俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第2章 学年一の美少女を巡る戦い

第71話 特進コース

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(よし!)
(夕方のHRが終わったら早速、昇降口で待ち伏せだ!!)

 例え、今日が成功しなくても明日が有る。
 いざと成れば、明日の昼食時に再び、伊藤さんに会いに行けば良い。

 この前の、プリンモールでお互い面識が出来たし、二村さんに関することなら、あの伊藤さんでも協力はするだろう……
 作戦を決定させた後。俺は真面目に授業を聞くことにした。

 夕方のHR後……

 俺の予想は大当たりして、HRが終わった直後。松田と中田が二村さんに接触を試みている。
 二村さんは困った笑顔をしていたが、俺が助けに入る訳には行かない。

 親友始めの関係状態だし、あの二人に無理して関わる必要は無い。
 それに今、俺があの中に入ったら、松田と中田に宣戦布告をするのと同じで有る。

(俺は二村さんを飛び越えて、伊藤さんの所に向かう!)
(却ってその方が、伊藤さん経由で、二村さんが俺の好きな理由が分かるかも知れない…)

 俺は心の中で『二村さん! 助けられなくてゴメン…』と言いながら、カバンを持って教室から出て、急ぎ足で昇降口に向かった。

 ……高等部昇降口付近は、今からクラブ活動に向かう人や、帰宅する人等でごった返していた。
 下駄箱もクラス別に別れているから、俺は特進コースの下駄箱付近に移動して、伊藤さんが来るのを待つ。

(でも、待てよ……二村さんと伊藤さんが本当の親友なら、二人一緒で帰るはずだから……いや、二村さんはクラブ活動に入っていた!!)
(確か……卓球だっけ?)

 俺は勿論、帰宅部だが、二村さんは卓球部だったはずだ。
 この学園。様々なクラブ活動が行われている。
 定番の野球部、サッカー部から始まり、吹奏楽部や将棋クラブなど……

 野球部やサッカー部などのスポーツ系は、高等部・中等部で別けられているが、大会が関係無い演劇部や手芸クラブ等は、中等部・高等部合同で行われているクラブも有る。
 将棋クラブは、部門は違うが合同で行われている。
 演劇部の幽霊部員で有る虹心だが、幽霊部員で文句を言われないのは、それだけ人員が居るからで有る。

(他クラスの下駄箱には人がたくさん来るのに、特進コースの下駄箱には、殆ど人が来ない??)
(まさか、特進コースだから、勉強会でもしているのか…?)

「……」

 俺は何食わぬ顔で、特進コースの下駄箱に近づく……

(……クラス全員と言った方が良いくらい、靴が入っている)
(流石……特進コースだな!)

 何時来るか分からない人を、昇降口で待つのも大変で有るし、それに此処で待っていると、二村さんや松田たちと接触する恐れが有る。

(松田たちに見付かって、探りを入れられると面倒くさいし、靴が有るなら特進コースの教室付近で待つか……)
(その方が良いな……うん!)

 俺は作戦変更のため、昇降口から特進コース教室に移動を開始する。
 特進コースの教室は、普通コースの教室から離れて有る。
 その代わり、1階は1年生、2階は2年生等では無く、在る校舎の階に、1年・2年・3年と、纏まられて教室が配置されている。

 俺は特進コース教室付近に到着するが、これ以上近付くのは不味いため、スマートフォンで時間を潰しながら待つ……

 ……

 30分位。時間が経った頃だろうか……
 特進コース2年生の教室扉が開いて、人がゾロゾロと出て来た!!

 俺は早速、伊藤さんを探すが……容姿が良いから直ぐに見つかる!!
 俺は伊藤さんに近づき、陽気な声で声を掛ける。

「こんにちは!」
「伊藤さん!!」

「……」

 伊藤さんは俺が声を掛けたのに、俺の目の前を無視して通り過ぎていく!?

(あれ? 聞こえなかったのかな??)
(けど……伊藤さんの耳には、何も付けて無かったぞ!?)

 俺は伊藤さんを急ぎ足で追い掛けて、伊藤さんの目の前で、もう一度声を掛ける。

「伊藤さん!!」

「……話し掛けるな!!」
「邪魔だ!!!」

 伊藤さんは、罵声に近い口調で声を張り上げ、更に吐き捨てるように言葉を放った!!
 どうして……伊藤さん。
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