俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第5章 個別ルート 伊藤亜紀編

第399話 武蔵の行方…… その1

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「……武蔵!」
「ちょっと……つら貸せや!」

 松田は俺の席に近付くと、チンピラ風の口調で俺に言って来る。
 だが、俺はとぼけるように松田に言い始める。
 俺の中でも松田達に対する、迎撃態勢は万全で有った。

「……?」
「どうしたの。松田…?」

「!」

「……お前さぁ~~。彩織の親友と付き合いだしたんだってな!」
「でもなあぁ~~、その親友が良くても、彩織が反対しているんだよ~!」

「だから悪いけどさぁ……武蔵の方から、その親友を振ってくれないか!?」

(いけ透け洒々落々言うな…)
(これを逆の立場で言ったら、お前は遠慮無しに俺をぶん殴ってくるだろ)

 俺の言葉で、最初は驚いた松田だが、その後は舐めた表情とチンピラらしい口調で俺に言う。
 そんな内容。飲めるわけが無いだろ。

 その間。岡谷君は“見て見ぬ振り”で教室を出て行き、高岡も“触らぬ神に祟りなし”の表情で教室を出て行く。
 松田グループは教室に居るが、今回の戦いには参加しない感じで有る。

 前回の岡谷君の効果が、まだ利いているのだろう。
 少し遅れて、二村も俺の側に来て、険しい顔つきで俺に文句を言い出す。

「三國君!」
「私からも言うけど、亜紀と別れて!!」
「三國君が亜紀以外の女と付き合うのは良いけど、亜紀と付き合うのは私が許せない!!///」

「……」

(そう、言われてもな…)
(どう、答えましょうかね?)

 俺がのんびりと構えているから、それを見た松田は苛立ちを感じたらしく、脅し掛けるように俺に言ってくる。

「武蔵~!」
「ふざけたこと抜かしていると、ぶん殴るぞ!!」

「……このご時世に、殴り合いですか。松田…?」
「俺は殴られたら直ぐに、出るところへ出るよ!」

 俺の中では、松田は勝てる奴と見ているから、少し舐めた表情と口調で松田に言う。
 少し、岡谷君が言うように低音も効かせた。
 お前が“虎の威を借る狐”なのは、こっちも知っているんだよ!!

「~~~(怒)」

 松田は、歯を剥き出しながら怒った表情をするが、このご時世は、先に手を出した方が負けなので有る。
 この状況を見た二村は、松田に耳打ちを始める。

「武……場所を変えよう!」

「あぁ……そうするか。彩織」
「教室では、証拠が残りすぎるからな…」

 何だか不穏なワードを聞いてしまった気がするが、小声だから一部しか聞き取れなかった。
 松田は睨み付ける表情と少し低音を効かせて、俺に言い始める。

「武蔵~~」
「ここで無く、他の場所で話そうぜ!」
「お前もみんなの前で、彩織の親友とかの話をしたくは無いだろ!!」

(もっともなことを言うな。松田…)
(担任は教室から居なくなったが、松田が直ぐに動いた所為で、やじ馬がかなり残っている)

 松田が、放課後直ぐに俺を確保しに来たのは、俺が一目散に逃げ出すと考えていたのだろう。
 だが、その所為で今日は普段以上に、ギャラリーと言う野次馬がいる。

「……分かったよ。松田」
「他の場所で話そう!」

 俺は渋々の表情で言って、席を立ち上がる。
 本当は場所移動をしたくないのだが、俺と亜紀に関する話しを無闇に、周りに聞かれたくは無い。

(今の二村は感情的に成っているから、何を言い出すか分からないからな…)

 俺はカバンは自席に置いたまま、松田と二村の後を付いていく。
 カバンを持っていっても邪魔に成るだけだ。

「……」

「……」

 だが、松田のグループは移動を始めず、教室内に留まる。
 今回のいくさに、松田は支配下達を使わないのか?

 ……
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