俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第1章 妹の幼なじみ

第45話 プリンモール その2

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「おい、おい、虹心……」
「俺を注目させるための作戦で、此処(プリンモール)に来たのでは無かったのか?」

 俺は少し怒り気味に言うが、虹心は悪気のない口調で言う!

「兄ちゃん! 立派な注目に成るじゃん!!」
「兄ちゃんは意図も簡単に尻に敷ける人と、女性に認識して貰えるよ!!」

「それは余り……嬉しくないね。虹心…」

 別に亭主関白に成りたい訳で無いが、尻に敷かれっぱなしのも嫌で有る。
 けど……最近は虹心に、常に尻を敷かれているから大して変わらんか!?
 俺が不満そうに言うと、虹心は澄ました表情で言い始める。

「兄ちゃんは、女性の役に立てることを嬉しく思わないの…?」

「ねぇ、小鞠ちゃん!」
「重い荷物を持ってくれる人が側に居れば、小鞠ちゃんは嬉しいよね!!」

 虹心は和やかな表情で小鞠ちゃんに話を振ると、小鞠ちゃんは穏やかな表情で話し始める。

「はい!」
「女性の力で持てる物は、限界が有ります!」
嵩張かさばった物や、重い物を買う時に、男性が側に居てくれますと凄く嬉しいです!!」

「……///」

 最後の文節は、笑顔で言う小鞠ちゃん。
 その笑顔で言われてしまったら、俺は荷物持ちを頑張るしか無いと感じた。

 ……

 昼食後はプリンモール内の、ウィンドウショッピング(実質買い物)をするのだが、虹心の宣言通り俺は荷物持ちにされた……
 俺は特に欲しい物は今日無いが、虹心や小鞠ちゃんは有るらしいので、俺はそれに付いて行って色々と、プリンモール内を巡らされる……

「兄ちゃん!」
「今から小鞠ちゃんと、ランジェリーショップに入るから、兄ちゃんはここで待っていて!!」

「……分かった!」

 虹心は俺に陽気な口調で言って、小鞠ちゃんと一緒に女性下着店に入って行く。
 俺は、虹心の言葉に短く返事をする。
 流石に男性が、この手の店に入ると店員の目が厳しそうなのと、店周りにも男性は居ない方が良いと思い、俺はその店から離れる。

 近くにベンチが有る場所まで移動して、そのベンチに俺は座る。
 このベンチからなら、女性下着店から出て来る虹心たちを簡単に見付けられるし、虹心たちも俺が店前に居なくても、少し探せば目に付くだろう。

(虹心ったら…。最初の目的を完全に忘れているよな…!)

 初めの内は“両手に花”をしてくれたが虹心たちで有るが、映画館に入って、虹心が俺の口にポップコーンを押し込んで以降、虹心たちは何もしてくれない。
 小鞠ちゃんに至っては、恥ずかしさが勝っている影響でアクションが全くない!!
 普通に兄妹とその妹親友で、プリンモールに遊びに来た状況と変わってしまった。

(思ったよりも……同学年の人たちとは出会わないし、これは完全に失敗だな…)
(俺が目立つ人間やアクティブ系人間ならまだ別だけど、俺はどうしても陰キャラに分類されてしまうからな!?)

 休日で人が集まるショッピングモールに来て、其処で人気アニメ映画を見て、フードコートで昼食を食べて、虹心と小鞠ちゃんの買い物に付き合っているが、こう言う時に限ってクラスの連中たちや、学年連中らに面白いほど出会わない。

(見たことは有る、他学年の人たちとはすれ違うから、虹心的に言わせれば失敗では無いが……)
(でも、それでは虹心が喜ぶだけか、小鞠ちゃんに変な噂が立つだけだよな……)

 俺はそんな事を思いながら、虹心と小鞠ちゃんが買った荷物を手に持ってベンチに座っていると……

「あれ?」
「三國君…?」

 聞き覚えの有る声が、俺に声を掛けて来るが……俺はその声に直ぐ気付く!?
 まさか、あの人!!
 俺は、声の方に顔を向けると……

「あっ! やっぱり三國君だ!!」
「こんな所で会うとは珍しいね。今日は一人で買い物?」

 陽気な声で声を掛けてくる女性は、学年一位・二位の美少女を争う、二村彩織ふたむらさおりさんだった!?
 そして……その横には、同美少女の伊藤亜紀いとうあきさんまで一緒だった!?

 学年一位・二位の美少女が突然、俺の目の前に現れた!!
 やっと出会えた同級生が、まさかのまさか、二村さんと伊藤さんとは……
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