俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第2章 学年一の美少女を巡る戦い

第143話 兄妹の会話

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「……」

「……」

 俺と虹心で、岡谷君が去って行くのを見送り終えると、虹心は少し心配そうな表情で俺に聞いて来る。

「兄ちゃん…」
「見た目は大丈夫そうに見えるけど、殴られたりはしなかった?」

「……松田から一発腹に喰らったけど、大した事は無いよ!」

 俺は少し強がりの表情を見せて、虹心に言う。

「やっぱり、殴られていたか…!」
「でも、これだけ済めばマシの方か!!///」

 虹心は声を上げるが、一人で納得した表情で言っている!?
 普通は、殴られたのを心配しないか??

 俺は松田に殴られたが大きな怪我も無く、腹部に痛みはもう感じ無いので、これを担任などに報告しても、担任や学園は大事にはしてくれないだろう。
 これが骨折や内臓破裂をしていれば別だが、教員達は基本、厄介事に巻き込まれたくは無い。

 虹心が岡谷君を連れて来てくれたから、俺と松田の問題はほぼ全面解決出来たが、これが教員や他の生徒だったら、此処までスムーズに事ははこんでいないだろう。
 一旦は収まるが翌日には、また同じ事が繰り返しされてしまうだろう……
 それも、もっと悪化した状態で……

 俺はどうして、絡まれている場面を虹心が見付ける事が出来たのか、不思議な表情で聞いて見る。

「…虹心?」
「どうして虹心が、俺が松田達に絡まれている場面を見付けられたのだ?」

「んっ?」
「そんなの簡単だよ。兄ちゃん!!」

「私が部活動中に、偶々たまたま兄ちゃんを見付けてしまったのだよ…///」
「私は同部の同級生と一緒に、荷物運びをしていた!」
「この校舎(旧校舎)に、演劇部部室が有るからね!!」

 虹心は困った微笑みで言う。
 虹心は演劇部員だが、幽霊部員で有る。

 もし、虹心が部活に参加しない日で有ったら、俺は虹心には助けて貰えなかった。
 俺は本当に、運が良いと言えば良いのだろうか?
 虹心は穏やかな表情で聞いて来る。

「兄ちゃん!」
「さっきの状況から、大体のことは把握出来たけど、兄ちゃんは本当に二村さんとは距離をひらけるの?」

「開けるの何も、もう、それしか無いよ。虹心…///」
「本当は完全に二村さんとは縁を切りたいが、今は伊藤さんと共同作戦を行っている!」
「その関係で、二村さんとは最低限の関わりを維持しないと行けない」

 俺は困った表情で虹心に言う。
 すると虹心は、困った笑顔に成って言う。

「うん…。兄ちゃんが伊藤さんを求めているなら、そうするしか無いね…!」
「後は、伊藤さんがどう動くかか……」

「……事後報告に成るが、伊藤さんに今回の事は後で連絡入れるよ!」
「二村さんが嘘を付いてまで、俺に仕返しをしたかった事を聞けば、流石の伊藤さんも、色々と考え直すところも出て来るだろうし……」

「……これで、伊藤さんが振り向いてくれると良いね…」
「兄ちゃん……!」

「そう、願いたい所では有るが……」

 俺は“しみじみ”した表情で呟く。
 松田とのトラブルも岡谷君のお陰で解決でき、虹心にも事情を話した。
 俺は『家に帰るか…』と思うが、カバンは残念ながら教室に置いて行かされた。

「虹心…。俺は一足先に帰るから!」

 俺は穏やかな表情で言うと、虹心も同じ表情で言う。

「私も帰るけど、カバン類は部室に置いて有るし、それに活動中に抜けちゃったから、その辺の事情も説明してから帰るね。兄ちゃん!」

「あっ……そうだよな。虹心!(汗)」
「部活動を放り投げて、俺を助けに来てくれただもんな!?」

「それは緊急事態だから、仕方ないよ。兄ちゃん!///」
「じゃあ、私は先に行くね!!」

 虹心は言葉を終えると、少し早足で俺の元から去って行く……
 これで俺は二村さんを完全に捨てて、伊藤さんへ舵を切る訳だが、伊藤さんは俺を受け入れてくれるのだろうか?

 伊藤さんに連絡や報告をしないと行けないが、メールやRailで顛末を打ち込むのは大変だな……
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