俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第2章 学年一の美少女を巡る戦い

第153話 ランチタイムデートの行方

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「まぁ、良いわ。それで良いのね!」
「お弁当は武蔵君の言う通り、私のお母さんが作っているわ!!」
「けど基本は……前日晩ご飯の一部が、お弁当のおかずに成っている時が多いわ!!」

(そんな余計な事まで言わなくても良いのに……伊藤さんらしいな!)

「あ~~、そうなんですか!!」
「成る程……」

『だから、女子力を感じ無い、お弁当だったんですね♪』

(何て、口が裂けても言えないからな!!)
(そんなことを言ったら、即伊藤さんから絶縁宣言をされるに決まっている!!)

「?」
「武蔵君。何か……言いたそうな顔をしているけど、言いたいことが有るならはっきり言いなさいよ!!」

 心の中で思っていることが顔に出ていたらしく、伊藤さんは眉をひそめながら言って来る!?
 絶対、そんなこと言える訳が無い!!(汗)

「あっ……いや、伊藤さん//////」
「女性の割に、食べるのが早いなと……」

 俺は咄嗟とっさに思い付いたことを、焦った表情で言う。
 実際、伊藤さんが食べるスピードは、女性の中でもかなり速いはずだ。

「食べるのが早い……?」
「こんなもんでしょう??」

「それとも、気取って食べて欲しかった?」
「それが良いなら、次回も有ればそうするけど……」

 伊藤さんは澄ました表情で言う!?
 それに『次回も有れば』まで言う!!
 やっぱり、俺では伊藤さんの伴侶には役不足か……

「……?」

 伊藤さんは『?』の表情を浮かべながら、ポケットからスマートフォンを取りだして、画面を見始める……
 画面を見終わると、伊藤さんは申し訳なさそうな表情で俺に言って来る!!

「ごっ、ごめん。武蔵君!//////」
「今、クラスの子から連絡が有って、クラス担任が私を探しているみたいだから、これで失礼するね!///」

「あっ、後……遅くても、期末試験終了までには答えを出すから、待っててね!」
「でも、その時……期待に、添えなかった時はごめんね///(汗)」

 伊藤さんは言葉を言い終えると、俺に一礼をしてから、足早に去って行く。
 俺は言葉を言わず仕舞い、伊藤さんを見送ってしまう……
 何だか、振られた気分だぞ!?

(本当にクラス担任が、伊藤さんを探していたのか…?)
(バイブ音なんて俺には聞こえなかったし……さっきの品定めで、俺は“足切り”にされたか!?)

 本来だったら、楽しく終わるはずのランチタイムデートも、凄く中途半端な形で終わってしまうし、伊藤さんへ好印象を持たせることも出来なかった。

(俺が唯一聞けたのは、伊藤さんのお弁当は、お母さんが作って居るぐらいか)
(家族構成も一応聞けたが、四人暮らしの情報ぐらいだ…)
(余り、美味しい情報では無いな///)

 伊藤さんは特進コース教室に戻ってしまったし、それに俺が今居る場所は、中等部の校舎で有る。
 時間はまだ十分に有るが、此処から教室に戻るには最低でも5分近くは掛かる。

 俺は残っていた紙パックの乳飲料を飲み干し、ごみをまとめてその場から離れようとした時、見慣れた姿が俺の前に現れる!?
 相手も……俺を見て、凄く驚きの表情を見せてから声を発する。

「えっ……武蔵さん!///」

(……嘘だろ!?)

 その相手は、今一番遭いたくない(!?)津和野小鞠こまりちゃんで有った!!
 何故、こんな時間に此処(園芸クラブ圃場ほじょう)に来るの!?

『タッタ……』

 小鞠ちゃんは駆け足で俺の側に近付いて来て、頬を少し染めながら、嬉しそうな表情で話し掛けてくる。

「武蔵さん!///」
「お昼休みに態々わざわざ、お花を見に来てくれたのですか♪」

「……へっ!?」

 俺は小鞠ちゃんの言葉で、一瞬間抜けな表情をしてしまう!
 小鞠ちゃんの中では、園芸クラブの花を見に来たと思っているらしい!!
 小鞠ちゃんは園芸クラブ員だから、そう思うのも不思議では無いが……

(此処に来た理由と居る理由を、馬鹿正直に小鞠ちゃんへ話すと、絶対話しがややこしくなるな!!///)
(虹心も、そんな余計なことを話していないと思うし!)

(小鞠ちゃん素直と言うか、天然の時が偶に有るから、今回はそれを利用させて貰おう(汗))
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