59 / 77
59
しおりを挟むベッドに組み敷かれて見上げるジョエルは相変わらずいい男だ。どんだけブリーチしてカラーいれたんだって髪の色にも慣れた。
「初体験はどうでしたか?」
「もう忘れちゃってる」
そうですよねって笑いながら何回も軽くキスをしてくれる
「ジョエルは?」
「私ですか?まぁ随分と前に」
「相手は?」
「プロの方ですよ。ミズキは?」
「センパイ」
そんな他愛もない話をしているけれどどんどん口付けは深くなっていく。いつもと違うからちょっとドキドキするかもしれない。
結婚式も終わったからキスマーク解禁なのだろう、首筋や鎖骨、デコルテを吸われる感覚が続く。くすぐったいような痛いような久しぶりの感覚すぎてもはや懐かしくも感じる。日本にいたときは彼氏だろうとセフレだろうとワンナイトの相手や客だろうと仕事柄絶対につけさせなかった。ここにきて初日にノアに引くほどつけられてからは久しぶりかもしれない。執着の痕とかいうくらいだからとんでもない執着なのかもしれない。
「明日からは暫く首元は晒せませんね」
それをわかってやっているし、ハイネックのブラウスやドレスを何枚も手配しているんだからジョエルは流石だと思う。
あとこの男はどうもエロい下着を着せて下着の上からおっぱいさわったりしゃぶったりするのが好きみたい。透けるのがいいとか言うけど、そもそも元から透けている。下着このままだと冷たくなってくるからいいかんじのところで脱がせてほしいのが本音。でもジョエルはこーゆーところちゃんとしてるから自分で満足したら脱がせてくれた。ノアならたぶんそのまま。
「今日は処女ごっこなんだっけ?」
「えぇ、そのほうが初夜感がでるかと」
「処女慣れしてんの?」
一瞬真顔になったジョエルがおもしろすぎた。これ慣れてるわ。どうせ初体験だけはジョエル様と~とかって夜這いかけてくるような女はわんさかいただろうし、その中でも言い触らしたりしない女を選んでヤることはヤってたんだと思う。いや、思うじゃない、絶対にそう!今度夜会で聞いてみよう。どの子の処女もらったの?って。ミシェルのパパとか知ってそうだから、本人がしらばっくれたらミシェルパパに聞こう。
笑いこらえてたらちょっとムッとしたのか乳首つままれて声が出てしまった。
「いっ!」
「いたいじゃなくて気持ちいいんでしょう?今夜処女はぶってますけど、ミズキはどこも気持ちよく感じられるからたまに違う刺激もいいでしょう?」
「…でもいたいのはイヤ。優しくして?ね?」
これでもかってくらい唇も口の中も貪られて息整えてたら脚めっちゃ広げられた。え?やだやめてって言う前にジョエルの顔が股にきた。嘘、ちょっとまって
「や、やだ」
「知ってますよ」
「だったら…ね、やめて」
「すごく悦ぶとノアにきいてますから」
よろこぶってなに!?って言おうと思ったらもう舌で舐め回されてあえぎ声しかでなくなった。あーもうだからイヤなの。
「ほら、気持ち良さそう」
「ちがうっ…んっ、やぁ、あっ」
「恥ずかしいから苦手なんでしょう?」
「やだぁ、やめっ…あっあ、」
「ミズキ以外は口付けすらしたくないのに…ミズキのココならずっと、んっ、舐めていられる」
恥ずかしいから本当にやめてほしいのにもう言葉が出てこない。
セックスもキスもできるならしたくないと言っていたらしいジョエルがこんなことしてくるなんて信じられない。ちなみにその情報はミシェルからだ。あの一家なんでも知ってるの?こわすぎるんだけど。
「も、や…指いれて…おねがい」
「本当に手マン好きですね。処女はそんなおねがいしませんよ」
「いじわるやめて…ね、おねがいだから」
「ミズキのおねがいはいつもきいてますから…今日くらいは、ね?」
「あぁっ、やぁっ!もぅ、やめ」
下半身に目をやれば音を立てながら吸ったり舐めたりする夫、あーもうイケメンすぎるとか普段なら考えられるけど、気持ちよすぎるし恥ずかしくてもう頭が回らない。指できもちいい所責めてほしいのにそれもしてくれないもどかしさでどうしようもなくなってる。いつものおねがいで聞いてもらえないとなるともうどうしたらいいのか…快楽で頭も回らない中考え抜いた結論にジョエルは笑っていた。
「ジョエルの舐めながらするから…指でイかせて?おねがい」
69するからイかせてくれとおねがいしたのにジョエルは笑ってしてくれなかった。ひどい。
「その代わりと言ってはアレですけど、ミズキは潮吹いてイくのが好きなんですよね?」
うんとは言えなかった。本当のことだけど。クリやクンニより手マンで即潮吹かせてもらってイくのが一番好きなのは確かだから。それをジョエルはわかってるから厄介。ノアはまだ気づいてないけど、ノアのセックスはノアのセックスで大好きだからそれでいいの。前戯でイかせまくることだけがセックスではない。
「ほら、膝裏持って」
なんでこんなAVみたいな格好…もしかしてカメラでも仕掛けてるのか!?でもイかせてくれる気はあるみたいだからよかった。でももう限界、潮吹く感覚ってもうわかんない。自分の意思とかとは関係なく勝手に吹いて勝手にイっちゃってるから気付いたら手マンが止まって下が濡れてる。
「やめてっ!やだっ!」
潮吹いてイったばかりのそこにまたジョエルが口をつけてきた。やだっ本当に恥ずかしいからやだ
「今日のミズキは本当に処女かと思うくらい…本当にかわいい。初体験の相手が憎い限りですよ」
憎いとか言ってる人は楽しそうにクンニなんてしてこないと思う。
初体験の相手なんかよりよっぽど上手だしかっこいいし、なんなら旦那様だしもう色々混ざりすぎて考えることもできなくなってきてる。
「ミズキ」
限界なのかギラギラした目付きで見下ろされてるともう何も言えない。なんでも言うこと聞いちゃうって気持ちになる。好き、好き、好き以外なんにも出てこない。なんでも言うこと聞いちゃう。
ゴム着けなくていいから動作が早い。ほんと、この世界ゴムあんのかな?性病って魔術でなんとかなるレベルのものなの?クラミジアかかったときマジでやばかったわとか思ってたけどそれどころじゃない。いきなりガンガン突いてくるとかあり?処女ごっこどこいったの?
「あっ、あっ、やっ、はげ、しっ…」
何かを言ってくるとかもなくキスするか腰打ち付けられるかだからもうわけわかんなくなってきた。喘ぎ声止まらないのもこの世界にきてから。ノアもジョエルも体の相性がよすぎるんだよね。やっぱ魔術的なやつのせい?あーもう気持ちよすぎてわかんない。
「イった?ナカ締まってる。もうちょっとだけ」
ジョエルもイきそうになるとキスしてくるところがこれまた好き。ラストスパートってかんじになる前にキスしてくれるからわかりやすくていい。無意識だろうから指摘はしないけど。あと敬語的なのも全部とれる。普段からこうしてって言ってもなかなかとれない。でもいいの。セックスのときだけ、あたしだけって思ったらそれはそれでいいから。
ナカにあったかいの出されたって思ったらまたキス。
「早く避妊なんてしないようになればいいのに」
おへその下をさすりながら言われてもどうしようもない。魔術使って避妊してるのはジョエルの方だし。
「結婚したからいいんじゃないの?」
「いいえ…まぁいずれ」
横にゴロンと横になったジョエルはどこから出したのか飲み物飲んでる。いや、あたしも欲しいって言う前にあたしの分もくれた。さすが。というかいずれってなに?しばらくは夫婦水入らずがいい的な?
「疲れたでしょう?」
「うん。」
「明後日から3人で出掛けましょうね。新婚旅行みたいなもの」
とか聞きながら珍しく寝落ちしてしまった。やっぱ疲れてたんだわあたし。
新婚旅行ってどこ行くんだろう。飛行機?パスポートは?あれ?むしろ身分証明書とかってあるの?いるの?
21
あなたにおすすめの小説
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
私が美女??美醜逆転世界に転移した私
鍋
恋愛
私の名前は如月美夕。
27才入浴剤のメーカーの商品開発室に勤める会社員。
私は都内で独り暮らし。
風邪を拗らせ自宅で寝ていたら異世界転移したらしい。
転移した世界は美醜逆転??
こんな地味な丸顔が絶世の美女。
私の好みど真ん中のイケメンが、醜男らしい。
このお話は転生した女性が優秀な宰相補佐官(醜男/イケメン)に囲い込まれるお話です。
※ゆるゆるな設定です
※ご都合主義
※感想欄はほとんど公開してます。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
召喚聖女に嫌われた召喚娘
ざっく
恋愛
闇に引きずり込まれてやってきた異世界。しかし、一緒に来た見覚えのない女の子が聖女だと言われ、亜優は放置される。それに文句を言えば、聖女に悲しげにされて、その場の全員に嫌われてしまう。
どうにか、仕事を探し出したものの、聖女に嫌われた娘として、亜優は魔物が闊歩するという森に捨てられてしまった。そこで出会った人に助けられて、亜優は安全な場所に帰る。
残念女子高生、実は伝説の白猫族でした。
具なっしー
恋愛
高校2年生!葉山空が一妻多夫制の男女比が20:1の世界に召喚される話。そしてなんやかんやあって自分が伝説の存在だったことが判明して…て!そんなことしるかぁ!残念女子高生がイケメンに甘やかされながらマイペースにだらだら生きてついでに世界を救っちゃう話。シリアス嫌いです。
※表紙はAI画像です
女性が少ない世界に転生した控えめ伯爵令嬢、なぜか五人の婚約候補に選ばれて少しずつ恋を知っていきます
ノッポ
恋愛
女性が極端に少ない異世界に転生した私は、気づけば伯爵令嬢になっていた。
前世は日本で普通に生きていたせいか、貴族令嬢らしい強気な振る舞いがどうしても苦手。
社交界デビューを迎えても、「どうして私が選ばれるの?」と戸惑うばかりだった。
けれど今年デビューする高位令嬢はわずか三人。
家同士の思惑も重なり、騎士団長家の息子、宰相子息、魔術師団長の息子、幼なじみの侯爵子息、そして英雄騎士――
五人の若きエリートとのお見合いが次々と始まってしまう。
遠慮がちで控えめな性格は、この世界では珍しく、気づけば少しずつ距離を縮めていく彼ら。
異世界での恋愛に戸惑う日々。けれど出会いを重ねるたびに、私は少しずつ変わっていく――。
女性希少世界で、自分の幸せを選べるようになるまでの逆ハーレム恋愛ファンタジー。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハーレム異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーレムです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
獣人の世界に落ちたら最底辺の弱者で、生きるの大変だけど保護者がイケオジで最強っぽい。
真麻一花
恋愛
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。
狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。
私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。
なんとか生きてる。
でも、この世界で、私は最低辺の弱者。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる