俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

文字の大きさ
401 / 657
第5章 個別ルート 伊藤亜紀編

第401話 武蔵の行方…… その3

しおりを挟む
 俺は右足を二村に踏まれているので、この状況では立ち上がることは出来ない。
 亜紀は俺の正面に居るが、松田は俺の左横に移動して、俺の髪の毛を右手で掴み上げる!!

「おい……武蔵~~!」
「このまま武蔵の髪の毛…。僕の手で引き抜いて上げようか~~!!♪」

「この場で全部。武蔵の髪の毛を抜いてハゲにして上げれば、亜紀ちゃんも絶望して逃げ出すかも知れないからね~~♪」
「そうだ、そうしよう~~!♪」

 松田は気持ち悪い表情と、嫌らしい口調で俺に言う。
 だが、松田は脅しの力で俺の髪の毛を引っ張っているから、わめくほどの痛さでは無い。

「……止めろ。松田…」
「それに、卑怯だぞ!!」

 俺は苦痛の表情で松田に言うが、松田は手を離すことは無く、俺を見下す表情と低い口調で言い始めた。

「何が、卑怯だ……武蔵」
「彩織の心をもてあそんだ奴が、言う言葉では無いよ…」

 二学期最初のピンチが、俺に訪れてしまった。
 絶体絶命と言いたいが、俺はこの状況を抜け出すことを出来るのだろうか。

「三國君…」
「私は、あなたを親友として見ていた時期が有るから、情けで最後のチャンスを上げる」

「亜紀と別れて……!」
「それが出来ないなら、私は三國君を追い詰めるしか無い」
「……こうやってね」

『スッ…』

「!!」

 二村は怒った表情では有るが、落ち着いた口調で俺に言った後。
 スカートのポケットから、有る物を手に取りだした。
 俺はそれを見て、驚いてしまう!!

(この馬鹿女…)
(スカートのポケットに、カッターナイフを仕込んでいたのか!!)

(元々、二村にそんな知恵は無いはずだが、松田が入れ知恵したか!)

「……二村。それで、俺をどうするのだ?」
「俺の顔を、傷物にでもするのか…?」

 俺は眉をしかめながらだが、冷静な口調で二村に言う。
 そして、二村は……不敵な笑みを見せながら言い始める。

「ふふっ……どうしようかね!♪」
「本当はこのまま三國君の首を切りたいけど、それをすると私の人生が終わるし、武にも迷惑が掛かる」

「今日のところはね……私が美容師さんに成って上げる!!」
「もちろん、タダだよ。三國君♪」

 最後の文章は悪意の有る笑顔で、何かを覚悟した意味で言った後。松田が掴んでいる俺の髪の毛部分に、カッターナイフの刃を振りかざした!!

「!?///」

『ジョリ、ジョリ、―――』

「!!!///」

「おぉ!!」
「良いねぇ~~彩織!♪」

 俺の髪の毛に、二村のカッターナイフで切られる感触が、ダイレクトに伝わる!
 この女本気マジだ!!

 刃も新品なんだろう。
 良く切れる!?

 松田も、二村の行動で歓喜する!
 松田が掴んでいた俺の髪の毛は、本当綺麗に切られたらしく、俺は頭部を引っ張られる痛みは無く成ったが、先ほどの感触からして、かなりの髪の毛が切られたはずだ!!///

「……ほれ。…武蔵~~!」
「彩織が切った…。武蔵の髪の毛だよ~~!♪」

 松田は顔を“にやつかせながら”俺に、二村が切った髪の毛を見せながら言う!
 俺の髪の毛は、二村の手によって、5cm位は切られただろう!///

 川本キッドや信濃より、二村の方が遙かにヤバい奴決定だ!///

「~~~///」

 俺は此処で、事態の不味さと甘さに気付き、思わず涙顔に成ってしまう//////
 二村がこんな過激方法で攻めてくるなんて、俺は完全に甘く見ていた!//////
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件

暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!

春から一緒に暮らすことになったいとこたちは露出癖があるせいで僕に色々と見せてくる

釧路太郎
キャラ文芸
僕には露出狂のいとこが三人いる。 他の人にはわからないように僕だけに下着をチラ見せしてくるのだが、他の人はその秘密を誰も知らない。 そんな三人のいとこたちとの共同生活が始まるのだが、僕は何事もなく生活していくことが出来るのか。 三姉妹の長女前田沙緒莉は大学一年生。次女の前田陽香は高校一年生。三女の前田真弓は中学一年生。 新生活に向けたスタートは始まったばかりなのだ。   この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」にも投稿しています。

バイト先の先輩ギャルが実はクラスメイトで、しかも推しが一緒だった件

沢田美
恋愛
「きょ、今日からお世話になります。有馬蓮です……!」 高校二年の有馬蓮は、人生初のアルバイトで緊張しっぱなし。 そんな彼の前に現れたのは、銀髪ピアスのギャル系先輩――白瀬紗良だった。 見た目は派手だけど、話してみるとアニメもゲームも好きな“同類”。 意外な共通点から意気投合する二人。 だけどその日の帰り際、店長から知らされたのは―― > 「白瀬さん、今日で最後のシフトなんだよね」 一期一会の出会い。もう会えないと思っていた。 ……翌日、学校で再会するまでは。 実は同じクラスの“白瀬さん”だった――!? オタクな少年とギャルな少女の、距離ゼロから始まる青春ラブコメ。

この男子校の生徒が自分以外全員男装女子だということを俺だけが知っている

夏見ナイ
恋愛
平凡な俺、相葉祐樹が手にしたのは、ありえないはずの超名門男子校『獅子王院学園』からの合格通知。期待を胸に入学した先は、王子様みたいなイケメンだらけの夢の空間だった! ……はずが、ある夜、同室のクールな完璧王子・橘玲が女の子であるという、学園最大の秘密を知ってしまう。 なんとこの学園、俺以外、全員が“訳アリ”の男装女子だったのだ! 秘密の「共犯者」となった俺は、慣れない男装に悩む彼女たちの唯一の相談相手に。 「祐樹の前でだけは、女の子でいられる……」 クールなイケメンたちの、俺だけに見せる甘々な素顔と猛アプローチにドキドキが止まらない! 秘密だらけで糖度120%の学園ラブコメ、開幕!

サンスクミ〜学園のアイドルと偶然同じバイト先になったら俺を3度も振った美少女までついてきた〜

野谷 海
恋愛
「俺、やっぱり君が好きだ! 付き合って欲しい!」   「ごめんね青嶋くん……やっぱり青嶋くんとは付き合えない……」 この3度目の告白にも敗れ、青嶋将は大好きな小浦舞への想いを胸の内へとしまい込んで前に進む。 半年ほど経ち、彼らは何の因果か同じクラスになっていた。 別のクラスでも仲の良かった去年とは違い、距離が近くなったにも関わらず2人が会話をする事はない。 そんな折、将がアルバイトする焼鳥屋に入ってきた新人が同じ学校の同級生で、さらには舞の親友だった。 学校とアルバイト先を巻き込んでもつれる彼らの奇妙な三角関係ははたしてーー ⭐︎第3部より毎週月・木・土曜日の朝7時に最新話を投稿します。 ⭐︎もしも気に入って頂けたら、ぜひブックマークやいいね、コメントなど頂けるととても励みになります。 ※表紙絵、挿絵はAI作成です。 ※この作品はフィクションであり、作中に登場する人物、団体等は全て架空です。

彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。 彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。 ……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。 でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!? もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー! ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。) 略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)

クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。

桜庭かなめ
恋愛
 高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。  とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。  ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。  お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!  ※特別編4が完結しました!(2026.2.22)  ※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

処理中です...