俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第3章 身近すぎる異性との関係

第198話 待望の昼食!? その1

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 聞き耳を立てるつもりは無いが、虹心はそのまま階段を降りて行って、しばらくすると玄関ドアが閉まる音がする。
 虹心は買い物に出掛けたようだ。

「今、この家に居るのは、俺一人だけか!」
「課題も飽きてきたし、少し休憩するか!!」

 俺は一人喋りをした後。勉強机の椅子から立ち上がり、自室から出て台所に向かう。
 喉の渇きを潤すため、ジュースでも飲もうかと思い冷蔵庫の扉を開けると、冷蔵庫のドアポケットに、樹脂容器に入った麦茶を見付ける。

(虹心が作ったのかな?)
(母さんは一言も言っていなかったし、本当にマメな妹だ……)

 夏の定番で有る麦茶!
 市販品の麦茶も美味しいが、麦茶パックで煮出して作る麦茶の方が、俺は美味しく感じる。

(ジュースより、麦茶の方が健康的だよな!)
(麦茶を飲もう!!)

『ゴク、ゴク、―――』

「うん!」
「まだ少しぬるいが、十分美味しい!!」

 虹心が作ったと思われる麦茶を飲んで、俺は感想を口に出して言う。
 虹心は本当に、良い大人の女性に成るだろう!?

(麦茶も飲んだし、このまま部屋に戻ってもなぁ……)

 俺はコップを洗って仕舞ってから、台所を出てリビングに向かう。
 リビングに入るが、そのまま窓の方に向かう。
 俺はレースカーテンを少し開いて、リビングから見える外の景色を眺め始める。

「……」

 其処から見える景色は、この家の駐車場に成っている景色と、住宅街の道路が見えるだけで有る。
 当たり前だが、感激するような景色は一つも無い……

(俺の家の庭に当たる部分は、芝生も無いし木も無い…)
(コンクリートで舗装された駐車場と、物置しか無い場所だ…)

(草花は少し玄関側に有るが、小鞠ちゃんのところと比べればな……)
(そう考えると詰まらない庭だな!(汗))

 玄関側の方にプランターが少し置いて有るが、積極的な管理はされていない。
 小鞠ちゃんのところと比較すれば雲泥の差だ!!

 母親が時々、ホームセンターで花の苗を買ってきて植えているが、丹精込めて育ている感じはしない?
 花は生長するが、雑草も一緒に生長する!!

(……小鞠ちゃんは今頃、園芸クラブの男子と楽しく部活動をしているのか、青春を楽しんで居るのかな?)

 俺は草花関連で、小鞠ちゃんの事をつい思い出してしまう!///
 小鞠ちゃんはアレ以降、一切連絡が来ないし三國家にも遊びには来ていない。

(……伊藤さんも、どうしているのかな?)
(二村さんとは絶交が続いている筈だから、一人寂しい夏休みを送っているのかな?)
(それか、これを機会とばかりに、夏期講習や勉強に打ち込んでいるか!?)

 伊藤さんも、俺を深い親友関係と言って置きながら、完全“なおざり”状態で有る。
 俺からの連絡は、二村さん以外ではするなと言うし、伊藤さんからも一切連絡は来ない……

(虹心のなさけで俺は、虹心と深い関係に成れたけど、そうで無かったら本当にしょっぱい夏休みだよな!!)
(……課題の続きでもするか)

 これ以上考えると暗い気持ちに成りそうだったので、レースカーテン閉め直し、俺はリビングから自室にも戻る。
 その後は再び、夏休みの課題を続けた……

 ☆

 時刻もそろそろ、昼食の時間に近付いた頃。
 俺のスマートフォンに着信音が鳴る。

『~~♪』

「んっ、誰からだ?」

 俺は勉強机の側に置いて有る、スマートフォンを手に取って操作を始める。
 着信音の主は虹心で有った。

『兄ちゃん!』
『後、10分位でラーメンが出来るから、台所へ来てね♪』

 と、簡潔に書かれたメッセージが表示される。

「料理中だから、呼びに来るのでは無くメールで送ってきたか!」
「課題のキリなんて、有っても無いような物だから、早速台所に向かうか!!」

 俺はスマートフォンを持ったまま、勉強机の椅子から立ち上がり、自室から台所へ向かう!!
 虹心はどんな、ラーメンを作ってくれているのだろうか!!
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