俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第5章 個別ルート 伊藤亜紀編

第471話 兄妹の会話

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「兄ちゃんは……亜紀さんのお母さんに、気に入られなかった様だね///」

「……虹心も気付いていたか!」
「亜紀の母親は虹心とは話したが、俺は無視したからな……」

 虹心は困った微笑み表情で俺に言った後。俺は眉をひそめながら虹心に話す。
 虹心は『仕方ないよ』の表情で、俺に話し始める。

「亜紀さんも敢えて、兄ちゃんを紹介しようとはしなかったし、桃香ちゃんも兄ちゃんとは親しいことを隠していた…」
「亜紀さんはまだ、兄ちゃんと付き合っていることを両親に知られたくは無いんだね///」

「はぁ~~」

「そうかも知れないな…。亜紀自身も気付いているからな」
「身分が違いすぎることを……」

 俺は溜め息を吐いた後。悩んだ表情で虹心に言う。
 身分と言うのは三國家の両親と、伊藤家の両親のことでは無く、俺と亜紀の身分で有る。

 同じ葉月学園生で有るが俺は普通コース。亜紀は特進コース生で有り、学園後の進路も亜紀は地域No.1である名大なだいを目指しているし、それが実現する確率もかなり高い!

 それに対し、俺は提携私立大学を目指しているから、俺と亜紀は身分不相応と言われかねない。
 虹心は穏やかな表情で、俺に話し始める。

「兄ちゃん。外で話しても寒いし家に入ろう」
「愚痴は幾らでも、聞いて上げるから!」

「愚痴なんて無いんだがな…」

 俺は複雑な表情をしながら虹心に言う。
 俺は亜紀がタイプだから好きで有るが、亜紀は俺のどの部分を、本当に好きに成ったのだろうか?

 真面目で優しいとか、妹(虹心)想いで好きに成ったと亜紀は言っているが、俺と亜紀の関係は面白いほど、体に関する発展の気配が無い!///
 亜紀がそのような行為を求めていないから、俺も手を出しにくい部分も有るけど、この状況ではいずれ破局を迎えるか、今流行はやりのNTRで、俺は赤の他人に亜紀を寝取られてしまうだろう!///

(正月は亜紀と初詣とかに行きたいが、亜紀と桃香ちゃんは家族で過ごすと言っていたな…)

 伊藤(亜紀)家の正月は、家族みんなで過ごすのが定番だそうだ。
 家族でお節料理を食べ、親戚への挨拶回りをしたり初詣に行ったりする。
 その間は亜紀や桃香ちゃんも、誰かの家に遊びに行ったり呼んだりはしないそうだ。

 それは三國家も、ほぼ同じで有る。
 けど、俺の父親は勤務の関係で単身赴任先からは戻って来られないし、母親も年末年始が関係ない仕事であるから、三國家の場合は三人兄妹で過ごす。

 だが、兄の航平は彼女が居るので、初詣だけは彼女と一緒に行くが、彼女を三國家に上げたりはしない。

 ☆

「わぁ~~、兄ちゃん!」
「本当に羽が伸びるね~~♪」

『びよ~ん』

『びよ~ん』

「面白い~~♪」
「この緩い表情も、私好み~~♪」

 玄関からリビングに戻った俺は、クリスマスプレゼント交換で桃香ちゃんから貰った、ぴよぴよさんぬいぐるみを虹心にプレゼントする。
 虹心も素直に貰ってくれて、ぴよぴよさんの羽を伸ばして笑顔で遊んでいる。

「……けど、兄ちゃん。本当に貰って良いの?」
「このぬいぐるみ、結構ストレス解消に良いよ!」

「顔も可愛いし♪」
「……けど、ク○カードは上げないからね!」

 虹心は“ぬいぐるみ”で遊びながら、俺に笑顔で言う。
 虹心のストレスをその“ぬいぐるみ”にぶつけてくれれば、俺への攻撃や八つ当たりは多少減るだろう!?

 そして最後の文章は、表情を険しくさせながら言う虹心。
 本音は欲しいが……俺は虹心の兄である!
 虹心が亜紀から貰ったプレゼントを、俺が奪い取っては駄目で有る!///

「……喜んで使ってくれる方が、ぴよぴよさんも喜ぶだろう!」
「けど、余り引っ張る過ぎると羽がちぎれるぞ(汗)」

 俺は穏やかな表情で、ぬいぐるみで遊んでいる虹心に言った。

 ……

 桃香ちゃんから貰ったプレゼントを虹心に上げてしまったので、俺は実質2,000円の損失で有るが、俺の部屋でホコリを被らせるぐらいなら、虹心に遊んで貰った方が余程良い。

 クリスマスパーティー自体は成功を収めているが、俺と亜紀の関係は進まずに終わってしまっている。
 今度、亜紀と会えるのは三学期初日で有る。それまではRailでの遣り取りが中心と成るが、SNSに余り興味が無い亜紀はRailでの会話が弾むことは無く、上司と部下のような連絡に成っていしまう!///
 もちろん、俺が上司役に成る訳だが///

 彼女が出来た年末年始を俺は迎えた訳であるが、亜紀と会えるイベントは今日で終わってしまい、残りの期間は妹で有る虹心と、年末年始を過ごすことに成りそうだ……
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