俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第5章 個別ルート 伊藤亜紀編

第423話 三國家でお家デート その1

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「そりゃね…」
「此処に来る前に桃香を連れて『撫子なでしこ』へ手土産のクッキーを買いに行ったのだから、真優美さんは笑顔で探りを入れてくるよ…」

『あら?♪ 亜紀ちゃん!』
『桃香ちゃんと一緒に、お土産もって何処へ行くの?♪』

「私と桃香は普段『撫子』のクッキーを、おやつ代わりで家では食べないから…」
「私も真優美さんとは昔からの付き合いだし、真優美さんも武蔵君のことはかなり気に入っていたからね!」

「そうか…。真優美さんに教えてしまったのか。亜紀…」
「まぁ……いずれは知られることだし、真優美さんもそれを望んでいた感じがするからな」

 亜紀は穏やかな表情で俺に話し、俺は納得した表情で亜紀に話す。
 だが、亜紀が真優美さんに話したと言うことは、真優美さんの性格上。陽葵先輩の耳にも入っているだろう。

 俺と亜紀が正式に、付き合いだした事を……
 これで、陽葵先輩が俺を気に掛けることは、無く成ってしまうだろうが、何だかもったいない気がした!?

 ……

 俺は亜紀たちを、駅から俺の家への案内を始める。
 俺の横には亜紀がいて、虹心の横には桃香ちゃんがいる。
 この間は、込み入った会話はしなくて、世間話や雑談をしながら俺の家に向かう。

 ……

「おじゃまします…」

「おっじゃましまーす!♪」

 俺の家に到着した亜紀と桃香ちゃんは、玄関の上がりがまちから上がる時。亜紀は澄ました表情で言いながら上がり、桃香ちゃんは笑顔で言いながら上がる。

 此処からが亜紀とのお家デートと言いたいが、今日の場合はデートでは無く、普通に遊びへ来たに成るだろう。
 俺たち四人は、玄関からリビングに向かう。

『ガチャ!』

 俺が先頭で、リビングのドアを開けて中に入って行く。
 その後を亜紀、桃香ちゃん、虹心と続いて入って行く。

「……まぁ。適当にソファーへ座って!」
「亜紀と桃香ちゃん!!」

 亜紀と桃香ちゃんに俺は和やかな表情で、リビングに有るソファーに座るように促すが、亜紀は澄ました表情で俺に聞いてくる。

「……適当って、武蔵君」
「武蔵君の家も、指定席が有るのでしょ?」
「勝手には座りにくいよ…///」

「まぁ……有ることは有るけど、俺と虹心が定位置に座ってしまうと、亜紀と桃香ちゃんは一緒に座れないと思うから……」

 俺は少し困った表情と、歯切れの悪い口調で亜紀に言う。
 亜紀だけだったら、父親の場所に座って貰うのが筋で有るが、今日は桃香ちゃんも居るから、そうすると桃香ちゃんは、母親か兄(航平)の場所に座って貰うことに成る。

 俺の家のソファーは、L字型ソファーで有るから、俺と虹心が定位置で座ると、亜紀と桃香ちゃんは微妙な席位置に成る。
 すると、虹心が和やかな表情で、亜紀たちに向けて話し始める。

「亜紀さんや桃香ちゃんは、こちらの方へ座ってください!」

 虹心はそう言いながら、亜紀たちの誘導を始める。
 虹心が指し示したソファーは、虹心と兄の定位置で有るが、その場所に亜紀と桃香ちゃんを誘導する。

「…流石、虹心ちゃんだわ!」
「武蔵君より、的確に指示が出せる!!」

 亜紀は理解した表情と、張りのある口調で虹心に言いながら、虹心に言われた場所に座り、桃香ちゃんも亜紀の横に座る。

「…………」

 俺の面目は丸つぶれで有った。
 俺は微妙な表情のまま、自分の定位置に座る。

 その時に、亜紀からのお土産で貰ったクッキーをテーブルに置く。
 虹心はソファーに座ろうとはせずに、俺たちに向けて和やかな表情で話し始める。

「今からお茶の用意をしますけど、亜紀さんや桃香ちゃんは何を希望しますか?」
「コーヒー、紅茶、緑茶、市販品ですが、ミルクティーやコーラも有ります!」

 虹心は、本当に出来た妹で有る。
 お客さんと成る、亜紀と桃香ちゃんに飲み物を尋ねている。

「悪いね……虹心ちゃん」
「じゃあ、私は……」

 亜紀が虹心に向けて、穏やかな表情で飲み物を伝えようとすると、桃香ちゃんが笑顔で虹心に話し始めた。
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