俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第3章 身近すぎる異性との関係

第265話 単独で挑む

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「中等部の男子達でも憧れている人なのに、兄ちゃんが陽葵先輩を目指すの!?」
「兄ちゃんの大好きな戦争物では無いけど、信長の野望より無謀すぎるよ!!」
「兄ちゃんは織田家では無く……弱小大名家なのに…//////」

 虹心はかなり厳しい口調で言ってくれる!!
 だが、虹心はまだ言葉を続けるようだ。
 けど、弱小大名家とは一体何処を指して、虹心は言っているのだろう?

「もし、それで兄ちゃんが負けたら……今度こそ、学園に居られなくなるよ!!//////」
「いや……もしかしたら、この地域にも居られなくなるよ!!//////」

「二村さんの時は、岡谷さんが助けてくれたから良かったけど、今度もそう上手く行くとは限らないよ!!//////」

 虹心は頬を染めて、悲しい表情で言う!?
 虹心の中でも、陽葵先輩の地位は十分理解している感じだ。

「うん…。虹心の言っていることは全て事実だ…!」
「だが、高い山が有れば、その山を目指すように……男も上を、目指さなければ成らないのだ!!」

 俺は真剣な表情で虹心に言うが、虹心は呆れ返った表情で言う!?

「いや、いや、無理だって!!///(汗)」
「止めときな! 痛い目に遭ってお仕舞いだよ!!///」

「それに……学園行事以外で登山をしたことが無い人が、格好良いこと言っても全く説得力が無いよ!!」

 最後の文章は、怒りながら言う虹心!?
 虹心は、俺からの支援要請を拒否するつもりか!?
 彼女作りを応援すると言っているのに!!

「だが、虹心!」
「俺は、―――」

「お待たせ~~。虹心ちゃん!」

 俺が虹心を説得させようとしたタイミングで、陽葵先輩が戻って来てしまう。
 陽葵先輩が戻って来てしまったので、俺と虹心のとの会話も終わりに成ってしまう。

「じゃあ、虹心ちゃん。場所を教えるね~~♪」
「この駅から―――」

「はい。はい。―――」

 陽葵先輩が和やかな表情で、虹心に新倉洋菓子店の場所を教え始めて、虹心はそれを笑顔で聞いている。
 俺は澄ました表情で、グラスに入っているアイスティーをストローで飲み始める。

(虹心からの支援が期待出来ないと成ると……俺一人で挑まなければ成らないのか…)
(陽葵先輩は優しい人だからきっと、話し掛ければ普通の対応をする人だろう!)
(日本軍のカミカゼには成らない筈だ!!)

(けど、陽葵先輩と言葉のキャッチボールが出来ても、杓子定規の対応をされたら意味が無い!)
(俺は好意を求めて、陽葵先輩に話し掛けるのだから…)

「ありがとうございます。先輩!」
「凄く分かりやすかったです!!♪」

「いらっしゃーませ~~♪」
「あら、こんにちは、速見さん!!」
「お久しぶり~~。今日は七瀬ちゃんも―――」

 俺が頭で考えている間に、陽葵先輩は虹心に場所を教え終わったようだ。
 喫茶店内も、常連さんだと思われる人達が入り始め、真優美さんの陽気声が聞こえてくる。

 俺には残された時間は、もう無い!
 少しでも、陽葵先輩と交流を深めないと!!
 だが、虹心は和やかな表情で俺に話し掛ける。

「さて、兄ちゃん!」
「大分、真優美さんの店にお邪魔しちゃったし今、譲羽先輩から聞いたらケーキ屋さんの閉店は18時半だけど、ケーキ売り切ったら店を閉めちゃうんだって!!」
「だから、そろそろ行こうか!!」

(虹心は遠慮無く、俺の梯子はしごを外すな!!///)
(俺はまだ、陽葵先輩とろくに会話をしていないんだぞ!!///)
(本当に虹心は、俺への支援をしないのだな……)

 だがこのまま、虹心の言葉を了承して、俺は席を立つ訳には行かない。
 今日、陽葵先輩と面識が出来たが、学園内で気軽に声を掛けられるレベルでは無い!!

 今どうしても……この場で、橋頭堡きょうとうほを築かなければ!!
 俺は決死の覚悟(!?)で、陽葵先輩に緊張した表情で話し掛ける。

「あっ、あの……譲羽先輩!」
「譲羽先輩の趣味は何ですか…?」

 無理矢理出した言葉が、相手の趣味を聞く言葉で有った……だって、それしか思い付かなかったから…///

「えっ!? 趣味!!」
「三國君は、私の趣味を知りたいの…?」

 陽葵先輩も不思議そうな表情と言うより、不信感を持った表情で言う!!
 俺はこのまま……花と散って仕舞うのだろうか……
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