌に角を生やした悪魔が5体、その場に現れた。
「わかったか?悪魔軍は無限で、最強なんだよ。人間にできることはただひとつ、地面に這いつくばって、命乞いしながら俺たちの奴隷になることだ!」
「ではひとつ、命乞いのお手本を見せてもらおうか」
「!?」
突然、カザンの死角から声が聞こえてくる。カザンが慌てて振り向くが、その瞬間、カザンの生み出した悪魔たちの悲鳴が山に響いた。
「…まさか…!!」
カザンはその場から飛び退きながら悲鳴のした方向を向く。カザンが動いていなければ、カザンの体は真っ二つになっていただろう。
そんな斬撃の余波を感じながら、カザンは斬撃を放った者の正体を目にする。そして、小さく息を呑んだ。
「…来たな…コーキ…!」
「幸紀…!」
カザンと清峰からの言葉を受けながら、幸紀は悪魔を斬った刀を軽く振るう。そして、カザンへと刀の切っ先を向けた。
「せめてもの情けだ。命乞いをすれば殺さないでやる」
「くっ…!」
カザンの額に汗が浮かぶ。左右を見回したカザンは、悟ったようにその場に膝を折り、額を地面に擦り付けた。
「…この通りだ!!命だけは勘弁してくれ!!」
「…ふっ」
カザンの土下座を見て、幸紀は満足げに口角をあげる。
その時だった。
「…なーんて、言うと思ったか?」
カザンの小さな声が漏れる。幸紀が反応しようとしたその瞬間、カザンは勢いよく立ち上がり、自分の体で隠していたショットガンのようなものを幸紀に向けた。
「くらえ、『滅魔砲』!!」
「!」
カザンはそのショットガンの引き金を引く。
ショットガンの銃口からは、赤黒い銃弾が飛び出し、幸紀へと向かっていく。
幸紀はその銃弾を刀で受け止める。
しかし、銃弾は刀をすり抜け、幸紀の眼前まで迫った。
「幸紀!!!」
清峰の絶叫と同時に、爆発が起き、あたりに爆風が吹き荒れ、土色の煙が舞う。衝撃波によって清峰の椅子も倒れる。
風によって煙が吹き抜け、清峰の視界がはっきりしたその時、彼女の目に映ったのは、地面に突き刺さる1本の刀だけだった。
「…幸紀…?」
清峰は弱々しく幸紀の名前を呼ぶ。しかし返事は返ってこない。代わりに聞こえてくるのは、カザンの高笑いだけだった。
「ふははははは!!!愚かなやつめ!!俺はついに勝った!!勝ったんだ!!!ふははははは!!!」
カザンはそう叫ぶと、地面に刺さっていた刀を抜き、膝蹴りで刀をへし折る。そうして使い物にならなくなった刀を、清峰の目の前に捨てた。
「これで頼れるものはなくなったな、人間?ふふふ…ふはははは!!!」
カザンは大笑いをしながら清峰に背を向ける。
清峰は、目の前に散らばる幸紀の愛刀の残骸を見て、ひとつの事実を認識せざるを得なかった。
「幸紀が…死んだ…」
隊員紹介コーナー
隊員No.22
名前:西谷(にしたに)キララ
年齢:19
身長:165cm
体重:56kg
スリーサイズ:B90(F)/W59/H89
武器:三節棍
好きなもの:お菓子
嫌いなもの:虫
特技:お菓子作り
趣味:料理研究
外見:金髪縦ロールに一般的な白と黒のメイド服
能力:平均以上の霊力と素早い動きと連撃が得意
簡単な紹介
清峰侯爵に仕えるメイドのひとりで、若くしてパティシエ長を務める女性。
常に気高くありたいという思いから普段は明るく高い声のお嬢様口調で話すが、時折口汚くなる。
隊員No.23
名前:上入(うえいり)真理子(まりこ)
年齢:23
身長:163cm
体重:55kg
スリーサイズ:B86(D)/W62/H88
武器:二丁サブマシンガン
好きなもの:かっこいいもの
嫌いなもの:ホラー
特技:バドミントン
趣味:映画鑑賞
外見:青緑色のショートヘアに赤い瞳、緑色のメイド服
能力:アクロバティックな動きとサブマシンガンの弾幕
簡単な紹介
清峰侯爵が幼い頃から仕えるメイドのひとりで、副メイド長。
常にかっこよくありたい、という思いから、冗談と笑顔と明るい言葉を欠かさないようにしているが、内心は常に悪魔への恐怖で怯えている。
隊員No.24
名前:灯野(とうの)焔(ほむら)
年齢:24
身長:167cm
体重:55kg
スリーサイズ:B95(G)/W58/H88
武器:素手
好きなもの:規律
嫌いなもの:規律を乱すもの全て
特技:料理、掃除、家事全般
趣味:掃除
外見:真っ赤な髪のロングヘアに、赤いメイド服
能力:強力な炎の霊力と鍛えた技
簡単な紹介
清峰侯爵が幼い頃から仕えるメイドのひとりで、メイド長。
規律と任務を最重要視する厳格な性格のメイドで、感情表現も乏しいため部下たち、特に珠緒からは恐れられている。
簡易テントも破壊され、荒れ果てた山頂の地面に、赤い光の円が浮かび上がる。そして次の瞬間、カザンと、彼に拘束されている清峰が、赤い円の下から何かに押し上げられるようにして現れた。
(瞬間移動したのか…私は…?悪魔軍にはこんな技術があるというのか…?)
清峰は自分の置かれた状況を見て驚きながらも分析する。しかし、カザンはそれを許さなかった。
「オラッ!」
赤い円が消えるやいなや、清峰をうつ伏せに突き飛ばす。そのまま清峰の後頭部を踏みつけながら、カザンは地面に散らばっていたテント用のロープで清峰の体を縛り上げ始めた。
「くっ…やめろ…っ!!」
清峰は必死に身をよじってその場から逃れようとするが、それも叶わず、両腕ごとロープできつく縛り上げられ、その場にあった椅子に座らされ、改めて椅子に縛り付けられてしまった。
「ふーっ、危なかったぜぇ。これで形勢逆転だぁ!はっはァ!!」
カザンは縛り付けられた清峰を見下ろして満面の笑みで言葉を発する。一方の清峰は、カザンを見上げてにらみつけながら話し始めた。
「私を人質にしたところで無意味だ。お前たち悪魔軍は負けた。じきに『星霊隊』がここを突き止め、お前のことも始末するだろう」
「強がるなよ、女。目がビビりきってるぞ?」
「負けたことへの反論はないのだな」
「ふははは!!人間様がこの程度で勝った気になっているのが信じられなくてな!つい言葉を失っていたよ!」
どこまでも淡々と言葉を発する清峰に対し、カザンは満面の笑みで語る。そんなカザンの態度に、清峰も眉をひそめた。
「笑っていられるのも今のうちだけだ…!今に『星霊隊』が…!」
「来たところでなんだ?奴らはお前を盾にした途端、何もできなかったじゃないか。そんな奴らに俺を殺せると本気で思っているのか?バカだなぁ~」
「だがお前のお得意の大軍勢はもういない。数的有利はこちらにある」
「やっぱバカだなぁ~。俺たちはな?別にあんな『造魔高炉』なんてなくたって仲間は増やせるんだよ」
「…!?」
突如明かされる事実に、清峰は言葉を失う。そんな清峰をよそに、カザンが左腕を振るって黒い粉を撒く。地面に落ちた黒い粉から、カザンと同じような赤褐色の肌に角を生やした悪魔が5体、その場に現れた。
「わかったか?悪魔軍は無限で、最強なんだよ。人間にできることはただひとつ、地面に這いつくばって、命乞いしながら俺たちの奴隷になることだ!」
「ではひとつ、命乞いのお手本を見せてもらおうか」
「!?」
突然、カザンの死角から声が聞こえてくる。カザンが慌てて振り向くが、その瞬間、カザンの生み出した悪魔たちの悲鳴が山に響いた。
「…まさか…!!」
カザンはその場から飛び退きながら悲鳴のした方向を向く。カザンが動いていなければ、カザンの体は真っ二つになっていただろう。
そんな斬撃の余波を感じながら、カザンは斬撃を放った者の正体を目にする。そして、小さく息を呑んだ。
「…来たな…コーキ…!」
「幸紀…!」
カザンと清峰からの言葉を受けながら、幸紀は悪魔を斬った刀を軽く振るう。そして、カザンへと刀の切っ先を向けた。
「せめてもの情けだ。命乞いをすれば殺さないでやる」
「くっ…!」
カザンの額に汗が浮かぶ。左右を見回したカザンは、悟ったようにその場に膝を折り、額を地面に擦り付けた。
「…この通りだ!!命だけは勘弁してくれ!!」
「…ふっ」
カザンの土下座を見て、幸紀は満足げに口角をあげる。
その時だった。
「…なーんて、言うと思ったか?」
カザンの小さな声が漏れる。幸紀が反応しようとしたその瞬間、カザンは勢いよく立ち上がり、自分の体で隠していたショットガンのようなものを幸紀に向けた。
「くらえ、『滅魔砲』!!」
「!」
カザンはそのショットガンの引き金を引く。
ショットガンの銃口からは、赤黒い銃弾が飛び出し、幸紀へと向かっていく。
幸紀はその銃弾を刀で受け止める。
しかし、銃弾は刀をすり抜け、幸紀の眼前まで迫った。
「幸紀!!!」
清峰の絶叫と同時に、爆発が起き、あたりに爆風が吹き荒れ、土色の煙が舞う。衝撃波によって清峰の椅子も倒れる。
風によって煙が吹き抜け、清峰の視界がはっきりしたその時、彼女の目に映ったのは、地面に突き刺さる1本の刀だけだった。
「…幸紀…?」
清峰は弱々しく幸紀の名前を呼ぶ。しかし返事は返ってこない。代わりに聞こえてくるのは、カザンの高笑いだけだった。
「ふははははは!!!愚かなやつめ!!俺はついに勝った!!勝ったんだ!!!ふははははは!!!」
カザンはそう叫ぶと、地面に刺さっていた刀を抜き、膝蹴りで刀をへし折る。そうして使い物にならなくなった刀を、清峰の目の前に捨てた。
「これで頼れるものはなくなったな、人間?ふふふ…ふはははは!!!」
カザンは大笑いをしながら清峰に背を向ける。
清峰は、目の前に散らばる幸紀の愛刀の残骸を見て、ひとつの事実を認識せざるを得なかった。
「幸紀が…死んだ…」
隊員紹介コーナー
隊員No.22
名前:西谷(にしたに)キララ
年齢:19
身長:165cm
体重:56kg
スリーサイズ:B90(F)/W59/H89
武器:三節棍
好きなもの:お菓子
嫌いなもの:虫
特技:お菓子作り
趣味:料理研究
外見:金髪縦ロールに一般的な白と黒のメイド服
能力:平均以上の霊力と素早い動きと連撃が得意
簡単な紹介
清峰侯爵に仕えるメイドのひとりで、若くしてパティシエ長を務める女性。
常に気高くありたいという思いから普段は明るく高い声のお嬢様口調で話すが、時折口汚くなる。
隊員No.23
名前:上入(うえいり)真理子(まりこ)
年齢:23
身長:163cm
体重:55kg
スリーサイズ:B86(D)/W62/H88
武器:二丁サブマシンガン
好きなもの:かっこいいもの
嫌いなもの:ホラー
特技:バドミントン
趣味:映画鑑賞
外見:青緑色のショートヘアに赤い瞳、緑色のメイド服
能力:アクロバティックな動きとサブマシンガンの弾幕
簡単な紹介
清峰侯爵が幼い頃から仕えるメイドのひとりで、副メイド長。
常にかっこよくありたい、という思いから、冗談と笑顔と明るい言葉を欠かさないようにしているが、内心は常に悪魔への恐怖で怯えている。
隊員No.24
名前:灯野(とうの)焔(ほむら)
年齢:24
身長:167cm
体重:55kg
スリーサイズ:B95(G)/W58/H88
武器:素手
好きなもの:規律
嫌いなもの:規律を乱すもの全て
特技:料理、掃除、家事全般
趣味:掃除
外見:真っ赤な髪のロングヘアに、赤いメイド服
能力:強力な炎の霊力と鍛えた技
簡単な紹介
清峰侯爵が幼い頃から仕えるメイドのひとりで、メイド長。
規律と任務を最重要視する厳格な性格のメイドで、感情表現も乏しいため部下たち、特に珠緒からは恐れられている。
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