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第2部 人類の反撃
第15話(4)心を蝕むもの-四葉とすみれ-
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同じ頃
幻覚と幻聴に苛まれるすみれは、それから逃げ惑うように、耳を塞いで、頭を振り回しながら歩き続けていた。
「いや…っ!!来ないで…!!」
「人殺し!!人殺し!!」
いつもの堂々としたすみれの姿はそこにはなく、自分を責める幻覚たちの言葉を振り払おうと、ただ無茶苦茶に歩き回っていた。
「お前のせいで私たちは死んだんだ!!」
「死ね!!死ね!!」
群衆たちの悪意が、一斉にすみれに押し寄せてくる。背後から迫る彼らの影に、すみれは足を速めて逃げることしかできなかった。
「ごめんなさい…!ごめんなさい…!私が悪かった…!だから、お願いだからやめて…!!」
すみれは涙ぐみながら幻覚たちに背を向けて逃げる。しかし、幻覚たちの声は次第に大きくなっていき、いくらすみれが耳を塞いでもそれを通り抜けてくるのだった。
「すみれーっ!!」
そんな中正面から聞こえてくる、すみれの名前を呼ぶ声。すみれはハッとして顔を上げる。
彼女の正面に立っていたのは、親友である四葉だった。
「四葉…!?」
「すみれ、大丈夫?」
四葉は心配した表情ですみれに手を差し伸べる。足を止めたすみれは、その手を掴もうとしたが、周囲から聞こえてくるすみれへの罵声は止まず、すみれをひとつの結論に誘った。
「…偽物…!!」
「えっ?」
「四葉の姿を…騙るなっ!!」
すみれはそう叫ぶと、一度は落とした大斧(ハルバート)を発現させ、目の前にいる四葉に向けて振るう。
「っ!!?」
力任せに振るわれる大斧を、四葉は辛うじて下がって避ける。すみれは2撃目を繰り出そうとするが、幻覚に蝕まれた彼女は頭を抱え、その場に膝をついた。
「ううう…やめて…!!近寄らないで…!!」
「すみれ、しっかりして!!」
目の前にすみれの姿しか見えない四葉は、膝をついたすみれの横にしゃがみ込む。
「来ないで!!」
しかし、すぐにすみれは四葉を突き飛ばす。倒れた四葉だが、すぐに起き上がり、すみれの隣にしゃがみこんだ。
「すみれ、私だよ!?四葉だよ!いつも一緒に、生徒会で仕事をしてた千条だよ!!苦しいならそう言って!!」
「黙れっ!!私が1番苦しい時に、そばにいてくれなかったじゃないか!!」
「えっ…」
すみれの言葉に、四葉は言葉を失う。すみれはそのまま、涙を流しながら語り始めた。
「あの学校での3日間…!本当に苦しかった…!!毎日目の前で友達が殺されて…しかもそれが全部私の責任になる…!!何もかも全部私のせい…誰にも相談することもできない…!!それがどんなに苦しかったか…!!四葉さえ…四葉さえいてくれたら…!!お前のせいだっ!!」
すみれは半狂乱になりながら、四葉に向けて立ち上がって斧を振るう。四葉は、自分の武器である剣を発現させると、すみれの斧を受け止め、弾き返し、すみれと距離を取って向かい合った。
「すみれ、落ち着いて聞いて」
息を荒げて斧を構えるすみれに対し、四葉は優しく語りかけはじめた。
「確かに、リーダーの役目は辛いよ。私だって、すみれがいなかったら挫けてたこと、たくさんある。ましてや、あんな苦しい状況でリーダーをしていたすみれの苦労は、私なんかの比じゃなかったと思う。すみれは本当によく頑張ったんだよ!殺されてしまった人もたくさんいるかもしれない、でも、すみれは最善を尽くした!すみれは悪くないんだよ!だから、正気に戻って!!」
「感動的だなぁ。これが人間の絆、というやつか?」
すみれと四葉しかいないはずの、廃ビルの前。そこに突然聞こえてきた、男の声。四葉が声のした方に振り向くと、紫の肌に金色の瞳と銀色の髪をした悪魔が、タバコに火をつけてそこに立っていた。
「悪魔…!」
「あぁ。俺の名はポラリス。覚えて逝け」
四葉の背後に立っていた悪魔、ポラリスはそう言って右手を挙げる。それに呼応するように、四葉とすみれを取り囲むようにして多くの悪魔たちが姿を現した。
「これは…!すみれ、敵だよ!構えて!」
四葉はすみれに訴えかける。しかし、すみれは悪魔に構わず、四葉に向けて真っ直ぐに斧を振り下ろす。
四葉は剣でそれを受け止めたが、斧の刃先は、四葉の頸動脈に迫っていた。
「すみれ!!違うよ!!敵に囲まれてるんだよ!?お願いだから正気に戻って!!」
「無駄だ。そのデカい女には細工をした。お前の声など届きはしない」
必死に訴えかける四葉に対して、ポラリスは冷徹に言い放つ。
その言葉の通り、すみれは四葉の剣を弾き飛ばすと、四葉の首を片手で掴みあげ、持ち上げた。
「うぅぅっ…!!」
「どうだ?信じていた仲間に裏切られる気分は?まぁ、裏切っているのはそいつの意思じゃあないんだがな」
「な…っ…!」
「さっき、そのデカい女がお前を庇って悪魔を殺したろ?あの時、1匹の悪魔がデカい女に憑依したんだ。まぁ要するにだ、メガネ、お前のせいでデカい女が狂ったってわけだ」
「そんな…!」
「親友だのなんだの言ってるが、お前はそいつを苦しめることしかしてないってことだ。おい、やっていいぞ」
すみれに首を絞められて苦しむ四葉に、ポラリスは好き勝手言葉を投げかける。
そして、すみれは、地面に四葉を放り捨てた。
「っ!ゲホッ、ゲホッ…!」
地面に倒れて苦しむ四葉は、思わず咳き込む。
そんな四葉の頭上に、すみれの斧が煌めいた。
「!!」
もう避けきれない。
四葉は思わず目を閉じた。
「うわぁああああ!!!!!」
次に聞こえてきたのは、すみれの悲鳴だった。
四葉はゆっくりと目を開ける。
すると、悪魔たちに取り囲まれているすみれの体を、背後から1本の刀が貫いていた。
「え…っ!?」
驚きを隠せない四葉の視界に映ったのは、すみれの体を刀で貫く、幸紀の姿だった。
幻覚と幻聴に苛まれるすみれは、それから逃げ惑うように、耳を塞いで、頭を振り回しながら歩き続けていた。
「いや…っ!!来ないで…!!」
「人殺し!!人殺し!!」
いつもの堂々としたすみれの姿はそこにはなく、自分を責める幻覚たちの言葉を振り払おうと、ただ無茶苦茶に歩き回っていた。
「お前のせいで私たちは死んだんだ!!」
「死ね!!死ね!!」
群衆たちの悪意が、一斉にすみれに押し寄せてくる。背後から迫る彼らの影に、すみれは足を速めて逃げることしかできなかった。
「ごめんなさい…!ごめんなさい…!私が悪かった…!だから、お願いだからやめて…!!」
すみれは涙ぐみながら幻覚たちに背を向けて逃げる。しかし、幻覚たちの声は次第に大きくなっていき、いくらすみれが耳を塞いでもそれを通り抜けてくるのだった。
「すみれーっ!!」
そんな中正面から聞こえてくる、すみれの名前を呼ぶ声。すみれはハッとして顔を上げる。
彼女の正面に立っていたのは、親友である四葉だった。
「四葉…!?」
「すみれ、大丈夫?」
四葉は心配した表情ですみれに手を差し伸べる。足を止めたすみれは、その手を掴もうとしたが、周囲から聞こえてくるすみれへの罵声は止まず、すみれをひとつの結論に誘った。
「…偽物…!!」
「えっ?」
「四葉の姿を…騙るなっ!!」
すみれはそう叫ぶと、一度は落とした大斧(ハルバート)を発現させ、目の前にいる四葉に向けて振るう。
「っ!!?」
力任せに振るわれる大斧を、四葉は辛うじて下がって避ける。すみれは2撃目を繰り出そうとするが、幻覚に蝕まれた彼女は頭を抱え、その場に膝をついた。
「ううう…やめて…!!近寄らないで…!!」
「すみれ、しっかりして!!」
目の前にすみれの姿しか見えない四葉は、膝をついたすみれの横にしゃがみ込む。
「来ないで!!」
しかし、すぐにすみれは四葉を突き飛ばす。倒れた四葉だが、すぐに起き上がり、すみれの隣にしゃがみこんだ。
「すみれ、私だよ!?四葉だよ!いつも一緒に、生徒会で仕事をしてた千条だよ!!苦しいならそう言って!!」
「黙れっ!!私が1番苦しい時に、そばにいてくれなかったじゃないか!!」
「えっ…」
すみれの言葉に、四葉は言葉を失う。すみれはそのまま、涙を流しながら語り始めた。
「あの学校での3日間…!本当に苦しかった…!!毎日目の前で友達が殺されて…しかもそれが全部私の責任になる…!!何もかも全部私のせい…誰にも相談することもできない…!!それがどんなに苦しかったか…!!四葉さえ…四葉さえいてくれたら…!!お前のせいだっ!!」
すみれは半狂乱になりながら、四葉に向けて立ち上がって斧を振るう。四葉は、自分の武器である剣を発現させると、すみれの斧を受け止め、弾き返し、すみれと距離を取って向かい合った。
「すみれ、落ち着いて聞いて」
息を荒げて斧を構えるすみれに対し、四葉は優しく語りかけはじめた。
「確かに、リーダーの役目は辛いよ。私だって、すみれがいなかったら挫けてたこと、たくさんある。ましてや、あんな苦しい状況でリーダーをしていたすみれの苦労は、私なんかの比じゃなかったと思う。すみれは本当によく頑張ったんだよ!殺されてしまった人もたくさんいるかもしれない、でも、すみれは最善を尽くした!すみれは悪くないんだよ!だから、正気に戻って!!」
「感動的だなぁ。これが人間の絆、というやつか?」
すみれと四葉しかいないはずの、廃ビルの前。そこに突然聞こえてきた、男の声。四葉が声のした方に振り向くと、紫の肌に金色の瞳と銀色の髪をした悪魔が、タバコに火をつけてそこに立っていた。
「悪魔…!」
「あぁ。俺の名はポラリス。覚えて逝け」
四葉の背後に立っていた悪魔、ポラリスはそう言って右手を挙げる。それに呼応するように、四葉とすみれを取り囲むようにして多くの悪魔たちが姿を現した。
「これは…!すみれ、敵だよ!構えて!」
四葉はすみれに訴えかける。しかし、すみれは悪魔に構わず、四葉に向けて真っ直ぐに斧を振り下ろす。
四葉は剣でそれを受け止めたが、斧の刃先は、四葉の頸動脈に迫っていた。
「すみれ!!違うよ!!敵に囲まれてるんだよ!?お願いだから正気に戻って!!」
「無駄だ。そのデカい女には細工をした。お前の声など届きはしない」
必死に訴えかける四葉に対して、ポラリスは冷徹に言い放つ。
その言葉の通り、すみれは四葉の剣を弾き飛ばすと、四葉の首を片手で掴みあげ、持ち上げた。
「うぅぅっ…!!」
「どうだ?信じていた仲間に裏切られる気分は?まぁ、裏切っているのはそいつの意思じゃあないんだがな」
「な…っ…!」
「さっき、そのデカい女がお前を庇って悪魔を殺したろ?あの時、1匹の悪魔がデカい女に憑依したんだ。まぁ要するにだ、メガネ、お前のせいでデカい女が狂ったってわけだ」
「そんな…!」
「親友だのなんだの言ってるが、お前はそいつを苦しめることしかしてないってことだ。おい、やっていいぞ」
すみれに首を絞められて苦しむ四葉に、ポラリスは好き勝手言葉を投げかける。
そして、すみれは、地面に四葉を放り捨てた。
「っ!ゲホッ、ゲホッ…!」
地面に倒れて苦しむ四葉は、思わず咳き込む。
そんな四葉の頭上に、すみれの斧が煌めいた。
「!!」
もう避けきれない。
四葉は思わず目を閉じた。
「うわぁああああ!!!!!」
次に聞こえてきたのは、すみれの悲鳴だった。
四葉はゆっくりと目を開ける。
すると、悪魔たちに取り囲まれているすみれの体を、背後から1本の刀が貫いていた。
「え…っ!?」
驚きを隠せない四葉の視界に映ったのは、すみれの体を刀で貫く、幸紀の姿だった。
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