俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第3章 身近すぎる異性との関係

第284話 刺身とケーキ その2

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「まぁ……良いことでは無いけど、新しいお菓子屋さんを見付けたんだ!」
「お兄ちゃんは知っている?」
「新倉洋菓子店と言う、お菓子屋さん!♪」

 虹心は笑顔で兄に言う。
 兄は、俺と虹心二人で、真優美さんのお店に行ったことを知らないし、虹心もそれを兄に話そうとはしない。

「……新倉洋菓子店…!」
「あぁ……何となく知っている!」
「駅前商店街の奥に、有る店だろ!!!」

 兄は、何かを思い出す表情で言う。
 何だ、兄は知っているのか!
 けど、兄は眉をひそめながら虹心に言い始める。

「大学生時代の時…。あの付近に親友宅が有って、よく駅前商店街を通っていたな!」
「その時に、新倉洋菓子店の横をよく通っていたよ!」
「だが、何時その横を通っても、賑わいを感じさせない店で有ったが、まだ有ったんだ…!」

「……お兄ちゃんが大学時代の時に、新倉洋菓子店はもう、閑古鳥が鳴いていたんだ…///」
「私も駅前商店街を通って行ったけど、人通りが全然無かったからね!///」

 兄の言葉の後。虹心は少し驚いた口調で言う。
 その時から、駅前商店街はすたれていたと言えば良いのだろうか?
 兄は澄ました表情で虹心に言う。

「……閑古鳥までは定かでは無いが、何時閉店してもおかしくなかった状態だ…」
「僕が最後に、店の横を通った時は『しばらく店を閉じます』と、閉じられたシャッターに貼り紙がして有ったからな!」

(時期的に……兄が最後に通った時期と、今日香ちゃんのおばあさんが亡くなった時期と重なるかも知れないな…)

 俺が心の中でそう思っていると、兄は穏やかな表情で虹心に言い始める。

「まぁ、その話しは置いておいて、晩ご飯にしよう!」
「僕もお腹が空いているし、虹心や武蔵もお腹が空いているだろう!!」

 兄は当然、俺と虹心が遅めの昼食を摂ったことを知らないからそう言う。
 そして、その事を隠す。俺と虹心。

「じゃあ、ご飯にしようか♪」
「お兄ちゃん!!」

 虹心は笑顔で兄に言う。
 俺も和やか表情で兄に言う。

「うん…。俺もお腹ペコペコ~~!」

 お腹ペコペコでは無いが、兄に気付かれない様にそう言っておく。
 兄は椅子に座る前に冷蔵庫に向かい、冷蔵庫から缶ビールを取り出して戻って来る。

 ……

『いただきます!』

 三人で食事前の挨拶をして、三人兄妹での晩ご飯が始める。
 今夜のメインは刺身で有る!
 マグロ・サーモン・タイ・タコの刺身が、大皿に盛り付けられていて、その大皿がテーブル真ん中に置いて有る。

 ご丁寧に虹心は、刺身に添える“大根のつま”まで、大根をかつらむきして用意した。
 家で食べる刺身だから、大雑把で良いと思うのだが……
 後は市販の玉子豆腐。豆腐・ワカメ・タマネギの“おすまし”で有る。

 俺と虹心は昼食が遅かったので、これで十分だが、兄の所だけは千切りキャベツが添えられたメンチカツが置いて有る。
 当然、兄の所だけにメンチカツが有るので、兄はそれに気付き、虹心に穏やかな表情で話し掛ける。

「虹心…!」
「どうして、僕の所だけにメンチカツが有るんだ?」

「それはね、お兄ちゃん!」
「お兄ちゃんだからだよ!!♪」

「私と兄ちゃんは夏休みだけど、お兄ちゃんは暑い中、お仕事をしているからね!♪」
「だから、お兄ちゃんだけの特別!!♪」

 虹心は嬉しい表情で兄に言っている。
 普段はこんな差別をしない。

 三國家は、料理に関しては平等だからで有る。
 家長だから一品増やす。怠け者だから一品へらすをしない!?

 肉や魚の大小は、やむを得ないが、極端なことを三國家ではしない。
 だが、兄は虹心に好かれていることを理解しているから、兄は困った笑顔で虹心に言い始めた。
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