俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

文字の大きさ
444 / 657
第5章 個別ルート 伊藤亜紀編

第444話 葉月祭の昼食 その1

しおりを挟む
(どっちが良いかと言えば、昔の方の葉月祭が良かった…)
(けど、その分。地域外からの一般来客者も減ったから、治安も良くなり学園らしい祭りに成った)

 学園生だけが楽しむ葉月祭なら、今のやり方の方が良いだろう。
 葉月祭は地域貢献も含まれているが、メインはやはり学園生だから……

「……私は、真優美さん時代の葉月祭を知らないけど、そんなに賑やかで有ったんだ!」

 真優美さんの言葉の後。亜紀は少し驚いた表情で真優美さんに言う。
 俺は自宅から徒歩圏内に葉月学園が有るが、亜紀の場合は自宅から電車で通学している。

(小学生時代の亜紀が、葉月学園の学園祭を見に行くために、態々わざわざ電車に乗って見に行くことは少ないからな…)

『本日のご来場。誠にありがとうございます!』
『―――葉月学園演劇部は、これからも邁進まいしんして行きます!!』

 亜紀と真優美さんが話している間に演劇部の舞台挨拶は、演劇部長が締めの言葉を言っている。
 裏方に成る虹心もステージ上には居るはずだが、後方の立ち位置に成るため、キチンと見ることが出来ない……

(演劇部の演劇を初めて見たが、本当に大所帯だな!)
(けど、劇の準備期間以外の時期は、かなり無駄な人員に成りそうだな!///)

 何処の部やクラブでも定員は必ず有るが、演劇部の場合は定員が無いらしい。
 だからこそ、虹心のような幽霊部員も生まれる。

(まぁ……演劇部の話しは此処までにして、これからは昼食の時間だよな!)

『パチ、パチ、―――♪』

『パチ、パチ、―――♪』

 演劇部部長の言葉の後。ホール内から拍手が湧き上がる。
 これで演劇が、本日の終演を迎えたのだろう。

『ぞろ、ぞろ、―――』

 演劇を鑑賞していた人々が立ち上がり、出口に向かう中。俺は真優美さんに穏やかな表情で話し掛ける。

「真優美さんは、この後どうしますか?」
「もし、よろしければ、俺たちと一緒に昼食でも……」

「お気遣いありがとう。三國君!♪」
「三國君と亜紀ちゃんで、学園祭の昼食を楽しみたい所だけど、陽葵と待ち合わせをしているのよ!///」

 真優美さんは和やかな表情で俺に話す。
 どうやら、先客が居たようだ。

(そう言えば……陽葵先輩は何をしているのだろう?)
(ついでに聞いて見るか!)

「真優美さん!」
「陽葵先輩と待ち合わせと言うことは、陽葵先輩は何かをしていたのですよね?」

 俺は和やかな表情で真優美さんに質問をすると、真優美さんは穏やかな表情で質問を答え始める。

「陽葵は生徒会のボランティアをしているのよ。あの子は前期、生徒会だったでしょ!」
「葉月祭実行委員会が、現生徒会だけで運営出来るわけが無いから、生徒会経験者達がボランティアで携わるのだよ」

「陽葵先輩は、生徒会のボランティアをしているのですか!」
「生徒会経験者は大変ですね……」

 俺は、気遣う表情で真優美さんに言う。
 すると、真優美さんは笑顔で俺に言い始める。

「そんな顔をしなくても良いわよ。三國君!」
「生徒会だって陽葵が望んで活動したわけだし、このボランティアだって陽葵は楽しくやっているそうだから、変な心配はしなくて良いよ!!」

「そっ、そうですか…///」

 俺は恥ずかしそうな表情で、真優美さんに言う。
 真優美さんは和やかな表情で、俺と亜紀に向けて話し始める。

「じゃあ、亜紀ちゃんに三國君!」
「私はこれで失礼するけど、後は二人で楽しい葉月祭を楽しんでね!♪」

 真優美さんは言葉を終えると席を立ち上がる。
 俺と亜紀は真優美さんにそれぞれが、和やかな表情で声を掛け始める。

「ありがとうございます。真優美さん!」

「真優美さんも、陽葵さんと葉月祭を楽しんでください!」

「ありがとう。二人共!♪」

 真優美さんは笑顔で俺と亜紀にお礼の言葉を言って、席から離れて行った。
 その姿を俺が見送っていると……亜紀が穏やかな表情で声を掛けて来た。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件

暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!

春から一緒に暮らすことになったいとこたちは露出癖があるせいで僕に色々と見せてくる

釧路太郎
キャラ文芸
僕には露出狂のいとこが三人いる。 他の人にはわからないように僕だけに下着をチラ見せしてくるのだが、他の人はその秘密を誰も知らない。 そんな三人のいとこたちとの共同生活が始まるのだが、僕は何事もなく生活していくことが出来るのか。 三姉妹の長女前田沙緒莉は大学一年生。次女の前田陽香は高校一年生。三女の前田真弓は中学一年生。 新生活に向けたスタートは始まったばかりなのだ。   この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」にも投稿しています。

彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。 彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。 ……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。 でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!? もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー! ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。) 略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

この男子校の生徒が自分以外全員男装女子だということを俺だけが知っている

夏見ナイ
恋愛
平凡な俺、相葉祐樹が手にしたのは、ありえないはずの超名門男子校『獅子王院学園』からの合格通知。期待を胸に入学した先は、王子様みたいなイケメンだらけの夢の空間だった! ……はずが、ある夜、同室のクールな完璧王子・橘玲が女の子であるという、学園最大の秘密を知ってしまう。 なんとこの学園、俺以外、全員が“訳アリ”の男装女子だったのだ! 秘密の「共犯者」となった俺は、慣れない男装に悩む彼女たちの唯一の相談相手に。 「祐樹の前でだけは、女の子でいられる……」 クールなイケメンたちの、俺だけに見せる甘々な素顔と猛アプローチにドキドキが止まらない! 秘密だらけで糖度120%の学園ラブコメ、開幕!

サンスクミ〜学園のアイドルと偶然同じバイト先になったら俺を3度も振った美少女までついてきた〜

野谷 海
恋愛
「俺、やっぱり君が好きだ! 付き合って欲しい!」   「ごめんね青嶋くん……やっぱり青嶋くんとは付き合えない……」 この3度目の告白にも敗れ、青嶋将は大好きな小浦舞への想いを胸の内へとしまい込んで前に進む。 半年ほど経ち、彼らは何の因果か同じクラスになっていた。 別のクラスでも仲の良かった去年とは違い、距離が近くなったにも関わらず2人が会話をする事はない。 そんな折、将がアルバイトする焼鳥屋に入ってきた新人が同じ学校の同級生で、さらには舞の親友だった。 学校とアルバイト先を巻き込んでもつれる彼らの奇妙な三角関係ははたしてーー ⭐︎第3部より毎週月・木・土曜日の朝7時に最新話を投稿します。 ⭐︎もしも気に入って頂けたら、ぜひブックマークやいいね、コメントなど頂けるととても励みになります。 ※表紙絵、挿絵はAI作成です。 ※この作品はフィクションであり、作中に登場する人物、団体等は全て架空です。

バイト先の先輩ギャルが実はクラスメイトで、しかも推しが一緒だった件

沢田美
恋愛
「きょ、今日からお世話になります。有馬蓮です……!」 高校二年の有馬蓮は、人生初のアルバイトで緊張しっぱなし。 そんな彼の前に現れたのは、銀髪ピアスのギャル系先輩――白瀬紗良だった。 見た目は派手だけど、話してみるとアニメもゲームも好きな“同類”。 意外な共通点から意気投合する二人。 だけどその日の帰り際、店長から知らされたのは―― > 「白瀬さん、今日で最後のシフトなんだよね」 一期一会の出会い。もう会えないと思っていた。 ……翌日、学校で再会するまでは。 実は同じクラスの“白瀬さん”だった――!? オタクな少年とギャルな少女の、距離ゼロから始まる青春ラブコメ。

お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?

すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。 お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」 その母は・・迎えにくることは無かった。 代わりに迎えに来た『父』と『兄』。 私の引き取り先は『本当の家』だった。 お父さん「鈴の家だよ?」 鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」 新しい家で始まる生活。 でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。 鈴「うぁ・・・・。」 兄「鈴!?」 倒れることが多くなっていく日々・・・。 そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。 『もう・・妹にみれない・・・。』 『お兄ちゃん・・・。』 「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」 「ーーーーっ!」 ※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。 ※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 ※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。 ※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)

処理中です...