俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第6章 個別ルート 譲羽陽葵編

第580話 メープルの山 その6

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 メープルの山。アトラクションエリアは、トランポリンや芝生で滑る芝すべりなど簡易的な物から、ゴーカートやミニSLなどの乗り物も有り、農業公園らしく釣り堀も有った。
 けど、釣り堀で釣った魚を焼いて食べたりまた、持ち帰ったりは出来ない。

 もちろん。アスレチックやピクニック広場など、無料で遊べる遊具や広場も有る。
 そして、アトラクションの目玉に成る観覧車も有り、観覧車なら流石の陽葵先輩も拒否はしないだろう!?

「陽葵先輩」
「色々と有りますけど、どれで遊びましょうか!♪」

 俺は笑顔で、陽葵先輩に話し掛ける。
 だが、陽葵先輩は困った微笑み表情で、俺に話し始める。

「……大学生に成って、トランポリンや芝すべりを楽しむ年では無いし、ゴーカートを乗るのもね……」

「なら、陽葵先輩。釣り堀で釣りでもします?」

「武蔵君…。私は釣りの経験が無いよ///」

「あっ……そうですか(汗)」

 せっかく、アトラクションエリアに来たのに話が全然まとまらない。
 行き成り観覧車に乗っても良いが、この状況では良いムードが作りにくいだろう。

 ……

 仕方ないので、俺と陽葵先輩はアトラクションエリアをぐるりと歩きながら、陽葵先輩が興味を示した遊具で遊ぶ事に決める。
 俺一人で遊んでも仕方ないからな///

 だが、アトラクションエリアを一回りしたが、陽葵先輩が興味を示す乗り物や遊具は無かった。
 唯一したのはピクニック広場でベンチ休憩をして、そのエリアに有った売店で、焼きとうもろこしを食べたぐらいだ。

 焼きとうもろこし自体は美味しかったが///

「……」

「……」

 俺と陽葵先輩は現在。静かにベンチに座って、アトラクションエリアの景色を眺めている。
 平日のアトラクションエリアで有るから人気ひとけは少ないし、ピクニック広場の人もまばらで有る。

(これは不味いな…///)
(もう、観覧車の言葉を切り出すしか無いな!///)

 俺は勇気を振り絞って、少し恥ずかしい表情で陽葵先輩に話し掛ける。

「……陽葵先輩///」
「せっかく来たのですから、観覧車に乗りませんか…!///」

「何も乗らずに、このエリアから出るのはですし!!///」

 陽葵先輩は俺の言葉で顔を振り向かせ、きょとんした表情で呟き始める。
 ここで『武蔵君。私は高い所が苦手なの!///』とかは、言わないよね。

「観覧車…?」

「はい。そうです、陽葵先輩。観覧車です!」
「観覧車に乗りましょう!!」

「観覧車は激しいアトラクションでは有りませんから!!」

 俺は少し緊張しながら陽葵先輩に話す。
 けど、陽葵先輩の表情は、目を細めながら俺を見始める。

「……武蔵君と観覧車」
「……うーん。困ったな…」

 陽葵先輩は俺を見ながら何かを呟いているが、俺には聞き取れない。
 そして、陽葵先輩は呟きを続ける。

「何時かはこの時が来ると思ったけど、私も武蔵君の事は好きで有るし、武蔵君はそれを狙って観覧車を誘ったのだろう」
「覚悟を決めなければな……」

「あっ、あの……陽葵先輩……どうしましたか///」

 陽葵先輩の呟きが余りにも長すぎるから、俺は心配に成ってその表情で話し掛ける。
 だが、陽葵先輩は困った微笑み表情で、俺に話し始める。

「……良いよ。武蔵君」
「観覧車に乗りましょうか…!」

「あっ、はい!///」
「じゃあ、早速。観覧車に乗りましょう。陽葵先輩!!」

 俺はその言葉で、嬉し笑顔に成って陽葵先輩に話すが、俺はその時。陽葵先輩の表情を良く見ていなかった。
 陽葵先輩が喜んで、観覧車に乗らないことに……

 けど、陽葵先輩と観覧車に乗れる事と成った俺は、和やかな表情で立ち上がり、陽葵先輩を観覧車乗り場に誘い始める。

「あはは……///」

 陽葵先輩も困った笑いをしながら立ち上がり、俺と陽葵先輩は観覧車乗り場に向かう。

(これでやっと、2人の時間が作れる!)
(余り乗り気では無い陽葵先輩で有るが、観覧車の時間で一気に距離を縮めるぞ!!)

 俺はそう思いながら、陽葵先輩と観覧車乗り場に向かった!
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