俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第5章 個別ルート 伊藤亜紀編

第414話 モザイクアート制作 その1

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 ……

 松田達と2回目の争いをした翌日。
 俺は普通に学園に行き、普通の学園生活を……過ごすことが出来た?

 二村は含む松田達は、俺を完全無視するようには成ったが、クラス全体までは及ばず、俺の陰キャラ親友たちも呼応することは無かった。
 “こうもり”で有る高岡とも、今までと変わらない関係で有る。

 ……

 昨日の争いが、またもや噂話で流れてしまったが、これは良い方に転がり、俺への嫌がらせや悪意を感じる視線がパタリと止んだ!

 噂話を流したのは言うまでも無く、松田グループで有ろう。
 松田がグループ内に話して、そのグループから広がって行ったと……

 これは、亜紀みずからが俺へ告白したの情報も含まれ、更に亜紀が“おっかない”人で有るのも盛り込まれて、亜紀へ好意を持っていた連中は、素直に諦めたのか幻滅したのだろう!?
 美少女でも、攻撃的な美少女は要らないと!?

『私の嘘が、良い方に向かってくれて何よりだわ!』

『けどね……武蔵君』
『彩織の問題が無かったら、私が本当に先へ告白していたかも知れない…///』

 と、亜紀は少し嬉し恥ずかしそうな表情で、俺に言ってくれた。
 亜紀自らの意志で、俺と付き合うのだから、それに文句は言えないし、それに文句を付けたら亜紀から反撃を喰らうかもしれない!

 そんな感じで、俺は亜紀と学園内でも堂々と、付き合える関係に発展出来た。
 冗談抜きで、亜紀様々で有った!///

 ☆

 少し時は流れて……11月に入る。
 秋もすっかりと深まり……来月の第一週末に、葉月学園の葉月祭が開催される。

 自然と学園内も、葉月祭に向けて慌ただしくなり始める。
 中等部はクラス単位で動くが、高等部の場合は部・クラブ活動単位で動く。

 中等部の葉月際はクラス合唱や演奏。作品展示が中心に成るが、高等部の葉月祭は飲食・物品の販売が出来るので、高校生らしい学園祭が出来る。
 運動部系が“たこ焼き”などの飲食系模擬店を出し、文化部系は文化部らしいことをする。

 家庭科部なら、調理実習室で模擬喫茶店を開いたり、将棋クラブなら対局戦を開催したり、園芸クラブは野菜や花卉かきの直売をする。
 園芸クラブ員で有る小鞠ちゃんとは希薄に成ってしまったが、園芸クラブの名前の割に、高校農業科や農業大学並みのことをする。

 特に一番。葉月祭に力を入れているのは、幽霊部員の虹心が所属する演劇部で有る。
 演劇部はこの葉月祭の為に、有ると言っても過言では無いだろう。
 葉月祭での評価に依って、来年度の演劇部費が増減される噂話も有る?

 この時期だけの虹心は幽霊部員では無く、本物の部員に成る。
 だが、虹心は裏方なので表には出てこない。

『縁の下の力持ち』と言う奴だ。

 この時期の虹心は家事より、部の方が優先されるため、スーパーの惣菜品が増えたり、帰宅時間も普段と比べてやや遅くなる時も有る。

 高等部の葉月祭は部・クラブ活動単位で輪が出来るから、帰宅部は葉月祭の輪には入れないと言いたいのだが、帰宅部も高等部の葉月祭にちゃんと参加出来る。
 それが、モザイクアート制作で有る。

 モザイクアート制作は帰宅部の有志で制作されるが、責任者と言うか管轄は生徒会に成る。
 生徒会のモザイクアート担当者が、帰宅部の俺たちに指示を出して、モザイクアートを作っていく。

 モザイクアートは毎年違う物を制作するが、その前後の年に流行った物を作ることが多い。
 今年は全国で話題を呼んだ、“自滅の刃”のとある部分を、モザイクアート化するらしい。

 モザイクアートは大型に成るし、事前に作っても邪魔に成るだけなので、葉月祭直前に制作が開始さるが、それでも数週間は掛かるので、11月始め辺りからモザイクアートの制作が始まる。

 ……

 そして、今日はその初日。
 今日の授業も問題なく終わった俺は、そのまま帰宅では無く、俺も葉月祭の輪に飛び込んでいく!

「三國~~」
「モザイクアート制作に行こうか!」

 高岡も俺と同じようにモザイクアート制作に参加するため、和やかな表情で声を掛けてくる。
 当然の言葉は変だが、岡谷君は参加しない。

 高岡が声を掛けてきたが、俺はとある人と待ち合わせをしていた……
 その人も、モザイクアート制作に参加をする。
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