俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第2章 学年一の美少女を巡る戦い

第156話 力量不足

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 ……

 翌日の学期末試験二日目……
 今日の試験が終われば、今週の学園生活は終わりに成る。
 今日の試験科目は、苦手な分野で無いから気は楽で有る。

(だが、週末と言っても試験勉強をしないと行けないから、普段ような週末を過ごせないし、それに現在絶交中で有る、小鞠ちゃんが三國家へ遊びに来る…)
(自分が蒔いた種だし、仕方ないか…)

『~~~♪』

 何時も通り、俺一人で通学路を歩いているとスマートフォンから着信音が鳴る。
 まだ通学途中だし、俺は徒歩で有るからマナーモードには設定していない。

(アプリの通知か……)

 俺は気無しに、ポケットからスマートフォンを取りだして、着信の内容を確認すると……

「あっ、伊藤さんからだ!!」

 着信が伊藤さんからのキャリアメールだったので、俺は思わず弾んだ声を上げてしまう!
 俺は嬉し笑顔で、メールに内容を確認する。

『武蔵君! おはよう!!』
『……答えだしたよ』

『メールで答えを伝えるのは宜しくないから、今日の授業(テスト)が終わったら、この前の中等部花壇までに来て…』
『其処で、答えを話すわ……』

「……」

 俺は伊藤さんからのメッセージを読むが……どう見ても、良い答えでは無さそうだ。
 遠慮気味の言葉を使っているから、恐らくどころか確実に“お断り”する気なのだろう。
 それとも……場を盛り上げる為に、ワザとそう送ったのか。伊藤さん!?

(99%……振られる言葉が待っているだろうが、1%の望みに掛けてみるか…)
(大親友の関係なんだから『ごめん!///』の一言で、終わらないはずだ!?)

 俺はそう感じながら、伊藤さんに返信メッセージを打ち込み始める。
 勿論『了解です! 今日の授業が終わったら向かいます!!』で有る。

 きっと、俺には辛い現実が待っているかも知れないが、それを乗り越えるのもまた人生で有る!?

(まぁ、その前に先ずは……試験だ)

 俺はそう思いながら、学園に向かった。
 伊藤さんからの返事も大事だが、テストも大事で有る。

 ……

 ☆

 今日の試験は全て終わり、テスト終了後に行われたHRも終わって、後は放課後と成る。
 試験期間中で有るから、勿論クラブ活動などは行われない。
 クラスメイトのそれぞれが帰路に就いたり、教室内で話し始めたりする中、俺は伊藤さんとの待ち合わせ場所に向かう。

 伊藤さんが良い答えを出さないことは、さっきのメールからで読み取れてしまうが、そのまんまに成ってしまうのだろうか?
 そう成ってしまうと……今年も暗い夏休みが、確実に待っているだろう。
 出来れば、避けたい物で有るが……

 ……

 俺は伊藤さんに指定された、中等部校舎に有る、園芸クラブの花壇前に到着するが、まだ伊藤さんは到着していなかった。
 伊藤さんは特進クラスで有るから、HRの時間も長いのだろう?

 中等部の方も、高等部と同じスケジュールで学期末試験が行われており、虹心はもう、家に帰っている途中で有るだろう。
 園芸クラブも、クラブ活動は行われない筈だが……もし、小鞠ちゃんが花の様子を見に、花壇にでも現れたりしたら、伊藤さんと修羅場に成ってしまう!?

「……お待たせ。武蔵君!!」

 そんな馬鹿なことを考えている間に、伊藤さんが澄ました表情で、声を掛けながら姿を見せる。
 俺と二人きりなのに……伊藤さんは微笑みを見せないと言うことは、確実にこれは駄目かも知れない。
 伊藤さんは俺の側に近付くが『ベンチに座ろうか!』などの、声を掛けることは無く、そのまま真面目な表情で話し始める。

「……武蔵君!」
「手短に言うわ!!」

「私は、あれから色々と考えたけど……武蔵君との関係は、このままで続けていきたいと思う!」

(恋人関係には発展させずに、大親友での関係を続けると言う意味か?)
(やっぱり、そう成ってしまうか!///)

 伊藤さんの言葉は、直接的では無いが俺を振った。
 だが、このまま素直に諦める訳には行かないので、俺は真面目な表情で伊藤さんに質問をした。
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